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Review List of レインボー 

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     2021/01/05

    フランスの指揮者、ピエール・デルヴォーがオペラの序曲や管弦楽曲を振った音源を復刻したもの。
    演奏は、コンセール・ラムルー管弦楽団、パリ・オペラ座管弦楽団、パリ音楽院管弦楽団、オランダ・フィルハーモニー管弦楽団の4団体を振っています。
    原盤はパテ・マルコーニ、HMV、コンサート・ホールソサエティ(ミュージカル・マスターピース・ソサエティ)で、恐らく板起こしのためどれも録音年代の割には良い音質とは言い難い。
    しかしそれを我慢すれば、聴こえてくるのは往年のフランスオケのサウンド全開の演奏。
    フランス音楽は意外に少なく、ドイツやロシアなどもありますが、いずれもデルヴォー独自の解釈とメリハリのある演奏が素晴らしい。
    キャリア初期はオペラ指揮者をしていたからか、オペラの序曲はライヴのように燃えた演奏もあり、デルヴォーもこういう演奏するのかと驚きでした。
    デルヴォーは単独の録音がCD化されるのは少なく2006年頃に東芝EMIで少しだけ復刻したぐらい、後は協奏曲や、オペラの伴奏といったものしかCDになっておらず、この盤は貴重です。
    万人におすすめではないが、少しでも興味があれば買ってみて良いかも知れない。

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     2021/01/04

    ユージン・オーマンディ指揮、フィラデルフィア管弦楽団の演奏で録音されたマーチ集。
    フィラデルフィア管弦楽団とはRCA復帰後にも録音しているが、これはコロムビア時代に録音されたLP2枚を収録したもの。
    今まで何度も出たオーマンディによるマーチ・アルバムはこのCD収録音源を切り貼りした物で、完全なCD化はこれが初との事。
    フィラデルフィア・サウンドと呼ばれたオーマンディ独自のサウンドを駆使したこのアルバムはどれも安定してゴージャスな楽しい演奏です。
    いずれも肩の凝らないマーチというジャンルですので気軽に聴けます。
    選曲はいわゆるクラシック・マーチ中心で、その分野の中の有名曲を集めた内容です。
    録音は年代を考えれば殆どがいい音です。

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     2021/01/03

    ソヴィエトの作曲家、ニコライ・ミャスコフスキーの2つの交響曲を集めたCDです。
    まず最初に登場するのは、交響曲第1番で、これはゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮、ソヴィエト国立文化省交響楽団の演奏。
    さすがソヴィエトの巨匠、ロジェストヴェンスキーだけあり、その演奏は実に充実しているし、数少ない同曲の名演と言えるもの。
    もちろん分厚いロシアン・ブラスも健在だし、歌うとこは歌う。
    録音も意外と悪くない。
    2曲目は交響曲第19番を収録。
    古典的な吹奏楽のための交響曲作品としては、同じソヴィエトのコジェベニコフの交響曲第3番やフランスのフォーシェの交響曲に並ぶ名作。
    演奏は、ニコライ・セルゲーエフ指揮、ロシア国立吹奏楽団。
    この19番はミャスコフスキーの友人の軍楽隊長、イヴァン・ペトロフから委嘱されたもので、ペトロフが当時指揮していたモスクワ騎兵隊軍楽隊によって初演された作品。
    ペトロフは後にソヴィエト国防省軍楽隊の隊長に栄転し、同軍楽隊とこの曲の初録音を行なっている。
    ここで指揮を振ったセルゲーエフはペトロフが隊長時代に軍楽隊のバンドマスターを務めた人物で、ロシア国立吹奏楽団はペトロフが退官後に創設に関わった団体と、即ち初演者と縁のある演奏家による演奏なのである。
    幾つかあるこの曲の中でも、オリジナル編成での演奏で、パワーのあるその力強い演奏や、卓越した技術、理想的な音楽運び、そしてミャスコフスキーへの共感などなど、聴き手にあっという間に曲の魅力を伝えてくれるこの曲屈指の名演と言えるだろう。
    惜しくも音質は少しわるいのだが。

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     2021/01/02

    イタリアの指揮者、アルチェオ・ガリエラ指揮、フィルハーモニア管弦楽団の録音を復刻したアルバムです。
    ガリエラと言えばこんにちでは一般的に協奏曲の伴奏を担当している指揮者として有名です。
    しかし、ガリエラ単独の音源もあり、これはそれらを復刻したものです。
    協奏曲の録音を良く聴けばガリエラが実力のある指揮者であったかがわかりますが、この単独のアルバムでも、明るいサウンド、オーソドックスな解釈からエネルギーのある演奏を聴かせてくれます。
    当時名手揃いのフィルハーモニアのナチュラルな音色と腕前も素晴らしい。
    ガリエラ縁のイタリアに関連する曲を集めた2枚目が特に聴きどころで、スペイン奇想曲の鮮明でリズム感の良い演奏やロッシーニのエネルギッシュな序曲は見事。
    他にもボロディンやファリャ、ベートーヴェンなどの交響曲や管弦楽曲の録音を残したガリエラですが、CD化されているのは、本盤とレスピーギの作品集を別にすれば伴奏物ばかりであり、この盤をきっかけにもう少しガリエラにもスポットライトが当たれば良いなと思います。
    復刻に定評あるオーパス蔵だけあり、聴きやすい音です。
    海外の通販サイトでも評判の良いアルバムですが、発売元が2017年に発売したのを最後に、数年新譜を出しておらず、活動が停滞しているようなので、興味がある人は早めの入手をおすすめします。

