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TOP > My page > Review List of 一人のクラシックオールドファン
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1 people agree with this review 2010/11/02
1908年生まれなのであのカラヤンと同年生まれ、カイルベルトは大袈裟ではなく楽員と共に音楽創りをする姿勢だった・・・というのは後年同楽団のコンサートマスターに着任した堀さんの話でカイルベルトのことを楽屋では「ドイツのじゃがいも」と尊敬を込めて愛称していたらしくとにかく1965年頃からNHKSOを次々と所謂実力外国指揮者が振る口火を切った人とのことでした。そのカイルベルトはこのライブから数ヵ月後に急逝するわけですから僅か60歳・・・割と老け顔なのに・・・。本盤1968年NHKSOライブ収録はバロック、古典物とカイルベルトには比較的珍しいジャンルのものですが当時の同オーケストラ・サウンドが如何にも懐かしく指揮者共ども質実剛健な感じがします。何れも現地での普段着のコンサートを聴くといった雰囲気で力まずしかし弛緩せず曲そのものを再現する作業に徹したものです。ハイドン「驚愕」交響曲(タイム@6’55A7’21B3’42C3’50)は若干アンサンブルの怪しい処もありますが第2楽章 例の「ビックリ」ティンパニーの前の聴こえない位の音量の落とし方も懐かしい演奏アプローチです、カイルベルト自体はモーツァルトの歌劇は一応レパートリー対象なのですが珍しい交響曲モーツァルト「ジュピター」(同@8’18A7’23B4’57C6’15)を本盤では聴けます、含みある音色のティンパニー打が洗練されていない魅力がありますね。ヘンデル「合奏協奏曲」(同@1’58A3’07B2’17C1’18D2’38)は正直今となっては少し彼には場違いな感じもします。なお、私の聴いた本盤ノートには各曲演奏タイムが記されていないのは何故・・・?本盤は完売らしくOKランクとさせて下さい。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)
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2 people agree with this review 2010/11/01
カラヤン指揮によるブラームス交響曲第1番演奏盤には結構種類が残されておりカラヤンのこの曲への愛好ぶりが分かります。確かに演奏効果というかストーリーの語り易い曲でもあるのでさもありなん・・・と思います。一般に手に入るのは1943年録音ACO盤(@14’21A8’49B4’27C17’30)、1952年PHO盤(@13’59A9’20B4’59C17’16)そして1959年VPO盤(@14’00A9’13B4’56C17’40)等が候補にあがりますが、 以後はBPOを振ったもので1963年(@13’51A9’17B4’53C18’04)、 1978年(@13’26A8’26B4’48C17’46)、 本盤1987年(@13’22A8’22B4’46C17’38)、 1988年Tokyoライブ(@14’07A9’07B5’06C18’54(拍手込み))、 1988年Londonライブ(@13’37A8’50B4’57C18’14)、同年(@13’17A8’56B4’42C17’24)等々中々賑やかです。その中で本盤1987年分(カラヤン79歳頃)は先の1963,1978両年分と録音技師が同一ということで如何にカラヤンが信頼を置いていた技師か推察されます。第1楽章から実に肉付きの良いどっしりしたスタート、主要弦ラインのバックが戦車の轟音の如く。録音もデジタル故が彫琢の精緻さがビクッともしない基盤を構築しております。第2楽章はやや速い印象で聴き易いです。分厚いハーモニーの中からのヴァイオリン・ソロはかつてのシュヴァルベの様な色気はなく意外と現実的。第3楽章のトリオでの奔流も聴き易いです。いよいよ最終楽章・・・確信に満ちたスタート、ホルンにそして続く管の浮かばせ扱いも明瞭。クライマックスにそなえてじっくり運んで行きます。例の歓喜のテーマのテンポは割りとスッキリしたものなのですが基本的にはBPO機能美が尽くされています。フィナーレに向かってジワジワ包囲網を縮めて勝利的高揚に堂々と達して行きます、そこには些かのたじろぎも見られず適度な引き伸ばしでその快感を味わうことが出来ます。さて、これがブラームスかと改めて自問するとこの演奏の壮麗さにおいて次元が異なっていることに気がつきそんなことよりとにかく分り易い演奏に徹したと割り切って素晴らしいランクに・・・。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)
