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0 people agree with this review 2019/02/17
ティシチェンコの交響曲はソヴィエトにおける交響曲の歴史の上に生まれてきた作品であると強く感じる。 ソヴィエトにおいてどのような交響曲が生まれてきたかを知った上で聴くと、違う感想をいだくのではないかと思う。 それだけに、いきなりこの交響曲を聴いてもティシチェンコの意図が理解できないかもしれない。 この交響曲第5番はショスタコーヴィチへの追悼から生まれた作品で、その想いは第4楽章で強く感じられた。
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ミハイール・アレクサンドロヴィチ・クズミン。クズミンという響が何となく「くまモン」や「ひこにゃん」を連想させ、ゆるキャラのような親しみやすい名前だが、このジャケットに使われている絵からはクズミンの音楽はロシア・アヴァンギャルドに属するのかと思いきや、そうではなかった。 特に凝った音楽ではないようだが、ゆったりしたリズムとしみじみとしたメロディーで歌手が伸び伸びと歌えるような作品だ。 『アレクサンドリアの歌 第2部』第3曲の冒頭はリムスキイ=コルサコフの歌劇『金鶏』からの引用のようにも感じた。
1 people agree with this review 2019/02/17
ファリクの弦楽四重奏曲は20世紀の弦楽四重奏曲の傑作に数えられるのではないだろうか。 ショスタコーヴィチの弦楽四重奏団を越えているようにも感じる。 『弦楽四重奏曲第3番』はミニマル・ミュージックのような要素もあり、聴いていて癖になりそうだ。 個人的には『弦楽四重奏曲第5番』が一番優れていると感じた。ファリクは第4番と第5番で音色を深く追及しているようだ。 『弦楽四重奏曲第6番』は第1楽章が「ファンファーレ」、第2楽章が「レクイエム」となっていている不思議な作品。ファリクの中では親しみやすい作品だろう。現在活躍する弦楽四重奏団のレパートリーにいれて欲しいものだ。 これらの作品が魅力的に感じられるのはタネーエフ弦楽四重奏団の演奏の力も大きいと思う。
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今回が世界初録音になる『無伴奏チェロのための24の前奏曲』。 この作品はロストロポーヴィチの為に作曲されたがロストロポーヴィチが演奏する事はなかった。そこでヴァインベルグは若き才能あるチェリスト、マリーナ・タラソヴァにこの作品を捧げた。しかし、タラソヴァもヴァインベルグの存命中に全曲の演奏をすることは出来なかった。そして時は流れ、この録音によってやっと全体像が姿を表した。 『チェロ・コンチェルティーノ』は『チェロ協奏曲』の元になった作品で、完成度は勿論『チェロ協奏曲』の方が上だが、『コンチェルティーノ』もなかなか魅力的な作品だ。
0 people agree with this review 2019/02/06
なんて面白い交響曲だろう。 ストラヴィンスキイの作品番号1になる『交響曲第1番 変ホ長調』は19世紀のロシアの交響曲の総決算にあたる作品だろう。 第1、4楽章はグラズノフの交響曲第5番を参考にし、第2、3楽章はチャイコフスキイのバレエ音楽の影響が感じられる。 この交響曲は他の指揮者でも聴いたが、キタエンコのこの録音が一番、生き生きとして楽しい演奏だと思う。
1 people agree with this review 2019/02/04
近年はこうした企画BOXの国内盤が販売されなくなってしまって寂しい。 ベルリオーズ没後150年なので、一枚づつでも国内盤を出して欲しい。せめて録音自体が珍しい歌劇『ベアトリスとベネディクト』だけでも。 バレンボイムはドミンゴとサン=サースの歌劇『サムソンとデリラ』などの録音も残しているが、ベルリオーズの劇的交響曲『ロメオとジュリエット』のテノール・パートもドミンゴで録音してくれていたらなぁ。
0 people agree with this review 2019/02/04
これは名盤です。そしてとても興味深い企画だ。 指揮者としても活躍しているユーリ・セローフは知られざるロシア・ソヴィエトの作曲家の作品を多く録音しており、NORTHERN FLOWERSには歌曲の伴奏者として優れた録音がいくつかある。今後の活躍が楽しみな演奏家だ。 ミャスコフスキイの歌曲も珍しいが、グレチャニノフの歌曲が特に美しい。
0 people agree with this review 2019/02/03
ヴァインベルグは作品を知れば知るほど興味が増してくる作曲家だ。 歌曲に関しても印象に残る作品がある。ヴァインベルグ入門には交響曲や管弦楽曲、器楽曲より歌曲がいいかもしれない。 ピアノと声だけのシンプルな音楽だが、中身はヴァインベルグ独自のものになっている。 子供をテーマにした作品が並ぶが、『子供をあやしながら』はなかなかシリアスな内容の音楽だ。 歌曲全集が完結するのが待ち遠しい。
0 people agree with this review 2019/02/02
ドミンゴの声とウィーン少年合唱団のソロの子供の声とを聴いて感じたのは、少年の声はこれらの宗教曲に合っていて心を安らかにしてくれるのだが、ドミンゴの声が持つ人間的な表情がなく、説得力は少ないように感じた。しかし、透明感があり、純粋な響が美しい。 2曲だけだがウィーン合唱団の参加した曲もあり、ウィーン少年合唱団のファンよりもドミンゴのファンに贈る特別な企画だ。
