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TOP > My page > Review List of レインボー
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0 people agree with this review 2022/05/17
ニコライ・ゴロワノフ指揮、モスクワ放送交響楽団の演奏で録音されたチャイコフスキー作品集。 幻想曲『フランチェスカ・ダ・リミニ』と交響曲第1番を収録しています。 ゴロワノフと言えば数多いソ連の指揮者の中でも癖のある演奏をする人物。 このCDでも情熱的な解釈や大胆に解釈、ロシアらしい爆音に耳を奪われがちですが、旋律を歌わしているのはロシアの指揮者らしいと言えるでしょうか。 録音は年代を考えてもあまりよいと言えません。
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0 people agree with this review 2022/05/15
カルロス・クライバーの父として有名な、エーリヒ・クライバー。 フルトヴェングラーやワルター、トスカニーニに、クレンペラーらと一枚に写った写真が有名で、存命中は実力者として知られていたようだ。 しかしこれらの巨匠達の中ではいささか地味な印象は拭えないが、近年は再評価の兆しが出てきている。 このCDは1929年に、ベルリン国立歌劇場管弦楽団を振って録音したドヴォルザークの新世界より。 同曲の録音でも初期に位置する音源ではないだろうか。 演奏はかなり個性的で、1楽章の序奏が遅く主題が速いと、ここでしか聴けないような演奏はさすが。 録音年の割に音も良い。
1 people agree with this review 2022/05/14
アメリカの指揮者、カーメン・ドラゴンはキャピトル・レコードに多数の録音を残しましたが、これはそれを復刻したもの。 キャピトル交響楽団の演奏で収録。 本CDはクラシック音楽の中でもオーケストラ作品から聴きやすい作品を集めた内容であり、一見すると国も作曲家もバラバラでなんだか、適当に集めただけの選曲に思えるが、聴いてみるとなかなか悪くない選曲だ。 オケも録音用に編成されたとは思えないぐらい上手く、1950年代のアメリカの雰囲気を存分に味わえる一枚と言えるだろう。 ただ、録音がそれなりに古さがあるのは仕方ないか。
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1 people agree with this review 2022/05/13
アタウルフォ・アルヘンタ指揮、ウィーン交響楽団の演奏で録音された音源を復刻したもの。 収録曲は、メンデルスゾーン、リヒャルト・シュトラウス、ファリャと得意としたスペイン音楽から、ど定番のクラシック曲までを振っている。 ファリャの三角帽子はさすがの一言であるが、メンデルスゾーンのスコットランドもなかなか見事な演奏であり、早くに亡くなったのが惜しまれる。 録音は1953〜1954年と古く、録音に拘ったというセッション録音の様なクリアさはないが、年代を考えれば十分なレベルの音質だ。
1 people agree with this review 2022/05/12
かつてスーパーやホームセンター等にワゴンに入ったCDがよく売られていたが、その中にロイヤル・フィルハーモニック・コレクションというシリーズがありこれはロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団を起用し、古今のクラシックを集めたものだった。 このCDはそのシリーズからショパンのピアノ作品のみを集めたアルバムで、比較的演奏時間の少ない作品を収録したアルバムである。 演奏そのものは安心して聴ける水準と言える。 録音は悪くないのだが、CDの作りが荒いため、とりあえず曲だけ聴きたいという人向きのアルバムである。
0 people agree with this review 2022/05/11
エーリヒ・クライバー指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団によるベートーヴェンの交響曲集。 運命で知られる第5番に、英雄の副題で有名な第3番を収録しています。 クライバーは同曲異演も多く、この録音の後に両曲とも再録音している。 当時から高い実力を誇ったコンセルトヘボウ菅を駆使して、快速で引き締まった印象を与えながら、実に濃厚なベートーヴェンを聴かせてくれます。 録音は少々古いのは仕方ありませんが。
1 people agree with this review 2022/05/10
このCDはジョン・バルビローリが、ハレ管弦楽団を振った録音を振ったアルバム。 収録曲はベルリオーズの幻想交響曲に、フォーレのシャイロックからの夜想曲、ワーグナーのニュルンベルクのマイスタージンガーから第3幕から、バルビローリが組曲化したものが入っています。 メインである幻想交響曲はバルビローリの得意レパートリーだったそうで1958年のセッションや1969年のライヴが残されている。 この1947年の録音は最も古いが、濃厚な音楽作りをしていてなかなか聴きごたえがある。 他だとワーグナーも良いだろうか、これは珍しいバルビローリの手による編曲である。 復刻はまずまず。
1 people agree with this review 2022/05/09
このCDは、ポール・パレーが、デトロイト交響楽団を振って録音した音源です。 ラヴェルのマ・メール・ロア、ドビュッシーのイベリア、牧神の午後への前奏曲、交響詩『海』を収録したアルバムです。 パレーお得意のフランス物の演奏で、引き締まった速めの演奏と、明晰なパレーならではの演奏といえます。 ずば抜けて名演と言える曲はないですが、どれも高い水準の演奏となっています。 録音年代はかなり古いのですが、マーキュリーの録音が優秀なため、今現在でも充分聴けるでしょう。
