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Review List of 一人のクラシックオールドファン 

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     2010/03/27

    私の今手元にあるバルビエ演奏のサティ作品集はCD二枚セット盤で何れも数十秒〜数分の曲約70曲が収録されています。詩人でもあった誇り高きピアニスト、バルビエは1920年生まれというからこれらを収録した1971年は50歳頃と丁度良い時でもありました。私などはサティというと有名なTVコマーシャルの音楽くらいしか余り知らなかったのですがこうして通して聴くとふっとかつて聴いた事があるのもあります。ジムノペディ第1番(演奏タイム3’00)、グノシェンヌ第1番(同2’50)などはもうポピュラーですね。本盤も内容詳細が不明なのですが多分ニャリー・イコールなものと思います。(犬のための)ぶよぶよした前奏曲四曲、(犬のための)ぶよぶよした真の前奏曲三曲、乾からびた胎児、でぶっちょの木製人形に対するスケッチとからかい三曲、嫌らしい気取り屋の三つの高雅なワルツ三曲、風変わりな美女四曲・・・といった少し引いてしまうようなタイトルの曲もサティ一流の皮肉っぽさが夫々内包されたものでボォッーと聴く分中々大人になった様な気分です。バルビエの演奏は早くからサテイ作品に手がけていたのか手馴れたものです。なお、含まれている四手連弾曲はジャン・ウィエネという人が加わっての演奏であります。私は三つのジムノペディ三曲や新しい追加分もいれたグノシェンヌ六曲、三つのサラバンド三曲辺りから聴き始めたというのが実情ではありますが「スポーツと気晴らし」二十二曲は簡潔な音楽詩のミニチュアとして興味が出てきた処であります。小刻みに次々現れる曲を聴いているとどうしても集中力が疎かになる私の消化具合やポピュラー度合いや何より本盤に入っている曲が上記のどれなのか不明な為もありますので当面OKランク以上としておきます。貴重な集大成録音盤ではあると思います。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/03/27

    私の今手元にあるバルビエ演奏のサティ作品集はCD二枚セット盤で何れも数十秒〜数分の曲約70曲が収録されています。詩人でもあった誇り高きピアニスト、バルビエは1920年生まれというからこれらを収録した1971年は50歳頃と丁度良い時でもありました。私などはサティというと有名なTVコマーシャルの音楽くらいしか余り知らなかったのですがこうして通して聴くとふっとかつて聴いた事があるのもあります。ジムノペディ第1番(演奏タイム3’00)、グノシェンヌ第1番(同2’50)などはもうポピュラーですね。本盤も内容詳細が不明なのですが多分ニャリー・イコールなものと思います。(犬のための)ぶよぶよした前奏曲四曲、(犬のための)ぶよぶよした真の前奏曲三曲、乾からびた胎児、でぶっちょの木製人形に対するスケッチとからかい三曲、嫌らしい気取り屋の三つの高雅なワルツ三曲、風変わりな美女四曲・・・といった少し引いてしまうようなタイトルの曲もサティ一流の皮肉っぽさが夫々内包されたものでボォッーと聴く分中々大人になった様な気分です。バルビエの演奏は早くからサテイ作品に手がけていたのか手馴れたものです。なお、含まれている四手連弾曲はジャン・ウィエネという人が加わっての演奏であります。私は三つのジムノペディ三曲や新しい追加分もいれたグノシェンヌ六曲、三つのサラバンド三曲辺りから聴き始めたというのが実情ではありますが「スポーツと気晴らし」二十二曲は簡潔な音楽詩のミニチュアとして興味が出てきた処であります。小刻みに次々現れる曲を聴いているとどうしても集中力が疎かになる私の消化具合やポピュラー度合いや本盤に入っている曲で未聴のものもありますので当面OKランク以上としておきます。貴重な集大成録音盤ではあると思います。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/03/27

