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TOP > My page > Review List of 白塗りのサル
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0 people agree with this review 2009/11/30
一人部屋の恐怖。 子供心に身近の恐怖を感じながらも、ついつい引き込まれてしまった。 「墓場鬼太郎」の妖怪のおどろおどろしさとは違う、「幽霊」つまり、人間の怨念を感じさせる身近な怖さがたまらなかった。
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山田太郎が一時期柔道をやっていたのを知らない人も結構いるんじゃないかと思う。 っていうか、ドカベン、山田太郎ろ知らない人も増えてきている。 隔世の館あり。
楽器を弾いた事のある方で、退職後のお暇な人と気に昔を思い出してちょっとやってみるのもいいのでは。
1 people agree with this review 2009/11/30
ビリー・ホリデー、ジュリー・ロンドン、サムシング・クール、ブラック・コーヒーetc BGMとして聞くのもいいし、でもどこから聞き始めていいのか分からない人にはこのような本を入門書として活用してほしい。
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音楽を聴くなら50年代のロックンロールやポップス。 音楽を演るなら、60年代のブルース・ロックを中心としたブリティッシュのバンド・サウンドがいい。 特にスリー・コードの単純な進行によりインプロビゼーションを演るときの快感はたまらない。 ビートルズでひとくくりにされる60年代ではなく、ブルース熱に侵されていた当時のロンドン音楽シーンに脚光を浴びた書籍の出版を望む。
カントリー・ミュージックのヒルビリー・バップ、ハンク・ウィリアムスに代表される演奏スタイルで黒人音楽であるブルースによるブルースコードを演奏したものがロカビリーと言われている。 サウンドで特徴的なのはギャロッピン・ギターという演奏スタイルであるが、これも基をただせば黒人ブルースによる、カントリー・ブルース・ギターの演奏に端を発するように思われる。 サウンドのもう一つの特徴であるドラムによる迫力のある刻みも、ルイ・ジョーダン等による黒人音楽のジャンプ・ブルースに似通った感覚を感じることもあり、白人が黒人のおいしいところをうまく融合した音楽スタイルであるようであるが、この音楽の魅力的なところは、後にも先にもない、ワン・アンド・オンリー的なサウンドに興味をひかれるものである。
オールウェイズ(三丁目の夕日)等で昭和30年代が脚光を浴びたが、当時の音楽シーンから昭和30年代に光を当てる仕事をしてくれる人はいないものだろうか。 ロカビリーというと実際にレコード化された楽曲を中心に話が運んでしまうが、それは当時の音楽文化のほんの一部に過ぎず、実際はジャズ喫茶を中心とする当時の熱い音楽事情を正確に再現した映像が少ない。 このような当時ブームの中心にいた人物の証言をもとに、ぜひ、映像化を望む。
2 people agree with this review 2009/11/29
アニメ化されると子供用に容姿まで変えられてしまうことがこの時期の作品には多い事は感じていたが、鬼太郎の原作がここまでオドロオドロシイとは知らなかった。
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0 people agree with this review 2009/11/29
作者の作品「エメラルダス」と「キャプテン・ハーロック」エピソードとして連なっている。 どの作品を視点に表現するかで雰囲気も変わってしまうように思えるが、ぜひ、煩雑な状態を打破するためにも作者にはこれぞ真説というような作品としてまとめてほしいと思ってるのは私だけだろうか。
009のようにアンドロイド物同様、人造人間であること、生身の人間ではないことに対する悲哀が感じられる。 作品全体に漂う悲壮感というか寂しげな雰囲気は作者のこの手の作品日通じるものなのかもしれない。 ピノキオを現代版に仕立てた、作者の意図として、人間になったことでハッピー・エンドになるはずが、人間になることにが必ずしも幸せになれるとは限らないということを、ピノキオへのアンチテーゼとしてこの作品で影のあるエンディングに表現しているように感じる。
テレビ放映当時全く意識していなかったけど、「Z」の意味って、ギリシャ神ゼウスだったのね。 永井豪の作品ってアニメ化のあと別の話のようにオリジナルが出てくるから油断できないね。
堕天使サタンの逸話とダンテの「神曲」を縦糸に新約聖書「ヨハネの黙示録」を横糸に紡ぎながらクライマックスには詩情を織りなす不朽の名作。 シレーヌとの戦いでは邪悪なイメージである「悪魔」とはまた違った角度から、ギリシャ神話の戦いの神にも通ずる「戦士」としての「悪魔」を映し出す。 それにしても勇者アモンを犠牲にしてまで不動明をデビルマンにしたてた理由が両性有具であるサタンの恋心からきているとは。 作者が意図したかどうかは不明だが、「天使のきまぐれ」という要素が盛り込まれており、あらゆる点で文学的要素の高い作品である。 「デビルマン」には知る人ぞ知る「番外編」というのがある。 所謂「外伝」もので時空を旅しながらその時代に現れるデーモンを不動明が退治するものであるが、勇者アモンと恋仲であったサモトラケの二ケを抹殺するなど結果的にはサタンに操られた時空の旅あった。 只、この「番外編」には歴史に対する独自の解釈が盛り込まれており、ヨーロッパ全土を火の海に誘った一人の男が売れない画家時代に搾取されたユダヤ人への呪いである等、人はきっかけ次第で悪魔になれることを表現している。 そういえば、「デビルマン」本編で不動明をかばったとして牧村家に災いが及ぶがこれも現代の「魔女狩り」を彷彿とされてりる。作者のメインテーマがここに隠されているようである。 「番外編」に話を戻すが、個人的にはぜひ旧「番外編」も含めた新作として新たな着想で歴史の考証をして頂き、本編のクライマックスで多くを語られていないエピソードを外伝にさりげない形で盛り込み発表して頂きたい。
0 people agree with this review 2009/11/28
戦後の本格長編探偵小説界に純文学畑から挑戦状を送りこんだ、純粋本格探偵小説。 前半部で推理的要素を文章の中に織り込み、公判開始前に読者に推理を挑戦する純然たる体裁を持った本格物に、江戸川乱歩は、自身の作「陰獣」のように作品全体に流れるシチュエーションに騙されたとの事。流石「堕落論」の作者らしく登場人物を堕落したひと癖ある人物に仕立て上げ一種独特な雰囲気をかもっしだしたのは流石。 前半部分だけで、犯人を見破った人もいたようだが、その中の一人に横溝正史がいたのも流石。
コミカルな探偵小説でデビューし、その後様々な視点でミステリーの範疇にとらわれず柔軟な作品を発表した作者の長編処女作。
昭和30年代、松本清張を代表とする社会派推理小説の向こうを張り、本格探偵小説とも一線を画すかのように本格物に、ロマンを融合するような作品を模索し続けた作家。後年「木枯らし門次郎」等で人気作家となる前の探偵小説への純粋さが見られる。
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