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     2021/01/01

    アンタル・ドラティ指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で収録された、ヨハン・シュトラウス2世のワルツ集。
    ドラティの数多い録音歴の中でも、シュトラウスを含むウィンナ・ワルツの音源は幾つかあり、これもその一つである。
    ここでの演奏は独自の、ドラティ風のワルツとなっていて、悪くはないが、同時に強く印象に残る物ではない。
    最後に収録された、『南国のばら』これは、アーサー・フィードラー指揮、ボストン・ポップス管弦楽団の演奏だが、こちらの方が演奏としては良いだろう。
    基本的はマニア向きな一枚である。

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     2020/12/31

    ベートーヴェンの交響曲第9番を、ヤッシャ・ホーレンシュタインが、ウィーン・プロ・ムジカ管弦楽団を振って録音したアルバムです。
    VOXが1950年代にウィーンに出向いて録音していた頃の録音。
    このホーレンシュタインの第九はそこまで有名とは言えませんが、全体的に早めに引っ張って推進力のある演奏で、なかなかのものだと思います。
    ただ、オケは良いのですが、声楽陣が少々弱いと思います。
    1〜4楽章のオケパートが良いのでそう思うのかも知れません。
    パツァークとか大物も出ているんですが・・・
    録音は年代相応と言ったところでしょうか。

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     2020/12/30

    ポール・パレー指揮、デトロイト交響楽団の演奏によるワーグナーの管弦楽曲を集めたCDである。
    このコンビによる演奏ではフランス音楽の名演が特に有名であるが、ドイツ音楽にも名演を残している。
    このワーグナーも、なかなかの演奏で『ジークフリート牧歌』や『さまよえるオランダ人』の卓越したデトロイト交響楽団のアンサンブルは聴きどころ。
    すっきりとしたパレーらしい演奏は、ワーグナー嫌いの人にも良い意味で合うのではないだろうか。
    古い録音だが、年代を考えれば聴きやすいほう。

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     2020/12/29

    ドイツの指揮者、ヨーゼフ・カイルベルトが、ハンブルク国立フィルハーモニー管弦楽団を振って録音したブルックナーの交響曲第9番。
    カイルベルトは1908年生まれ、戦後はハンブルクとバンベルクというローカルで活躍、これからというときに亡くなったため、残念ながらあまり話題になる事はない。
    しかし、戦前はドイツの最も重要な15人の指揮者に数えられていただけあり、実力は高く、残された数少ない音源を聴いてもハズレはない。
    このブルックナーも純ドイツ的な重厚な演奏が素晴らしく、同曲の名盤の一つだ。
    録音も年代の割に良好。

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     2020/12/27

    ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮、北ドイツ放送交響楽団、ナン・メリマン(A)フリッツ・ヴンダーリヒ(T)らによる、マーラーの『大地の歌』を収録したアルバムである。
    このCDの聴きどころはやはり、ヴンダーリヒであろう。
    その瑞々しい歌唱が素晴らしい。
    メリマンも常に安定してしていて素晴らしい。
    オケは歌手が歌っている時は伴奏にと言った感じだが随所にイッセルシュテットの解釈が入り、中々良い演奏です。
    モノラル録音で音質の悪さは仕方ないですが、やはり悪いです。

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     2020/12/26

    2008年、ドイツの指揮者、ヨーゼフ・カイルベルトの生誕100年を記念して発売された、巨匠カイルベルトの芸術シリーズの一枚で、ベートーヴェンの交響曲第7番をメインに、エグモントとレオノーレ第3番の2つの序曲を組み合わせたもの。
    カイルベルトはテレフンケンに第9を除くベートーヴェンの交響曲を録音しており、3つのオケを振り分けて入れている。
    この盤ではベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が演奏しています。
    演奏はカイルベルトらしい質実剛健な確かな演奏で、地味かもしれませんが最後まで聴かせてくれます。
    ただ良くも悪くもドイツ・オケらしい重厚なサウンドのおかげで、交響曲はリズムが重いと感じるかもしれません。
    他の録音ではそうでもないですが、7番はベートーヴェンの交響曲でリズムが一番重要な作品だと思うので、そこは気になりました。
    ただアンサンブルはさすが天下のベルリン・フィルだけあり上手い。
    録音は年代相応。