    私の今手元にあるバルビエ演奏のサティ作品集はCD二枚セット盤で何れも数十秒〜数分の曲約70曲が収録されています。詩人でもあった誇り高きピアニスト、バルビエは1920年生まれというからこれらを収録した1971年は50歳頃と丁度良い時でもありました。私などはサティというと有名なTVコマーシャルの音楽くらいしか余り知らなかったのですがこうして通して聴くとふっとかつて聴いた事があるのもあります。ジムノペディ第1番(演奏タイム3’00)、グノシェンヌ第1番(同2’50)などはもうポピュラーですね。本盤も内容詳細が不明なのですが多分ニャリー・イコールなものと思います。(犬のための)ぶよぶよした前奏曲四曲、(犬のための)ぶよぶよした真の前奏曲三曲、乾からびた胎児、でぶっちょの木製人形に対するスケッチとからかい三曲、嫌らしい気取り屋の三つの高雅なワルツ三曲、風変わりな美女四曲・・・といった少し引いてしまうようなタイトルの曲もサティ一流の皮肉っぽさが夫々内包されたものでボォッーと聴く分中々大人になった様な気分です。バルビエの演奏は早くからサテイ作品に手がけていたのか手馴れたものです。なお、含まれている四手連弾曲はジャン・ウィエネという人が加わっての演奏であります。私は三つのジムノペディ三曲や新しい追加分もいれたグノシェンヌ六曲、三つのサラバンド三曲辺りから聴き始めたというのが実情ではありますが「スポーツと気晴らし」二十二曲は簡潔な音楽詩のミニチュアとして興味が出てきた処であります。小刻みに次々現れる曲を聴いているとどうしても集中力が疎かになる私の消化具合やポピュラー度合いから当面OKランク以上としておきます。貴重な集大成録音盤ではあると思います。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/03/26

    バルビローリ/HOはシベリウス音楽を多く録音しており元々イギリスで教育を受けたバロビローリとイギリスのオーケストラである為かある適性を見出しているようです。1966年に収録されたシベリウスの代表的な管弦楽曲集である本盤、スマートさは全体としてありませんがその演奏訴求力は大したものかと思います。先ずやはり「フィンランディア」(演奏タイム8’26)なのですが最初の踏み込みに迫力を見せ展開部の扱いにもオーケストラの技量も手伝って?曲想に合ったある粗さも出しています、フインランド聖歌後の最終結びティンパニーで縁取りした傑作に仕上がっています。「カレリア組曲」(同15’40)の第1曲目拍子きざみを小刻みにして素朴さが魅力的、第2曲管楽器と弦の捻りが屈託みたいで面白いです、第3曲の行進曲は最後大きな息遣いで終わります。「トゥォネラの白鳥」(7’51)は死の世界からの遣いを不器用ながらも表現し印象的な演奏です。「悲しいワルツ」(同5’30)も雑さがかえってその熱意を伝えています。その他の曲も含めてとにかくシベリウス世界の一面を表現するメンバーの姿勢は交響曲集と同じであり今では貴重な演奏となりました。万人向けではありませんが最高ランクにしたいです。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/03/26

    バルビローリ/HOはシベリウス音楽を多く録音しており元々イギリスで教育を受けたバロビローリとイギリスのオーケストラである為かある適性を見出しているようです。1966年に収録されたシベリウスの代表的な管弦楽曲集である本盤、スマートさは全体としてありませんがその演奏訴求力は大したものかと思います。先ずやはり「フィンランディア」(演奏タイム8’26)なのですが最初の踏み込みに迫力を見せ展開部の扱いにもオーケストラの技量も手伝って?曲想に合ったある粗さも出しています、フインランド聖歌後の最終結びティンパニーで縁取りした傑作に仕上がっています。「カレリア組曲」(同15’40)の第1曲目拍子きざみを小刻みにして素朴さが魅力的、第2曲管楽器と弦の捻りが屈託みたいで面白いです、第3曲の行進曲は最後大きな息遣いで終わります。「トゥォネラの白鳥」(7’51)は死の世界からの遣いを不器用ながらも表現し印象的な演奏です。「悲しいワルツ」(同5’30)も雑さがかえってその熱意を伝えています。その他の曲も含めてとにかくシベリウス世界の一面を表現するメンバーの姿勢は交響曲集と同じであり今では貴重な演奏となりました。万人向けではありませんが最高ランクにしたいです。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/03/26