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0 people agree with this review 2010/10/31
この作曲家のスターバト・マーテルへのアプローチは幾通りかあるようですがこのグラチス盤は女性独唱ソプラノ、アルトによるものです。1972年グラチス57歳の頃の演奏でタイムは12曲計で42’17とマァマァな按配。フレーニ、ベルガンサは幾分感情を露わにドラマチックな各楽章を展開しておりなかなか感動的です。決して生々しいものではないけれどさりとて抑えたものではないので「あヽイタリアものだなぁ」と聴いた後思わず初回漏らしました。同じイタリア系楽団でカラッチオーロ指揮分(1964年録音、タイム41’23)のこじんまり(良い意味での)したものとは好対照であとは好みの問題でしょう、素晴らしい。何れも四楽章形式の合奏協奏曲(1980年収録)の三曲・・・第1番(トータルタイム11’45)、第4番(同9’09)、第5番(同9’59)も私はかってガチガチのドイツ風ミュンヒンガー指揮の盤を聴いていたのでそのイタリア的滑らかさに新鮮な感じがしました。まぁ、本盤はスターバト・マーテルがメインであることは言うまでもありません。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)
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0 people agree with this review 2010/10/30
このヴァイオリン協奏曲は多分初めてハイフェッツが1934年ストコフスキー/PPOと録り以降1935年ビーチャム/LPO(タイム@14’23A6’54B6’51)と1951年ミトロプーロス/NYP(タイム@13’52A6’54B6’33)とそして1959年ヘンドル/CSO(この演奏LP盤は今も聴いており演奏タイムは@13’32A6’15B6’40と今日この曲の各演奏盤に比すれば断然厳しい強靭なスピード感があります)と再録してこの曲を広めた功労者がハイフェッツというわけです。その本盤ハイフェッツ58歳頃のシベリウスVC、第1楽章は緊迫した状態でスタート、一線距離を置いたある冷やかさの中にもラプソディックなこの楽章ではハイフェッツのロシア的な貌を見せます。バックのヘンドル(1917〜2007年、アメリカの指揮者、作曲家、ピアニストでハイフェッツとは共演盤を他にも残しています)/CSOがライナー、ショルティ程ではなくとも少なくとも暖かさは感じられない機能性を発揮して独奏者と昇華・結晶化して行きます。オーケストラの一段落後のヴァイオリン・ソロでは切羽詰った尋常ならざるピーンと張った雰囲気が聴き処。第2楽章はヴァイオリンの旋律線が執拗な熱情を紡ぎだし最終楽章では再びラプソディックに還りますが以前もっと鋭い感触を得ていたのが聴き直すと少し含みがあることを最近感じ出しています。いずれにしてもこのシベリウスVC演奏は最高ランクですが他の本盤収録分は未聴ですので無難にワンランク落しておきます・・・スミマセン。話は飛び諏訪内晶子の同曲盤で書き込んだのですが彼女はこのヴァイオリン協奏曲でハイフェッツが使用したストラディヴァリウス「ドルフィン」を弾いておりその辺りの感慨を諏訪内が述べて彼女も心して演奏に向かったものと推察されますね。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)
2 people agree with this review 2010/10/29
