永井豪とダイナミックプロ

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デビルマン Kcdx 愛蔵版

永井豪とダイナミックプロ

User Review :5.0
(2)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784063754292
ISBN 10 : 4063754294
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2008
Japan

Product Description

永井豪デビュー40周年×週刊少年マガジン創刊50周年 ダブル記念特別企画!!
最強の名作 極厚1000P超えで登場!

Customer Reviews

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 堕天使サタンの逸話とダンテの「神曲」を...

投稿日:2009/11/29 (日)

 堕天使サタンの逸話とダンテの「神曲」を縦糸に新約聖書「ヨハネの黙示録」を横糸に紡ぎながらクライマックスには詩情を織りなす不朽の名作。  シレーヌとの戦いでは邪悪なイメージである「悪魔」とはまた違った角度から、ギリシャ神話の戦いの神にも通ずる「戦士」としての「悪魔」を映し出す。  それにしても勇者アモンを犠牲にしてまで不動明をデビルマンにしたてた理由が両性有具であるサタンの恋心からきているとは。  作者が意図したかどうかは不明だが、「天使のきまぐれ」という要素が盛り込まれており、あらゆる点で文学的要素の高い作品である。  「デビルマン」には知る人ぞ知る「番外編」というのがある。  所謂「外伝」もので時空を旅しながらその時代に現れるデーモンを不動明が退治するものであるが、勇者アモンと恋仲であったサモトラケの二ケを抹殺するなど結果的にはサタンに操られた時空の旅あった。  只、この「番外編」には歴史に対する独自の解釈が盛り込まれており、ヨーロッパ全土を火の海に誘った一人の男が売れない画家時代に搾取されたユダヤ人への呪いである等、人はきっかけ次第で悪魔になれることを表現している。  そういえば、「デビルマン」本編で不動明をかばったとして牧村家に災いが及ぶがこれも現代の「魔女狩り」を彷彿とされてりる。作者のメインテーマがここに隠されているようである。  「番外編」に話を戻すが、個人的にはぜひ旧「番外編」も含めた新作として新たな着想で歴史の考証をして頂き、本編のクライマックスで多くを語られていないエピソードを外伝にさりげない形で盛り込み発表して頂きたい。

白塗りのサル さん | 神奈川県 | 不明

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不滅の名作読むべし!

投稿日:2008/04/16 (水)

不滅の名作読むべし!

不動明 さん | 日本 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • touch.0324

    あまりに有名なストーリーの核心を知ったうえで読んだが、それでも終盤の展開には心が震えた。リアルタイムで読んだ世代に与えたインパクトはいかばかりか。『ベルセルク』や『寄生獣』など後進の大作に大きな影響を与えたというのも納得。熱血漢・正義漢のステレオタイプなヒーローより、怒りや悲しみなどの"負"の感情に突き動かされるダークヒーローの方が好みの自分にぴったり。これだけの密度(ストーリー、メッセージ性)ながらコミックスでわずか5巻にまとめたというのも驚き。《これが!おれが身をすてて守ろうとした人間の正体か!》

  • 李孟鑑

    圧倒的な作品でした。まれに、作品そのものが意思を持って、作者を突き動かし、引きずっていくような作品があります。永井豪氏にとって、この「デビルマン」は正にそうした力を持った作品ではなかったかと感じました。後半の展開、描写はそれほどに破壊力があります。さまざまなメッセージを読み取ることのできる作品ですが、わたしがもっとも強く感じたのは、「正義」の恐ろしさです。主人公・不動明は、確かに正義の心を持っていたためにデビルマンになることができました。……(コメ欄に続く→)

  • 仲本テンカ

    恐怖とは、善悪を、逆転させてしまう力があるのですね。「悪魔が襲って来る。恐い!不安だ!」と、そんな感情だけで突き動いた大衆一派。その恐怖の矛先はなぜか、真の恐怖(悪魔)には向かわず、理性を保てる(善良な)一個人へと向かってしまう…。そんな、真の恐怖を描き切ったスゲぇ作品でした。結局、善悪とは、その場の感情で決まってしまうのですね。「恐い、怖い」の感情が、一番の恐怖だという事がよく分かりました。デビルマン、切ない…。

  • そのじつ

    トラウマ漫画。人間の「原罪」のようなものへの恐れ、異形の者たちへの愛着、アンドロギュヌスのサタン…。NHKの「マンガの現場」で永井豪氏が語っていた、何かに突き動かされるように描いた。とても苦しかった。しかしこれを描く為に漫画家にならされたのかもしれない…といった意味の話が、その泣き出しそうな表情と共に脳裏に焼き付いている。永井豪が霊感を受けて描き上げた魂の一作。

  • おまおま

    最高です。

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