    2009/8にブロムシュテット指揮ブルックナー交響曲第6番の演奏盤で少し触れたのですがやっとこの第4番のCDを聴けましたのでコメントする次第です。ブロムシュテットはばらばらにブルックナー交響曲録音に手がけていましたが全集には到っていないようです。1981年録音の本盤第4番はやはり特にハッタリもなく従ってスケール感も余り感じさせない演奏ですが何よりもSKDの深いサウンドとブロムシュテットの真面目に自然な演奏への姿勢が骨格のしっかりしたこの作品にしなやかさをブレンドさせた仕上がりとなりました。演奏タイム的には@18’23A16’30B10’51C21’06と全体構成からもバランスがとれております。第1楽章(に限らないのですが・・・)管楽器の咆哮でSKDの実力を見せ付けられます。第2楽章は殊に先ほど触れた「しなやかさ」が味わえる事とその訥々感の内にゆったりした森の深奥を謳いあげます。圧巻の第3楽章での切り口は最後の山場で満開! 最終楽章の語り口のしゃくり上下する巧みさは本演奏では出色ですね。最後不整脈の如きブルックナー・アプローチではゆっくり余裕すら見せてコーダに結びつきます。私も何種類かの第4番演奏を聴いてはいましたが何か基本に立ち戻ったような印象を受けた本盤演奏であり最高ランクとしました。なお、第4番については後年1993年SSOと再録しておりトータルタイム的には若干長くなっているようですが各楽章での差は留意すべき程ではなさそうです。ブロムシュテットももう80歳を越しており全集は希望薄?なのは残念・・・(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/03/25

    フランスの指揮者としては珍しいシベリウスの交響曲の演奏盤ですが古くから一定の評価を得てきたものです。オーケストラがイギリスLSOだから着手(1959年録音・・・モントゥーが同オーケストラの首席に着任する前?)出来たのかもしれません。勿論数々のいろんな現在では有名曲になっているものの初演を手がけてきたモントゥーだからこそひょつとしたらone of themだったのかも知れません。演奏タイムとしては@10’13A14’37B6’13C13’00とカラヤンやバーンスタインが演奏する様に最終楽章を特に力点を置いてもって行くといった風ではなく全体力まないでしかしモントゥーのどちらかと言えば男性っぽい雰囲気が出た演奏かと思います。主旋律を綺麗に聴かせるのではなくいろんな音が聴こえるある意味立体的な処もあります。第1楽章さっさとあっさりスタートするもののちゃんと盛り上がり箇所はおさえており透き通ったというより厚ぼったい感じがします。悲しみが走る第2楽章、闘いの第3楽章(オーボエが美しい!)を経ていよいよ最終楽章・・・快いテンポで進み最後繰り返しのところはむしろ速度アップ・・・この辺りはこの演奏の特徴かもしれません、最終ファンファーレはじっくり攻めています。北欧の雰囲気やカラヤン、バーンスタインのストーリー性はありませんが素晴らしい演奏かと思います。シュタインのフィンランディア(タイム8’07)とトゥォネラ白鳥(同7’29)もオーケスラがSROで指揮者と共にやはり珍しい組み合わせではあります。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/03/25

    フランスの指揮者としては珍しいシベリウスの交響曲の演奏盤ですが古くから一定の評価を得てきたものです。オーケストラがイギリスLSOだから着手(1959年録音・・・モントゥーが同オーケストラの首席に着任する前?)出来たのかもしれません。勿論数々のいろんな現在では有名曲になっているものの初演を手がけてきたモントゥーだからこそひょつとしたらone of themだったのかも知れません。演奏タイムとしては@10’13A14’37B6’13C13’00とカラヤンやバーンスタインが演奏する様に最終楽章を特に力点を置いてもって行くといった風ではなく全体力まないでしかしモントゥーのどちらかと言えば男性っぽい雰囲気が出た演奏かと思います。主旋律を綺麗に聴かせるのではなくいろんな音が聴こえるある意味立体的な処もあります。第1楽章さっさとあっさりスタートするもののちゃんと盛り上がり箇所はおさえており透き通ったというより厚ぼったい感じがします。悲しみが走る第2楽章、闘いの第3楽章(オーボエが美しい!)を経ていよいよ最終楽章・・・快いテンポで進み最後繰り返しのところはむしろ速度アップ・・・この辺りはこの演奏の特徴かもしれません、最終ファンファーレはじっくり攻めています。北欧の雰囲気やカラヤン、バーンスタインのストーリー性はありませんが素晴らしい演奏かと思います。シュタインのフィンランディア(タイム8’07)とトゥォネラ白鳥(同7’29)もオーケスラがSROで指揮者と共にやはり珍しい組み合わせではあります。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/03/24

