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0 people agree with this review 2011/07/14
ズボン役のニコラウスをテノールに歌わせるというところだけが疑問に思っただけであとは文句のつけようがない。 タイトル・ロールのニコライ・ゲッタが素晴らしい。
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新実の音楽は実に素晴らしい。 交響曲第2番はとても美しい曲だ。 日本を代表する交響曲の一つではないか。
吉松隆の作品は現代日本の作曲家の作品を聴いてみたいというきっかけになった作曲家で、交響曲第5番の初演を聴きに行ったりと個人的に思い入れが強いが、ここには代表作というほどでもない作品が並んでいるのでもっと別の曲を選曲して欲しかった。 プレイアデス舞曲集はいわば代表作といえるが、わざわざ2種類入れなくてもと思う。 吉松の作品は聴き心地がとても良く、すっと心を掴む音楽だが、悪くいえばどれを聴いても同じような表情を持っているので、聴いていて先の展開が読めてしまい飽きて来るところが正直ある。 しかしそれだけの個性を作品に刻んでいるのだから素晴らしいことだ。
交響曲第2番の作曲家自身による作品解説でショスタコーヴィチのピアノ協奏曲の断片が通り過ぎるとあるが、交響曲第1番の断片もきこえてくる。 交響曲第2番はかなり楽しめた。 いろんな意味で間を感じる音楽だ。 音符をたくさん書きすぎず、たくさん楽器を重ねないことからくるのかもしれない。
3 people agree with this review 2011/07/13
ソヴィエト国立交響楽団によるショスタコーヴィチの交響曲第1番と祝典序曲は名演です。 ロジェストヴェンスキイは作品の細部からこうも新鮮なものを引き出すずば抜けた能力を持っていることを改めて感じました。 楽譜の読みの力やオーケストラの響きに対するセンスの良さに圧倒されます。 ロシア的な強烈さ(乱暴さ)も多少ありますが、これまた僕の好きなスヴェトラーノフとは正反対のスタイリッシュな感覚にひかれます。 カルロス・クライバーを形容するときに使われる言葉をそのままロジェストヴェンスキイに感じます。 『今まさにここで音楽が生まれている。』 誰も彼のように指揮はできない。プロ中のプロの技を感じます。 ソヴィエト国立文化省交響楽団の演奏がまたすごい。 スヴェトラーノフが率いたソヴィエト国立交響楽団と違ってクールなところがいいです。 ソヴィエト時代の「鉄のカーテン」という言葉や軍事パレードの兵隊たちの顔の表情などと結び付けてイメージしてしまいます。 ショスタコーヴィチの交響曲第4番がなんと明確に演奏されていることか! この演奏を聴いていると交響曲第5番より第4番の方がいかに芸術的価値が高いかということが分かります。 交響曲第4番第1楽章のプレストの部分の演奏などとくにすごい。 また第1楽章と第2楽章の間はとめずに演奏されています。 これは本当にライブ録音なのかと疑っていたらソヴィエトのライブ録音でよくある咳の音が入っていました。(ここでは女性の咳でした。まさか楽団の人ではないですよね。くしゃみも入っていますが、そこからさっきの同じ人なのかおそらく客席と思われるマイクから離れた場所で咳が何度も聞こえます。) 変な話ソヴィエトのライブ録音ではお決まりのように咳が入っています。 第二弾が早く出ることを期待したいです。
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0 people agree with this review 2011/07/12
素晴らしい。 バレエの振付のなかに型と感情がしっかりとつながっており、涙なしでは観られません。 感動しました。 映像はすべてカラーですが一部痛みがあり、音楽も原盤の歪でワンワンいっているところもありますが、バレエのあまりの素晴らしさにそれらキズのことも頭から飛んで行ってしまいます。 映画用のカット版で全体が81分と短いために、初めてバレエを観る人の入門編にもおすすめです。 ソヴィエト時代のバレエ映画のシリーズをいくつか観ましたが、この映像が一番シンプルでバレエそのものの美しさを映しとっていると思います。
素晴らしい。 プロコフィエフの歌劇では『賭博者』も『戦争と平和』も素晴らしいが、この歌劇『真実の人間の物語』も傑作の一つだ。 ただ内容からいってソヴィエトという国ならではの作品で、今日上演しずらいのは確かだ。 物語が戦争美談だけに《きわもの》であるために今日では受け入れられにくいかもしれないが、音楽は素晴らしい。 プロコフィエフ節に溢れた作品。 晩年のプロコフィエフは体制に従わざるおえなかったというが、この明るさがなるほど社会主義リアリズムの音楽性かと思うのだが、当時はそのように受け入れられず上演されなかったというのが不思議だ。 プロコフィエフ節が楽天的すぎるとでも思われたのだろうか? 社会主義リアリズムの方向性をみごとに作品化していると感じるのだが。 プロコフィエフの声楽に対する旋律の書法がとても優れていて言葉がとても聞き取りやすい。
