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0 people agree with this review 2025/04/28
今回再購入である。以前聴いた印象とかなり違っていた。(もっとも、装置、部屋も全く違うが)今回聞いた限りではかなり好印象。響きの美しさにセンスの良さが聞き取れ、リズム等を微妙に変えニュアンスに豊かさを生んでいるなど、以前に気が付かなかった部分が多い(当方の聴き方がまずかったのだろうと反省))。少なくとも、その後聴いたグード、ブッフビンダー、コワセヴィッチ、ゲルバーなどより私にはピッタリくる。ただ、最近聴いたヴェデルニコフ(数曲の録音しかない)のような深みには欠けるが、すっきりしながらも内容のある美しいリムの演奏に満足している。彼女の他のvolumeも再購入して聴きたくなった。(聴きながら、何故かシューリヒトの響きを思い出した。)
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0 people agree with this review 2025/04/27
3曲共に大変素晴らしい。ラヴェルなど、昔聴いたコニザー録音のウィウコミルスカと双璧と言っていいと思う。ドビッシ―もニュアンス十分で、ボべスコ(私の彼女に対する評価は一般より低い)やヌヴーより、この演奏に関する限り優れていると思っている。日本の、特にヴァイオリニストはもっと高く評価されるべきだと思う。
LPでもCDでも聴いたが、演奏としてはまずまずというところだろう。ただ、DGのステレオの再録があるのでこの演奏の意義はかなり薄れたのは確かだ。再録がとても素晴らしいので尚更である。惜しくも残念ながらアマデウスSQファン向けのCDだと思う。音はCDになって向上している。
0 people agree with this review 2025/04/26
ホワイトノイズのため音色が薄れているが、音質は透明感があり聴きやすい。音質の良さを採るか、音色等のニュアンスを採るかだが、装置との関連や聴き手の好みによるだろう。CC35の東芝初期盤やCE28(再発盤だが悪くない),ドイツ盤等あり、私はこの48年録音を5種持っているが、仏FALPの雰囲気はどのCDでも聴けない、と言ってしまえばそれまでだが、演奏自体は素晴らしい(特に終楽章)。43年や49年の演奏をより高く評価する人もいる。本CDはすっきりとした音質の良さが好み、評価の分かれるところかなと思う。
0 people agree with this review 2025/04/25
まるで18番中の18番といった、幼い時から身に着いた音楽を演奏しているかのような演奏である。こういう演奏を聴くと、やはりクラッシク音楽は西洋の音楽だなぁと思ってしまう。例えるなら、日本人の柔道家の柔道のようで、日本の技は外人柔道家(力が第一で技は第二という感じ)がまねしても出来ないようなものである。というのは、つい最近、漆原啓子女史のトリオのCD(美しくあたたかい温和な感じの演奏)を聴いたからである。良し悪しでなく好みもあろうが、どこか根本的な相違があるように思う。本演奏は美しく深く、微妙なニュアンスも十分あり、言うことなしであるが、聴いていてやや疲れる感じもするが、演奏、音共に星5。
まず有名なK331の第一楽章の静かな音の佇まいとみずみずしい高音に魅せられる。終楽章の(トルコ行進曲)はメルヘンの世界を奏し、私がこうして欲しいと思うりに強音、弱音共に鳴っている。ここでも中、高音の輝かしさが際立っている。ただし最後のバチは演奏も音楽も品を落としているようでいただけない。K545も同様で、実に愛らしい音の響き、これもお伽の世界を奏でているようで、私が聴いた最高の演奏である。K331はホロヴィッツの宇宙的響きの演奏も好きだが、グールド、内田、ラローチャ、スタイアー等あるが、通常聴くにはこのツァハリアスが一番の好みである。全曲、演奏者のセンスの良さが光っている。
当然ウィーン風でなくオーソドックスな響きのブルックナーの弦5重奏であるが、一分も聴けば紛れもなくブルックナーの音楽だと分かる。昔、この曲の作曲者は誰と思う?と友人の問うても答えられなかった。室内楽曲としても優れた作品だと思うが、演奏としては、ウィーンフィルのメンバーによる演奏のほうが良いかもしれないので、CDは2種あればよいだろう。本CDは他店で購入したが、最後の2分になって、ノイズや音飛びが激しくなってダメかと諦めていたが、精製水で4回拭いて珍しいことにきれいになった。
0 people agree with this review 2025/04/24
