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Review List of 人嫌い 

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  • 1 people agree with this review
     2010/05/24

    素晴らしい演奏だ。旋律は言うまでもなく、どの声部にも意味を持たせるように謡わせている。それが少しも楽天的にならず、今までに聴いたことがないくらいに哀愁や寂寥、はかなさといったものをより感じるのは、遅めのテンポとセンスの良いアゴーギク、考えられた響きのバランスの良さが生きているからか。オケの音色の美しさも筆舌に尽くしがたい。特に天国的に美しい木管の響きは、これを聴くだけでも値打ちがある。晩年のジュリーニがソニーに録音したディスクの中には、刮目させられることが多いが、これもその一枚。

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     2010/05/17

    心に染みる歌声、これを絶唱というのか。もっと美声で歌の上手い歌手はいくらでもいる。でも、ここでのホリディに勝る感動はない。3曲めの「ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラブ・イズ」は泣ける、泣ける。満身創痍の彼女の魂の美しさが心に染みる。

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  • 5 people agree with this review
     2010/05/13

    泣ける。泣ける。モツレクにそんなことを求めてはいけないが、泣ける。
    芝居がかった感情移入や、過剰に感じるテンポの揺らぎに批判があるのを承知で、この演奏を絶賛したい。
    愛妻を失った深い哀しみが、ここまでの慟哭、嘆きを表現させるのか。まさに一世一代入魂の凄演。
    終曲の長く静かな深い余韻には、身動きできない程だった。
    とにかく聴き処満載。是非一度どうぞ。

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  • 9 people agree with this review
     2010/05/13

    この暖かくも美しい音の洪水に身を委ねて、何の不満があろうか。
    殊更に死生感や寂寥感、深刻になりたいならワルター/VPOを筆頭に、他にいくらでもディスクがある。
    たっぷりとしたテンポで朗々と歌い抜かれたチェコフィルのベルベットのような感触のする音色を、鳥肌が立つような名録音で愉しめて何の文句があろうか。オーディオ的にも音楽的にも超一流、まさにレコード芸術そのもののディスク。

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     2010/05/04

    哀しみの烈しさをきびきびと速いテンポで強調したドラマ性に富んだ演奏。コーラス叫びます。鎮魂、慰撫するという感じは余りありません。同じオケ、コーラスを振ったベーム盤とは全く方向が違う。血気盛りの若者と、重厚に包み込むベテランみたいな。ケルテス盤はコーラスの配置が通常と違い、女声を二分して男声を挟んでいるように聴こえました。

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     2010/04/30

    ロイヤルフィルとの第5番のみ聴いての感想ですが、私の聴いた数あるショス5のディスク中で一番よかったです。新たな発見が随所に聴かれました。他の演奏とは異なるアクセントの強調や、時折金管を浮かび上がらせる吹かせ方など、個性豊かでした。全体に疾走感があり、かつ熱気を帯びた理想的な演奏ではないでしょうか。オケのテクニックにも何の不満はありません。分離のよい録音も満点。このディスクやボストン響を振ったシベリウス、N響とのベートーベンなど指揮者アシュケナージには私の好みに合う演奏が多いです。

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     2010/04/24

    いいなあ、このシューベルト、このルービンシュタイン。元々彼岸の境地でシューベルトの神髄のようなこの曲を、ことさら辛気臭く勿体振って弾く神経質な演奏に、少々辟易していたところ。明るい音色で澱みなく弾いたこの演奏のほうが、本当の曲のよさを感じる。まさに大人の演奏。60年代とも思えぬ録音もとても良い。

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     2010/04/18

    透明で美しい合唱と時折強奏されるラッパのコントラストが印象的。テンポも速く、音楽が澱みなく流れる。さすがモーツァルトの最高傑作だけに様々な解釈にも作品が壊れない。チェリビダッケやバーンスタインからこのコープマンまで受け入れるこの作品の偉大さに感動。

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     2010/04/14

    気合いの入った演奏は言うまでもなく素晴らしい。加えて録音の素晴らしさ。SACD化に伴う好マスタリングのおかげだろうか、音場の拡がり、ピアノの芯の強さ、色気ある弦楽器の音色。アナログ録音特有の音色の柔らかさと各楽器の音の分離の良さが両立されていて、非常に心地よい。

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     2010/04/13

    かなり即興性に富んだ演奏に感じた。鍵盤に気迫をぶつけるというか。決して平板には聴こえないし、高潔という感じでもない。ショパンのようなモーツァルトとでも言ったらよいのか。両曲のカデンツァでバーン!と不意打ちを食らう感じなんか特に。

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     2010/03/31

    いいなあ、この演奏。スリリングでホット。終楽章なんてピアソラみたい!ギレリスとの旧盤よりアマデウスSQ員ノリがいい。録音も格段によくなっているし。文句なしの星五つです。

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  • 6 people agree with this review
     2010/03/03

    ひゃー!カッコイイ!エキサイティングでセクシー!思わず鳥肌が立った!何枚もピアソラの作品のディスクを聴いたが、センスの良さが抜群。かの名盤ピアソラ自演の「ライブ・イン・ウィーン」に匹敵。ケチの付けようがない。ピアノのアモンともどもピアソラの魂が舞い降りてきたかのよう。アンスネスとのブラームスもよかったけど、ここでのアルテミスのマルチな才能には完全にノックアウト!ここ3年くらいに聴いたなかで、最も興奮し、酔ったディスク。まさに「聴かずに死ねるか!」の一枚に違いない。

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     2010/03/01

    ブルックナーに人生を賭けた朝比奈最後のブルックナー。曲にもマッチして、朝比奈の生への執念と、所々で聴かれる彼岸の想いが感じられる素晴らしい大演奏。いつもの力強い質実剛健の朝比奈流ブルックナーとはまた違う、美しく神々しいまでのブルックナーだ。確かにこのテンポでは大フィルも辛かっただろうが、鬼気迫る指揮者が乗り移ったかのような渾身の演奏で応えている。白熱のステージと息を呑む客席もただならぬ雰囲気で、それをよく捉えた録音も素晴らしい。朝比奈/大フィルの演奏会に、もっと行っておけばよかったと今更ながら思うが、こうやってディスクで聴くことができるだけでも、幸せなことだとしなければ。

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     2010/02/20

    随所に聴かれるルバートやタッチの変化が面白い。確かに血沸き肉躍るという感じは薄いかもしれないが、独自の新しい解釈を数多く提示してくれるこの演奏は、数多ある何の目新しさもない「だから?何なの」という演奏とは違う。これだけ同曲異演のディスクが溢れているのだから、所謂定番といわれてきたディスクとは違う新しい何かを、新しい発見をたくさん感じさせて欲しいと考えるのは、邪道なのかなあ。

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     2010/02/11

    言い過ぎかも知れないが、この「死と乙女」を聴いて、心を震わせられない人はいないだろう。シューベルトの神髄がここにある。ロマンティックな作品のロマンティックな演奏とかいうありきたりな言葉ではなく、心の底からこの搾り出したようなもっともっと違うなにかがある。エマーソンSQやイタリアSQもよかったが、この演奏の前には、番手、三番手の感がある。自分自身としてはこの曲は微温的な演奏よりも、こういった思いのたけをぶつけたような演奏がよい。フィッシャー・ディースカウの「さまよえる若人のうた」の絶唱に通じるものがあるというか。この曲はこうでなくっちゃ!というべきか。

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