0 people agree with this review 2019/01/31
ヴァディム・レーピンという世界的なヴァイオリンニストが録音を残してくれたことで作曲家カラーエフが注目される事を期待したい。 カラーエフは『ヴァイオリン協奏曲』も作曲していて、レオニード・コーガンの録音もあるが、是非レーピンも録音を残してほしい。 また、ロシア・ソヴィエトの知られざるヴァイオリン作品の発掘・録音を進めて欲しい。
0 people agree with this review 2019/01/30
『チェロ協奏曲』が素晴らしかった。 この作品はロストロポーヴィチとロジェストヴェンスキイによる録音もあるが、この演奏には現代におけるこの作品の新たな解釈が示されていると思われる。 『交響曲第20番』は一度聴いただけでは内容が掴みにくい音楽だが、それだけに注意して細かく聴き直すと様々な事柄が詰まっているような気がする。
0 people agree with this review 2018/12/28
ドミンゴはこのようなオペラ以外のジャンルのアルバムを沢山録音しているが、その中でも今回のアルバムは特に素晴らしいと感じた。これを越えるアルバムを今後も期待したい。 オペラ歌手がポピュラー・ソングを歌うアルバムはオーケストラ編曲(オーケストラ伴奏部分)が単調であったり違和感を感じることが多かったが、このアルバムでは歌とギターだけによるシンプルな曲が多く、オーケストラが入る曲ではバックに小さめの音で流れているのがいい。 この方が双方の演奏に集中でき、また双方の魅力を味わえるのでとてもいい。 ギターの独奏曲も収録されていて、パブロ・サインス・ビジェガスのギターも楽しめる。 ドミンゴの声は第1声から若々しく、まだまだ現役であることを証明している。残念ながらテノールのパートは歌わなくなったが、今後はフォーレの『レクイエム』のバリトンのパートやシューベルト、シューマン、マーラーなどの歌曲集も録音して欲しい。 いつかドミンゴの『冬の旅』を聴いてみたい!
2 people agree with this review 2018/12/26
CDの帯には「これぞスヴェトラーノフの真骨頂!」とあるが、まさにこの宣伝文句の通り、スヴェトラーノフの魅力が詰まった1枚。NHK交響楽団の演奏も素晴らしく、ロシア音楽入門のCDとしてもおすすめ。 自分の中ではつい最近の事のようだが、当時この演奏会(1999年2月26日)の放送をVTRに録画して繰り返し聴いた懐かしい思い出がある。ロシア音楽にどんどんはまっていった時期で、スヴェトラーノフにロシア音楽の世界の豊かさを教えてもらった気がする。 今回の企画でひとつ疑問に思うのは、グリンカの歌劇『ルスランとリュドミラ』序曲はラフマニノフの『交響曲第2番』とカップリングされているのだから、なぜこのCDにわざわざ同じ曲を入れたのだろう。せっかくなら1997年9月にN響を指揮した時のグラズノフの『抒情詩』を入れて欲しかった!
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0 people agree with this review 2018/12/18
シノーポリが指揮した歌劇『マノン・レスコー』にはコヴェント・ガーデン王立歌劇場での映像(1983年)もあるが、ライブであるためかシノーポリの指揮が噛み合っていない部分があるように感じられた。 この1984年の録音こそがシノーポリの理想とした演奏だろう。フィルハーモニア管弦楽団も素晴らしい。 デ・グリューを歌うドミンゴにはEMIでの1971年の録音もあるが、それはこもったような声になっていて、こちらの方が遥かに素晴らしい歌唱となっている。
0 people agree with this review 2018/12/17
この交響曲第7番の演奏はミスが意外と多く(特に第一楽章。)、スヴェトラーノフがテンポの変化を求めているような部分でオーケストラがついて行けていない所がある。本番でリハーサルと違う指揮をしたのだろうか? 第一楽章の後半は危うくバラバラになりそうな部分があり、聴いていてハラハラした。 それだけにスヴェトラーノフらしさが出た演奏かもしれない。(マーラーの交響曲第5、6番ではそれほどスヴェトラーノフらしさは強く感じられなかった。) 第2楽章でのカウベルの鳴らし方がも少し上手いことやってくれたらなという気がした。(特に鳴らし始めの部分。) 第5楽章ではやりすぎと感じられるほど金管や打楽器を鳴らし、最後にはテンポをゆるめてから加速する所はあまり感心しなかったが、個性的な演奏にはなっている。 ミスはあるものの、このような貴重な録音が商品化されたことがとても嬉しい。 今回のシリーズでスヴェトラーノフが指揮したマーラーの交響曲第5〜7番が発売されたが、第5、6番のCDでは解説書にスヴェトラーノフが指揮した時のエピソードなどが全く書かれておらず、この第7番の解説書だけに『フィルハーモニー』1997年9月号より、「エフゲニー・スヴェトラーノフ氏に聴く」、という文章が掲載されている。 第5、6番の解説書にもこのような文章を入れて欲しかった。
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