どの曲も素晴らしい演奏だと思う。有名な六重奏曲などメニューヒン盤と比べればはるかに密度の高い演奏だし、特に五重奏2番の弦のしなりなど聴いていて響きの豊かさに思わず唸ってしまうほどである。このセットは初期セットで音に厚みと潤いがありお勧めである。白っぽい絵柄の再発セット(未聴)は音の点でやや劣る、と聞いている。
一般の評価とうり、演奏はトップと言っていいのだろう。この演奏は40年以上も前に東芝疑似ステLPで初めて聴いた。このCDはモノラルで、演奏のレヴェルの高さに変わりないと思うが、私としては疑似ステレオCDのほうが耳あたりが良く聴きやすい。CDでは疑似ステLPの輝いた響きは多少薄くなっている。モノラルか疑似ステか、装置とCDソフトの相性で変わると思う。(最近、ソフトと再生機器の相性が演奏に反映するのを経験したので)
0 people agree with this review 2025/04/23
ウィーンのブラームスでなく北ドイツのそれである。重く厚い雲が垂れ下がっているかのような響きであるが、出てくる音楽はニュアンス豊かで心に染み入る、正にこれぞブラームスと言いたい素晴らしい演奏だと思う。ケンプの小品集も明るく内容があり、私には演奏に甲乙つけがたいぐらい評価しているが。小品集ではグールドの演奏が人気があるが(私の好みではないが)、グールドファンの方も違いの大きさに驚かれると思う。これで3枚目だが、今にして知る、ヴェデルニコフというピアニストの素晴らしさ。何と内容の深い演奏家だと思う。
1 people agree with this review 2025/04/21
TOCE-6070でもっている、この3013は疑似ステだが聴きやすい。(モルダウ)を英10インチLPで聴いた時、離れて聴いていた姉が、(それ誰の演奏?) フルトヴェングラーだと答えると、(さすがね、素晴らしい)とのたまわった。そう、悠久の川の流れはチェコの歴史のながれ、その文化的美を100%うたったWFならではの名演。(カラヤンは小品でもうまい)と評した評論家故S氏はなにを聴いていらしたのか、見当違いも甚だしい。WFの創り出す音が永遠に流れる川の美を奏でている。他の演奏とは次元が異なる。
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0 people agree with this review 2025/04/21
音が鳴りだしたとたん、空気が一変した。なんと清澄で品のある演奏だろう。音そのものはごく普通のレヴェルだが、演奏に何とも言えない上品な香りがある。テイトはハイドン、モーツアルトのシンフォニーのCDをあらかた持っているが、このCDの演奏は今までに聴いたテイトのCDで最も素敵な雰囲気があり魅力がある。異演CD(マリナ―やヴェーグ等)とは次元の違いのようなものを感じている(モーツァルトにしては上品に過ぎるかと思うぐらい)。買っておいて良かった!
この半年間探していたCDでやっと入手できた。10数年まえ、一度購入したが手放してしまったCD。メインは(皇帝円舞曲)。WFのCDを持っているがワルターで最度ぜひ、と思った。ステレオCDのウィーン風の軽い演奏よりシンフォニックな演奏の(皇帝ワルツ)を聴きたかった(WFの演奏もとても好きで、むしろワルターよりウィーン風な響きがある)。曲によって出来不出来はあるだろうが満足である。ハンガリー舞曲も、他のCDも聴いているがワルターのは一違った味の濃さがあり、どの曲もスケール感とニュアンスが豊かで、やはり巨匠の演奏は素晴らしい。
0 people agree with this review 2025/04/20
本演奏をこの名曲の名演奏かどうか私には判断しかねる(と言いながら13種のCDを所持、聴いたのは20を超える)が、星5というのは好きだからである。最近聴いたCDではS.VLADARがとても良いと思った。好きなのは、ラローチャ、ヤコビーの女性の演奏(心なごみ、癒される)だが、常識的名演は、ルービンシュアインやプレトニョフだろう、が、私が選ぶ圧倒的な名演は、バックハウス・シューリヒトのルガーノライヴである。このグールドの(皇帝)特に印象深いものは聴かれないが、かえってそこが良く、素直に曲の良さを味わえ聞けるのが私としては好ましいのである。
0 people agree with this review 2025/04/19
初期CDの33CO-で所持。幸福度100%の音楽、演奏も言うことなし。聴いていて本当に楽しく、力の抜けたこんな明るく幸せに満ちた音楽をモーツアルトは創ったものだ、と思う。何も言うことなしの星5で音も大変良い。
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