    フランチェスカッティと言えば私などはパガニーニとかサン=サーンスとかいったラテン系作品の演奏を即想起し事実それらの演奏はこれらに相応しい華やかな仕上がりになっておりました。さて、ベートーヴェンのVソナタなのですが彼にはカサドシュとの演奏が何種類か残されており例えば「クロイチェル・ソナタ」では1950年前後のモノラル盤や1970年収録のDVD盤がありますが本盤は確か1961年頃録音されたステレオ盤で二人の演奏者からしても健康的な楽観的なベートーヴェンが繰り広げられております。「春・ソナタ」(演奏タイム@7’02A4’53B1’08C6’18)も今のシーズンに聴くのに合った問題意識なしの演奏ですし「クロイチェル・ソナタ」」(同@10’41A14’14B6’18)ももう少し突っ込みというかキツイ演奏が欲しい処かもしれませんがそこはこの二人の世界とは異なり別の切り口での演奏となっておりそれはそれで妙に納得してしまいました。本盤収録でのもう一曲第10番(同@9’30A5’55B1’46C7’48)は結構締まった演奏です。演奏タイムとしては全体各曲短いのですが反復演奏の有無にもよると思われます。とにかく気楽に聴くには素晴らしい演奏と感じました。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/03/24

    フランチェスカッティと言えば私などはパガニーニとかサン=サーンスとかいったラテン系作品の演奏を即想起し事実それらの演奏はこれらに相応しい華やかな仕上がりになっておりました。さて、ベートーヴェンのVソナタなのですが彼にはカサドシュとの演奏が何種類か残されており例えば「クロイチェル・ソナタ」では1950年前後のモノラル盤や1970年収録のDVD盤がありますが本盤は確か1961年頃録音されたステレオ盤で二人の演奏者からしても健康的な楽観的なベートーヴェンが繰り広げられております。「春・ソナタ」(演奏タイム@7’02A4’53B1’08C6’18)も今のシーズンに聴くのに合った問題意識なしの演奏ですし「クロイチェル・ソナタ」」(同@10’41A14’14B6’18)ももう少し突っ込みというかキツイ演奏が欲しい処かもしれませんがそこはこの二人の世界とは異なり別の切り口での演奏となっておりそれはそれで妙に納得してしまいました。演奏タイムとしては全体短いのですが反復演奏の有無にもよると思われます。とにかく気楽に聴くには素晴らしい演奏と感じました。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/03/23

    私は別盤でメニューインのバッハのヴァイオリン協奏曲集を聴いておりますので少しコメントをさせていただきます。なお、ブランデンブルグ協奏曲集は未聴であります。メニューインはバッハのこれらの曲を何回か録音しておりドッペルト・コンチェルトBWV1043をキーにして見ますと代表的なものには1933年エネスコと、1946年オイストラフと、そして本盤1959年フェラスとの共演分があります。このフェラスとの共演分(バース音楽祭O)・・・聴く前は二人の芸風の違いが気になっていたのですが中々上手く中庸を得た演奏になっておりました。最近では烈しくそして情緒過剰・スリリングな演奏も出回っているのですがマァごく当時としては普通の聴き飽きしない出来上がりとなっております。演奏タイムも@4’12A7’39B5’24と私には妥当な感じがしました。フェラスがカラヤンに持ち上げられて行く前いろんな演奏家と共演録音した一つであります。1958年録音のヴァイオリン協奏曲第1番(@4’11A6’39B4’00)、第2番(@8’50A7’07B2’55)共(ロバート・マスターズCO)にやはり穏当な仕上がりでメニューインのバッハへの姿勢が汲み取れます。欲を言えば第2番の中間楽章・・・もう少し引っ張って欲しかった気も個人的にはありますが・・・。肝心?のブランデンブルグ協奏曲の方をパスしておりますので当面OKランク以上とさせて下さい。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/03/22