キーシンはK466ピアノ協奏曲で10歳の時デビューした記念的な曲であるこの第20番を既に1992年スピヴァコフ指揮MVCOのバックで録音していますので本盤は二回目ということになります。今回はKB(クレーメルによりバルト三国若手演奏家を集め1997年ラトビアに設立されたCO)をバックに弾き振りでの2008年の録音、演奏タイムは@15’22A10’14B8’11と平均的に見ると各楽章長めの演奏となっています。初めての弾き振りということなので如何に天才でもお留守・おざなりになる部分というかあってもそれは仕方ないのかもしれません。第1楽章、オーケストラはソフトな当りですが何か不徹底な感じもしないではありません。それでも表情をつけ進みピアノがゆっくりと参加します。これがモーツァルトなのかどうかは小生などには分かりませんが本職のピアノの方は粒のそろったイメージでカデンツァを含め更に表情、緩急をつけ息遣いも聴こえます。この録音の時キーシン37歳なので「若さ」の時代は過ぎてはいますが何かスポーティな勝負処を演じているようではあります。第2楽章は無難に過ぎ最終楽章ではルバート、アゴーギグ等やや小手先ですが効果を効かせカデンツァでかなりロマン性を打ち出しています。この辺り面白くは聴けました。第27番(タイム@13’16A7’43B8’35)の方は割と締まった演奏かと思いますがやはりバックへの聴く側の信頼性確保が問題となるでしょう。弾き振りのスタートをしたわけですがこれから何枚も盤を制作して行くであろう(今までも結構数多いCDを出している)キーシンの何年か先ではone of themの盤になるのか様子を見守らなければなりませんね。40代東京都の方のレビューに書かれている様に今後の行方が注目されるピアニストの一人です。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)
0 people agree with this review 2010/10/28
1 people agree with this review 2010/10/28
0 people agree with this review 2010/10/27
ドイツ後期ロマン派のこのヴァイオリン協奏曲第1番は過剰と思われる程濃厚情緒と奔放さを撒き散らす音楽で下手すると演奏者がそれに引っ張られてこの曲想のクドイ面を強調してしまうことに陥る危惧がありますがハイフェッツはその感傷から断ち切ったような本来の「冷たさ」技巧で抑制を加えています。伴奏担当のサージャント/LNSO(本盤HMVカタログタイトルではLSOとなっていますが・・・?)は高揚する情熱を掬い上げ録音もDECCAが絡んだのか割りと豊艶な感じで全体として素晴らしい仕上げとなっているように思います。1962年ハイフェッツ61歳頃の録音でタイムは@7’39A7’49B6’37となっています。また、ハイフェッツは1951年にも同じくサージャントのバック・・・但しオーケストラはRCAビクターSO・・・でのこの曲の演奏(@7’34A7’56B6’38)を残しております。なお、本盤の他の収録曲は未聴です。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)
ドイツ後期ロマン派のこのヴァイオリン協奏曲第1番は過剰と思われる程濃厚情緒と奔放さを撒き散らす音楽で下手すると演奏者がそれに引っ張られてこの曲想のクドイ面を強調してしまうことに陥る危惧がありますがハイフェッツはその感傷から断ち切ったような本来の「冷たさ」技巧で抑制を加えています。伴奏担当のサージャント/LNSOは高揚する情熱を掬い上げ録音もDECCAが絡んだのか割りと豊艶な感じで全体として素晴らしい仕上げとなっているように思います。1962年ハイフェッツ61歳頃の録音でタイムは@7’39A7’49B6’37となっています。また、ハイフェッツは1951年にも同じくサージャントのバック・・・但しオーケストラはRCAビクターSO・・・でのこの曲の演奏(@7’34A7’56B6’38)を残しております。なお、本盤の他の収録曲は未聴です。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)
1 people agree with this review 2010/10/26
0 people agree with this review 2010/10/26
0 people agree with this review 2010/10/25