いまやN響アワーの顔である西村朗。 テレビで見る柔和な人柄からは想像しにくいが、音楽はとても熱い。 音楽で光や色彩は表現されていても、これほどまでに温度を感じさせる作曲家はかつていなかったのではないか? 東南アジアのもつ熱さ、頭上からも大地からも沸き上がるエネルギーを音楽に感じる。 ある種ガムランが持つようなトランスを引き起こすような強烈さを持った強い音楽だ。 しかもそれらはけして騒々しいものではないのにこれだけの強い印象を与えるのだからすごい。 曲を聴いてから作曲家による解説を読んだが、作曲の意図が聴く人に明確に伝わっていることが確認できた。 『太陽の臍』では篳篥が雅楽の曲で響かせるときの音よりも何倍も力強く聴こえ、楽器としてはいわば兄弟である中近東のチャルメラのように聴こえた。 彼の音楽はアジアの音楽語法の流れを見事にくみこんだ稀有なものといえるのではないか。
2 people agree with this review 2011/07/12
長らくN響アワーの顔で、だじゃれを飛ばしまくっていたユーモワたっぷり、茶目っ気たっぷりの姿がとても印象的だった。 いわば彼の案内で現代音楽の世界に入って行ったクラッシック・ファンも多いのではないか? 彼が番組をつとめていた期間、何度もベルリオーズの幻想交響曲が放送されたのにはあきあきしたが、毎週とても面白かった。 このCDで初めて彼の音楽に触れたが、「自然発火〜オーケストラのために」がとても面白かった。
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0 people agree with this review 2011/07/11
有名な作家ではないが誠実な感じがして共感するところが多い作家だ。 少年の頃から古典文学やギリシャ、ローマ時代の歴史を通してイタリアへの憧れを抱いていたというギッシング。 その知識によってその舞台となった場所を巡る紀行文だが、たんに知識と現地の落差を考えるだけでなく、現実を見つめる視点にも素直さが現れている。 当時の南イタリアのさびれた状況や素朴な人々が描写されていることから歴史的な価値がある作品ともいえるだろう。
0 people agree with this review 2011/07/10
人間の弱さ、人生の敗北、諦め、無関心、出口のない苦しみ、アルコール依存症、不倫・・・。 『ささやかだけれど、役にたつこと』でパン屋が語る次の言葉にカーヴァーの登場人物たちに共通する性格が集約されている。 「あたしは邪悪な人間じゃありません。つまるところ、あたしは人間としてのまっとうな生き方というのがわからなくなっちまったんです。」 魔が差した・・・という言い方があるが、カーヴァーの作品の多くはある日のある事件やちょっとしたきっかけで魔が差して生活が壊れて行くという恐ろしい場面をたんたんと描写していく。 読んでいてつらく重い気持ちになることもあるが心の深いところまで響いてくる素晴らしい文学だ。 アメリカが抱える(現代日本も変わらない。)影を描いた素晴らしい短篇集。 ここに回答はないかもしれないが、悲しみをしっかりと見つめ、深く味わうことが大切なのかもしれない。
1 people agree with this review 2011/07/09
始めの方(1/4)は素晴らしい出来で、これまで読んだ小説の中でも特に印象の強いものだった。その後から少し求心力というか方向性がぶれているように感じた。 彼女の作品は実験的だとの評価があるが、この作品の始めの部分などはとても芸術性が高いと思う。 彼女の言葉に対する感覚の鋭さにひかれた。 ありきたりのなんともない日常の言葉でもその前後の関係の中でこんなに多様な意味を持つのかと感心した。 もちろん訳が素晴らしいのだと思う。(神輿哲也訳)
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0 people agree with this review 2011/07/09
インド系女性作家ジュンパ・ラヒリの短編集。 アメリカでいろんな賞を受賞したということで前から気になっていた。 ラヒリは自身、幼い時にアメリカに渡った移民であるためにアウトサイダーの視点でアメリカ社会の移民生活を描いたり、両親ともインド系でありながらイギリスやアメリカで育ち、生活をしているので自分のルーツである母国(インド)においても海外で生まれたことからくる母国の言葉も状況も知らないという居場所のなさ、アイデンティティーの喪失を描き、一抹のさびしさをテーマにしている。 ストーリー・テラーとしての才能は素晴らしいが、個人的な感想としてはもっと具体的にもっとこまかく場面の描写をして欲しいと感じた。 つめが若干あまくて、現実味を欠くところがあるというか。 その点「セン夫人の家」は随分描写が具体的でこまかかった。 インド系移民からみたアメリカ社会という視点が新鮮だった。
冒頭から小説の世界にぐいぐいと引き込まれた。 いくつかの事件が起こるものの作品全体は明るい。 この作品そのままを映画にできそうだ。 ただ読者にサービス(悪く言えば媚びる?)をしすぎるように感じられる所もあった。 ラグーティンのくだりがあっさりと終わってしまったのが残念だ。
まるで近代フランスの作曲家による作品のような優雅さを持った美しいヴァイオリン・ソナタも素晴らしいが、代表作『響紋』には音楽を通して日本の歴史や人生について、いろいろ考えさせられるものが詰まっている。 『響紋』の初演と再演の聴き比べも興味深い。
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