1 people agree with this review 2022/05/08
スーパーやホームセンター等のワゴンCDにはたまに中々の出物がある。 本CDを含むロイヤル・フィルハーモニック・コレクションもその一つで一時期話題になった。 これはロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団を起用し、古今の名曲を取り上げたものだが、中にはロイヤル・フィルが全く出てこないのに、そう名乗っているアルバムもある。 本CDなんかもそうで、モーツァルトのピアノ四重奏曲第1番、第2番を収録したもの。 ピアノのロナン・オホラ、ヴァイオリンはジョナサン・カーネイ、ヴィオラはアンドリュー・ウィリアムス、チェロはポール・ウォーキンスが弾いている。 オホラはロイヤル・フィルハーモニック・コレクション常連のピアニスト、カーネイは当時のロイヤル・フィルのコンマス、他2人は分からないが、ロイヤル・フィルの関係者だろうか。 演奏はそつなく、中庸な演奏で特筆すべき点はないが安心して聴ける演奏。 録音はデジタルなので良好である。
1 people agree with this review 2022/05/07
このCDはコンスタンティン・シルヴェストリ指揮、パリ音楽院管弦楽団によって録音されたベルリオーズの幻想交響曲です。 シルヴェストリがEmiに入れた録音の中でも名盤の一つとして知られており、シルヴェストリらしいテンポ設定が大きい演奏であるのは予想できますが、第3楽章ではよく歌っております。 また4、5楽章では金管楽器がかなり鳴らしており、時に通常の指揮者では隠れたパートなどが目立っているのがこの演奏の特徴でしょう。 またパリ音楽院管弦楽団の鮮やかな音色も当時のフランスオケらしいです。 古い録音ですので、音はそれなりですが、これは仕方ないです。
0 people agree with this review 2022/05/05
このCDはエーリヒ・クライバーが指揮した、ベートーヴェンの音源を復刻したもの。 荘厳ミサ曲と交響曲第5番を収録している。 荘厳ミサ曲はストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団を振ったライブ録音。 冒頭のオルガンから壮麗な音楽が流れて、細部まで手の入った音楽で、なかなかの名演と言えます。 声楽陣もなかなか。 続く交響曲第5番は運命の愛称で知られる有名な作品。 クライバーはこの作品をライブも含めれば結構録音に残しています。 この盤は晩年に、ケルン放送交響楽団を振ったアルバムですが、正統派とも言える演奏で、エーリヒの運命では最も良い演奏です。 年代を考えれば復刻は良い方でしょう。
0 people agree with this review 2022/05/04
アメリカの作曲家、ウィリアム・シューマンの作品集。 レナード・スラトキン指揮、セントルイス交響楽団の演奏で収録されたもの。 シューマンのアルバムは輸入盤なら幾つかあるが、国内盤は珍しい。 シューマンのオケの代表的な作品はほぼ揃った選曲をしている。 演奏はスラトキンらしい硬質な演奏だが、シューマンの無調の和声を使った古典的な形式の真面目な作風に合っていると思う。 最も良い演奏はシューマン編曲のアイヴズのアメリカ変奏曲で、メリハリのある演奏はなかなか。 録音は良好。
1 people agree with this review 2022/05/03
アタウルフォ・アルヘンタが振った2作品を収録。 ベルリオーズの幻想交響曲が、パリ音楽院管弦楽団を、リストの前奏曲が、スイス・ロマンド管弦楽団を振っています。 アルヘンタの代表的な音源の一つで、幻想交響曲では後半4楽章以降のオケのテンションの高さはもちろん、前半3つの楽章も良く、3楽章のバランスの良さと美しさは聴きどころ。 リストもオケをよく鳴らしていてなかなかの快演です。 録音はかなり古いですがデッカの録音なので、年代の割に迫力があります。
1 people agree with this review 2022/05/02
現代アメリカを代表するレナード・スラトキンの父、フェリックス・スラトキンがハリウッド・ボウル交響楽団を指揮したアメリカの作曲家の作品集。 ガーシュウィンとグールドの作品を収録しています。 ガーシュウィンの作品は同じくキャピトルの看板だった、レナード・ペナリオがピアノを弾いたラプソディ・イン・ブルーやパリのアメリカ人などガーシュウィンのオーケストラの代表曲を集めたもの。 ノリの良く軽い軽快で聴きやすい楽しい演奏。 グールドはラテン・アメリカン・シンフォニエッタというこんにちでは知名度の低い作品ですが、こちらも軽快でノリの良い演奏はなかなかのもの。 オケも録音用のメンバーながらまずまずの技量を持っている。 録音は年代が古いのでそれなりだが聴けないことはないだろう。
0 people agree with this review 2022/05/01
クレメンス・クラウスが1947年に、ロンドンのコヴェント・ガーデン王立歌劇場で行ったウィーン国立歌劇場の引っ越し公演のライヴ録音。 オケは、コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団となっているが、記録によれば、ウィーン国立歌劇場管弦楽団であるそうだ。 歌手陣は当時のスター級を引き連れて来ていて、まるでセッション録音のよう。 もちろん、一人一人の歌は上手い。 クラウスの指揮も序曲はテンポが速く良いのだけれど1つ悪い点があるとすれば録音である。 年代を考慮しても悪いとしか言いようのない音質だし、マイクとオケが遠いのか音も小さいし、ノイズも多い。 そのためマニア向きな一枚と言えるのではないだろうか。
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