    どちらも録音嫌いなカーゾンとクナッパーブッシュ/VPOが1957年演奏したブラームスのピアノ協奏曲第2番の方の盤(モノラル)(私のはカーゾンの弾くベートーヴェン「エロイカ変奏曲」とセットの盤)演奏を聴いておりますので少しコメントさせて下さい(本盤HMVレビューでは1955年録音となっていますが1955年物はザルツブルグでのライブ録音なのでひょっとしたら私のコメントと行き違いになるかもしれませんのでその辺りはよろしく・・・、ただ演奏傾向だけでもつかめるかと思います)。演奏タイムとしては@17’06A9’09B12’41C9’28となっており若干第1楽章が速めかなという感じであります。カーゾンは意外と瑞々しくこの曲を展開しておりバックのクナッパーブッシュの絶妙なサポートがそれを倍加しているようであります。私のイメージなのですが元々カーゾンはその品格高い演奏の中に覆われた神経の行き届いた上質なトーンが上手く発露された場合感動的な結果に結びつくようでこの演奏もそれに近いものが感じられます。この曲を無闇に明るく振舞うのではなく内的な繊細さがバックと上手くかみ合った演奏で第2楽章などもただバリバリと進むだけではありません。また第3楽章のチェロ主導での室内楽的雰囲気はクナッパーブッシュ/VPOあってのものかと思います。同じ演奏者組合せでこの録音の前先ほど触れた1955年ザルツブルグのライブ録音もあるそうで聴き比べしたいですね。ピアノ協奏曲第1番の方はセル/LSOバックで気迫ある演奏が繰り広げられているようで該当盤の各レビューも概ね高いランク付けをしているようですが私はまだ聴いておりません。機会があれば是非聴きたいです。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/03/21

    イ・ムジチの「四季」は六回録音されているそうで私などは1959年録音のアーヨ(一連のイ・ムジチの四季はアーヨのものの1952年のモノラル盤がスタートという事であります)がヴァイオリン担当の演奏(演奏タイムは春11’21夏10’32秋12’25冬9’01)LPが忘れられないです。当時そのLPには全曲スコアがついておりました。私の年代ではミュンヒンガーやこのアーヨ/イムジチの四季から入ったわけですが、ことイムジチ盤では以降の再録よりこのアーヨのものが頭にすり込まれており「最高」レベルであれます。ミュンヒンガーはドイツ風ガッチガッチなのに対して重心はこれよりやヽ軽めに対照的に透き通る明るい音色のきっちりしたイムジチのこの演奏は価値としては永遠だと思います。私の知っている以降分の演奏タイムだけメモしますと本盤1969年ミケルッチ演奏分が春11’04夏10’45秋12’26冬9’15とタイム的には前回を踏襲してリズム・メリハリ感が抜群の演奏ではありますが当時二番煎じの感は否めませんでした・・・演奏としては最高ランクに置いても・・・。そして四回目となる1982年女流コンマスのカルミレッリのものが春10’39夏9’56秋12’03冬9’02、1995年のシルブ担当分は春10’49夏11’01秋11’39冬8’49となっており参考にして下さい。本盤ミケルッチ演奏分もイタリア風に明るくアクセントリズムが特徴な割りには些かトーンとしてはのっぺりした印象もあり昨今の演奏とは明らかに異なってはおります。「調和の霊感」からのヴァイオリン協奏曲がオマケについている盤もあり結構かと思います。今や猫も杓子も「四季」ということで他の注目すべき演奏盤が続出して(今やHMVカタログだけでも250種類以上の盤があるようです)影が薄くなった様ですが忘れてはならない演奏の一つではあります。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/03/21