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     2020/12/25

    アメリカの指揮者、カーメン・ドラゴンと、ハリウッド・ボウル交響楽団のコンビはキャピトル・レコードの看板アーティストとして、クラシックからライト・ミュージックまで様々なジャンルの作品を収録した事で知られています。
    このCDは今の時期に相応しいクリスマスの曲を集めたアルバム。
    アメリカのクリスマスであるので、日本で有名な曲もありますが、讃美歌のような馴染みのない曲まであります。
    ドラゴンの演奏は実に豪快かつ繊細な演奏で、オーケストラを駆使したダイナミックな演奏です。
    ハリウッド・ボウル交響楽団もハリウッド映画の録音用オーケストラのメンバーからなる団体だったそうですが、大変に上手く聴かせてくれます。

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     2020/12/24

    アメリカの作曲家、ウィリアム・ヘンリー・フライの作品集。
    フライは1813年生まれでアメリカの作曲家では初めて交響曲を書いた人物との事。
    このCDに収録された曲は全て世界初録音で、トニー・ロウ指揮、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団の演奏で収録されたもの。
    メインは『サンタクロース交響曲』と『ナイアガラ交響曲』で、前者はクリスマスイヴからサンタが登場するまでを、後者はナイアガラの滝を音で表現したもの。
    交響曲とあるが実態は交響詩と言った方がわかりやすい。
    どちらも当時は型破りな作品だったと思われ、ティンパニを11台使ったナイアガラなど度肝を抜いたのではないかと思うが、今となっては刺激が少ないし、何より聴いているうちに飽きがくる。
    『マクベス序曲』『ザ・ブレーキング・ハート』は残念ながら記憶に残らない。
    ロウとロイヤル・スコティッシュ管の演奏は丁寧に演奏しており、大変に立派だが、そのため作品の限界も同時に出てしまったのではないだろうか。
    恐らく今後録音の機会は少ないと思うし、資料的なアルバムとしての価値の方が高いアルバム。
    1999年録音で、音質は良い。

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     2020/12/23

    アルトゥール・ロジンスキー指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団によって録音されたチャイコフスキーの管弦楽作品のアルバムである。
    収録曲は『くるみ割り人形』全曲と交響曲第4番である。
    ロジンスキーは、現在ではちょっと忘れられたというか現役盤も少なく、有名な音源がウラッハのモーツァルトのクラリネット協奏曲という伴奏物だが、存命時は多数のアルバムを発売し、それらは高い評価を受けている。
    このチャイコフスキーも分かりやすい音楽と、ロジンスキーに鍛えられたロイヤル・フィルの高いアンサンブルによってなかなか良い演奏に仕上がっている。
    録音年代はかなり古いが年代の割には音はまずまずなほう。

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     2020/12/22

    2008年に発売された巨匠カイルベルトの芸術シリーズの一枚。
    これはブラームスの交響曲第2番と第4番を集めたアルバム。
    カイルベルトは1968年に、これからという時期に亡くなった事もあってか、CDはそう多くはありませんが残された音源はなかなかの物。
    特にこの盤を含むテレフンケン録音は良い演奏が揃っています。
    テレフンケンに入れたブラームスの交響曲全集はオケが一つだけではなく三つあるのが特徴。
    この盤では2番がベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、4番がハンブルク国立フィルハーモニー管弦楽団となっています。
    2番はカラヤン時代のベルリン・フィルを振ったもので、合奏能力の高さはさすが1960年代の同オケならでは。
    4番はバンベルク響と並ぶ手兵であった、ハンブルグ国立フィルとの演奏で、こちらはやや格は落ちる物の、非常に良くオケが鳴っており、堂々した演奏である。
    両者、純ドイツ的な重厚感のあるサウンド、内声部までしっかり考えられた演奏、時に素朴な響きなど聴きどころは多く、隠れた名盤と言える。
    録音年の割には音はいいほう。

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     2020/12/21

    ヴァーツラフ・ターリヒ指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏でスプラフォンに録音されたドヴォルザークの交響曲第8番と交響曲第9番のCDである。
    いずれの作品もターリヒには旧録音があり、またそれぞれの曲の最後の録音です。
    ターリヒ晩年の録音で、こんにちの国際化したチェコ・フィルの音色とは違うスラヴ色の強いサウンドに、明晰なターリヒのタクトが冴えた演奏です。
    情緒豊かな雰囲気等チェコ・フィルの数多いドヴォルザークの9番や8番の音源の中でも名盤と言って良いでしょう。
    SP時代の古い録音に比べて音も良く、ターリヒのドヴォルザークを聴いてみたいという方はこの盤からおすすめです。
    とは言えモノラルなので、そこは注意しないといけませんが。

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