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絆回廊 新宿鮫10 光文社文庫

Arimasa Osawa

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334768249
ISBN 10 : 4334768245
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2014
Japan

Content Description

「警官を殺す」と息巻く大男の消息を鮫島が追うと、ある犯罪集団の存在が浮かび上がる。中国残留孤児二世らで組織される「金石」は、日本人と中国人、二つの顔を使い分け、その正体を明かすことなく社会に紛れ込んでいた。謎に覆われた「金石」に迫る鮫島に危機が!二十年以上の服役から帰還した大男が、新宿に「因縁」を呼び寄せ、血と硝煙の波紋を引き起こす!

【著者紹介】
大沢在昌 : 1956年名古屋市生まれ。’79年「感傷の街角」で小説推理新人賞を受賞しデビュー。’91年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞、’94年『無間人形新宿鮫4』で直木賞、2001年『心では重すぎる』、’02年『闇先案内人』と連続で日本冒険小説協会大賞、’04年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞、’06年『狼花新宿鮫9』で日本冒険小説協会大賞、’10年に日本ミステリー文学大賞、’12年『絆回廊新宿鮫10』で日本冒険小説協会大賞、’14年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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登場人物の梶原は、どこかレイモンド・チャ...

投稿日:2021/04/10 (土)

登場人物の梶原は、どこかレイモンド・チャンドラーの「さらば愛しき女」に出てくる大鹿マロイを思わせる。 新宿鮫シリーズの中でも主要な登場メンバーに大きな変化が起こる点ではシリーズの転換点となっている作品だと思う。

さんたろう さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しんたろー

    シリーズ10作目は、昨今の中国人が席巻する東京と中国残留孤児が絡んだ話…事件自体は割と単純で驚きはなく、ゲストの掘り下げも今までで一番弱かったのが残念(トシミの純情ゆえの過ちは哀しかったが)。それよりも、鮫島にとって、衝撃的な別れが二つもやってきたことが本巻のキモだった。大きな味方を失った鮫島が、何を糧に生きてゆくのか今後の展開が気になるし、登場するであろう新キャラにも興味津々。薮、香田、ママフォースが健在なことを祈りつつ、8年ぶりの新作『暗約領域』が楽しみだが、その前に番外編の短編集を読まなくては!♬

  • KAZOO

    新宿鮫シリーズ第10作目ですね。私は、大沢さんのホームページか何かで、毎週連載されるのを読んでいてハードカバーがでたときには読みませんでしたが、今回文庫版になって再読です。やはり、いつもながら読み直しても楽しめます。今回は特に最初のころからの相棒とでも言うべき人物がいなくなり、恋人もとも別れてということで終了かなとも感じたのですが、「金石」というグループの決着がまだつかないこともあって続くことを祈っています。

  • keiトモニ

    2012年6月に単行本で読んでたみたいで、本棚に追加したところ当時のしょうもない感想が出たようで、ナイスをいただいた皆様ありがとうございます。文庫本も同様しょうもない感想というより、久しぶりの新宿鮫の感慨に浸っているということで…う〜む。’12年ですから記憶に当然なく覚えてるのは鮫島と晶の名だけで、先日暗約領域を読んで桃井課長や藪氏を知った次第。再度単行本の感想“お礼参りの動機を疑問視するのは、なるほどと思いますが壮大なエンタメですから、楽しませてくれるだけで十分です”とわかったようなことを書いてますね。

  • Nao Funasoko

    昨年末から積読山脈を築いてた『暗約領域 新宿鮫XI』に取り掛かる前の復習として前作を再読。桃井の死や晶との別離とシリーズ中でもターニングポイントとなる作品だったなと読みだしてすぐに思いだした。それにしても新宿鮫シリーズはどれもそうだけれども表題のつけ方が秀逸。読了後、改めてタイトルを確認し唸ってしまった。

  • Makoto Yamamoto

    シリーズ10冊目。いつもタイトルが意味するものを考えてから読みだすが、今回もピッタリ。  鮫島を中心とする絆(晶・桃井・薮・香田)。敵役側の絆。これらが絡み合って事件・物語が進展。  複数の主要登場人物の思いが、独白のような形で出ているので、ついつい感情移入してしまう作品だった。  続編がありそうな雰囲気のエンディングだと思ったら、今年から続編が小説宝石に載っているそうな。 出版を楽しみである。

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