    イ・ムジチの「四季」は六回録音されているそうで私などは1959年録音のアーヨ(一連のイ・ムジチの四季はアーヨのものの1952年のモノラル盤がスタートという事であります)がヴァイオリン担当の演奏(演奏タイムは春11’21夏10’32秋12’25冬9’01)LPが忘れられないです。当時そのLPには全曲スコアがついておりました。私の年代ではミュンヒンガーやこのアーヨ/イムジチの四季から入ったわけですが、ことイムジチ盤では以降の再録よりこのアーヨのものが頭にすり込まれており「最高」レベルであれます。ミュンヒンガーはドイツ風ガッチガッチなのに対して重心はこれよりやヽ軽めに対照的に透き通る明るい音色のきっちりしたイムジチのこの演奏は価値としては永遠だと思います。私の知っている以降分の演奏タイムだけメモしますと本盤1969年ミケルッチ演奏分が春11’04夏10’45秋12’26冬9’15とタイム的には前回を踏襲してリズム・メリハリ感が抜群の演奏ではありますが当時二番煎じの感は否めませんでした・・・演奏としては最高ランクに置いても・・・。そして四回目となる1982年女流コンマスのカルミレッリのものが春10’39夏9’56秋12’03冬9’02、1995年のシルブ担当分は春10’49夏11’01秋11’39冬8’49となっており参考にして下さい。本盤ミケルッチ演奏分もイタリア風に明るくアクセントリズムが特徴な割りには些かトーンとしてはのっぺりした印象もあり昨今の演奏とは明らかに異なってはおります。「調和の霊感」からのヴァイオリン協奏曲がオマケについている盤もあり結構かと思います。今や猫も杓子も「四季」ということで他の注目すべき演奏盤が続出して(今やHMVカタログだけでも250種類以上の盤があるようです)影が薄くなった様ですが忘れてはならない演奏の一つではあります。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/03/20

    初めに私は本CD集の内CD1と(モンの作品を除く)CD2しか現在までは聴いておらず他の曲を聴いていないことをお断りしておきます。CD1について先ず触れます。ハイドン、ボッケリーニのチェロ協奏曲・・・何れも1967年の録音でまだデュプレが不治の病い発症前の演奏でありますが所謂古典曲の演奏にしたら大変情深いロマンチックな・・・そう、生涯をかけた演奏に聴こえて来るのは不思議なもので、だからこそデュプレの演奏姿勢の大切さが伝わって来るのでしょう。第1コンチェルトより有名なハイドンの第2チェロコンチェルトはバックがバルビローリ/LSOだからというわけではありませんが他の二曲(これらはバレンボイム/ECOがバック)よりかなり起伏の多い演奏でタイムも@16’41A7’09B5’56と他の演奏家のものより長くなって歌うような感じであります・・・これがハイドンか?って感じ!。ハイドン第1チェロコンチェルトは@9’31A9’43B6’47とやや他の演奏より第2楽章に時間をかけますが先のバルビローリよりあっさり味。ボッケリーニの方は19世紀後半のドイツのチェリスト、グリュッツマッハーという人がボッケリーニの諸チェロコンチェルトから聴かせ部分を中心に丁度テープつなぎ合わせの様に編曲したものだけに元々派手になってしまった曲を更に演奏で情熱的に演奏しているものだからなる程聴きごたえはあります。演奏タイムは@9’27A6’54B6’20とこれもやや長めなのですが原曲と相俟ってとにかく優美繊細さも満開桜であります。デュプレはその後発症して1980年代初めに亡くなってしまうのですが私と同じ年代だけに当時ある意味ショックでありました、古典曲のこれらの演奏を聴き直し余計今回感じ入りました。次にモン作品以外のCD2についてですが2008/8に当該演奏別盤にコメント済みですのでズボラですがそれを引用しておきますね→「シューマン、サン・サーンスのイ短調チェロ協奏曲カップリングLPジャケットにその後良きパートナーとなるバレンボイムとのツーショツト写真が載っていました。両曲ともやヽ取っ付きの悪いもののロマン性溢れる曲で特に前者の第1楽章などの旋律を当時若い彼女が思い切り歌いきっている(何か束の間の時間を惜しむように)そして両曲とも若い直感的に優れた奏者に似つかわしいのでしょう。が天才と言われた女流チェリスト(彼女は私と同年生まれ)はこのデビュー盤を予感するように早逝してしまいました。素晴らしい演奏です」。なお今回データ的なものだけ追加しますとシューマン、サン・サーンス両曲録音は1968年行なわれ演奏タイムはシューマンが@12’19A4’39B8’22、サン・サーンスが@5’46A6’39B7’44となっております。最初に申し上げた様に本CD集の半分は聴いておりませんので聴いた範囲は素晴らしいのですがOK以上確保ということにさせて下さい。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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