1950年代後半ハイフェッツは四大ヴァイオリン協奏曲を録音しておりバックサポートはチャイコフスキーとブラームスはライナー/CSO、ベートーヴェンとメンデルスゾーンはミュンシュ/BSOで本盤1959年収録(ハイフェッツ58歳の頃)のメンデルスゾーンも超名演で演奏タイムは@10’57A7’06B5’56と出だしなどこの曲の官能性の程度も少なく相変わらずストレートな感じであらためて聴くと1960年代初めまでロシア系代表的ヴァイオリニストたるに相応しく微塵の感傷も交えずの完璧技術をもっての演奏に対してキリッと背筋を真直ぐにした次第です。他のハイフェッツ演奏盤をメモしますと1937年バルビローリ/LPO盤(タイム@11’04A7’28B5’51)、1944年トスカニーニ/NBC盤(タイム@10’33A6’58B6’08)、1949年ビーチャム/RPO盤(タイム@11’03A7’29B5’53)、1954年カンテッリ/NYPO盤(タイム@10’54A7’13B6’12)等単にタイム上では大差はないのですがハイフェッツのこの曲へのアプローチ暦も興味がありますし年季がそれだけ入っているということなんでしょう。プロコフィエフの方は未聴です。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)
1950年代後半ハイフェッツは四大ヴァイオリン協奏曲を録音しておりバックサポートはチャイコフスキーとブラームスはライナー/CSO、ベートーヴェンとメンデルスゾーンはミュンシュ/BSOで本盤1959年収録(ハイフェッツ58歳)のメンデルスゾーンも超名演で演奏タイムは@10’57A7’06B5’56と出だしなどこの曲の官能性の程度も少なく相変わらずストレートな感じであらためて聴くと1960年代初めまでロシア系代表的ヴァイオリニストたるに相応しく微塵の感傷も交えずの完璧技術をもっての演奏に対してキリッと背筋を真直ぐにした次第です。他のメンデルスゾーンVCハイフェッツ演奏盤をメモしますと1937年バルビローリ/LPO盤(タイム@11’04A7’28B5’51)、1944年トスカニーニ/NBC盤(タイム@10’33A6’58B6’08)、1949年ビーチャム/RPO盤(タイム@11’03A7’29B5’53)、1954年カンテッリ/NYPO盤(タイム@10’54A7’13B6’12)等単にタイム上では大差はないのですがハイフェッツのこの曲へのアプローチ暦も興味がありますし年季がそれだけ入っているということなんでしょう。プロコフィエフの方は未聴であります。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)
3 people agree with this review 2010/10/24
1950年代後半ハイフェッツは四大ヴァイオリン協奏曲を録音しておりバックサポートはチャイコフスキーとブラームスはライナー/CSO、ベートーヴェンとメンデルスゾーンはミュンシュ/BSOで本盤先ずチャイコフスキーVCは1957年ハイフェッツ56歳の頃の収録の名盤であります。大体ハイフェッツは明確さと正確さを好む性格なのかその傾向が演奏にも如実に現れております。演奏タイムはハイフェッツ演奏らしく@15’43A5’30B8’08と短めで第1楽章は特に一部略?があるのか短いです。出だしオーケストラは比較的アッサリ味、やがてヴァイオリンが入りますがロシア物につきものの情緒たっぷりというわけではなく完璧な技巧が先行しがち。例えば何回か出て来るオーケストラ全奏に到る前のステップ取りは中々ユニーク。カデンツァも少しキンキンと聴こえますがきっちりしたもので聴き様では少し小馬鹿にしたような印象を受けました。ライナーのバックも媚びない厳しい運びです。第2楽章も「咽び」は抑制され深入りはしていないようです。最終楽章、逆にテクニックは他の演奏家の演奏の楽章間の相対的関係からすると本盤演奏ではロシア的でないこともあって(味も素っ気もない・・・?)目立たないで終わります。マァこれも一時代を担った名演奏なのでしょう。ハイフェッツのチャイコフスキーVC演奏盤はそんなに多くはないのでは?私の手元資料では1934年バルビローリ/LPOバックの録音盤(タイム@16’56A6’07B8’39)が販売されているようです。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)
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