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Review List of レインボー 

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  • 1 people agree with this review
     2026/02/02

    オーケストラの名曲を集めたアルバム。
    オーケストラ・サウンドが映える有名なクラシックの名曲を集めている。
    演奏は幻想序曲『ロメオとジュリエット』が、西本智実指揮、日本フィルハーモニー交響楽団、その他の作品は全て、ヴァシル・カザンジェフ指揮、ソフィア交響楽団の演奏です。
    ロメジュリは指揮者のデビュー・アルバムに入っていた音源で、この指揮者らしい正攻法の演奏。
    この指揮者お得意の繊細な演奏なのだがどこか線が細く、如何にも日本のオケらしい演奏である。
    カザンジェフは1934年生まれのブルガリアの指揮者兼作曲家で、ドブリン・ペトコフとコンスタンティン・イリエフに指揮を、パンチョ・ヴラディゲロフに作曲を学んだ人物で、バルカントン・レーベルを中心に録音を残している。
    ソフィア交響楽団とはクラシックの名曲を中心に録音がある様で、キング・レコードのオムニバス盤等でその演奏が聴ける。
    演奏は中々立派な演奏。
    ブルガリアのオケらしく透明感のある弦楽を基調とし、技量も悪くない。
    やはりと言うかスラヴ圏の作曲家には共感する所があるのか、全体的に良い感じ。
    特にモルダウはゆっくりとしたテンポながら、それぞれの場面を明確に描いた好演奏だ。
    また冒頭のエルガーの威風堂々も通常の演奏よりはテンポが遅いがそれが上手く行進曲というこの作品にあっており、個人的には中々の演奏だと思っている。
    尚、ダッタン人の踊りは合唱団入りだが、団体名の記載はなし。
    西本の録音は2000年に収録されているが、カザンジェフのものはいつの頃に録音されたのかは不明だ。
    しかし両方ともデジタルなので音質は良い。

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     2026/02/01

    ムソルグスキーの『展覧会の絵』とラヴェル『ボレロ』『亡き王女のためのパヴァーヌ』を収録したCDです。
    日本コロムビアが平成初期に発売した廉価盤シリーズの一枚であり、音源の原盤はスプラフォンです。
    メインの展覧会の絵のは、カレル・アンチェル指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で録音されたもの。
    この演奏はアンチェルの名演の一つとされ、オーソドックスなラヴェル版を使っていますが、ラヴェルの巧みな管弦楽法を見事に表現していますし、時折出てくるソロはチェコ・フィルの当時の団員の高い技術力を堪能できます。
    あまりロシアらしさは感じませんが、バーバヤガーからは急にエンジンがかかり中々に推進力ある良い演奏となっています。
    併せて収録されているのはラヴェルの著名作2作です。
    こちらも2曲ともチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏です。
    ボレロはセルジュ・ボドの指揮で収録されたもの。
    ボドはフランスの指揮者ですがチェコ・フィルとも何枚かの録音があり、これはその一つです。
    16分半とボレロにしては長めの演奏時間で、決して面白い演奏ではありませんがしっかりと丁寧な演奏だと思います。
    亡き王女のためのパヴァーヌはアントニオ・ペドロッティの指揮で収録。
    ペドロッティはチェコ・フィルと手を組んで幾つか録音を残し近年3枚組CDとして発売になりました。
    このコンビ、レスピーギのローマ三部作が1番の演奏ですが、亡き王女も濃密な音楽で悪くありません。
    発売当時で録音から20年程たっていますが、音は悪くありません。

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     2026/01/31

    キングレコードから発売されたこのCDはミッフィーをジャケットに、子供向きにクラシック入門用として発売されたCD。
    今日まで何度か発売されているが、1999年発売のこのアルバムを含むクラシックの森シリーズはアルバム毎にテーマがあり、本CDは様々な国の異国溢れるクラシック作品を集めた物となっている。
    選曲としてはクラシック音楽の定番中の定番であり、一度は誰もが耳にした曲を集めた内容となっている。
    登場する演奏家は3団体おり、ドップラー作曲『ハンガリー田園幻想曲』が、浅妻文樹指揮、東京アカデミカー・アンサンブルの演奏で収録されたもので、ソロをポーラ・ロビンソンがとっている。
    と言うよりこの音源はロビンソンが主役のアルバムから取られたもの。
    模範的なソロだが演者が楽しく吹いているのが伝わってくるし、名演とは言えないが悪くはない演奏。
    ケテルビー作曲『ペルシャの市場にて』イヴァノヴィッチ作曲『ドナウ河の漣』は、木屋みどり指揮、レディース・オーケストラ・ジャパンの演奏。
    キング・レコードに入れた音源以外は見たことのない団体ですが、確か世界初の女性だけで結成されたオーケストラと聞いた気がします。
    演奏自体はオーソドックスな、安心して聴ける演奏。
    それ以外の作品は、ヴァシル・カザンジェフ指揮、ソフィア交響楽団の演奏で収録されたもの。
    指揮者のカザンジェフは1934年生まれのブルガリアの指揮者で同国を代表する指揮者の1人です。
    ブルガリア国営レーベルのバルカントンやデルタなどにブルガリアの作曲家の作品やワーグナーの楽劇等を録音を残していますが、日本では本CD音源のソフィア交響楽団と残したクラシックの名曲の録音で知られています。
    一見オーソドックスな演奏ですが、中々濃い演奏も多く、主部がゆっくりとじっくりと聴かせる重厚なフィンランディア、ホルンを初め透明感のある管楽器が聴き所の、中央アジアの草原にて等々、クラシック・ファンが聴いても十分に耐えうる水準の立派な演奏を聴かせてくれます。
    子供向きのアルバムではありますが、しっかりとした作りなので、どの年代にもおすすめです。
    CDには録音年の記載はありませんが、ロビンソンの録音はオリジナル盤が1981年に石橋メモリアルホールで収録、レディース・オーケストラ・ジャパンは1980年代後半ぐらいから音源が出回っているのでその頃、ソフィア交響楽団は不明です。
    しかし聴く分にはどれも問題ない音質です。

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     2026/01/20

    エリック・カンゼル指揮、シンシナティ・ポップス・オーケストラの演奏で収録された物。
    カンゼルの映画音楽を集めたアルバムはテーマごとに選曲されたアルバムが多いが本CDも、冒険映画の音楽を揃えた選曲。
    古くは1961年の映画、エルシドから発売当時の最新の映画音楽まで、カンゼルらしくバラエティに富んだ選曲をしています。
    カンゼルとシンシナティ・ポップスの最も得意とする分野のアルバムだけに演奏は実に楽しい。
    冒険映画ということもありスコアはオーケストラがよく鳴る曲が多く、アメリカらしい明るい響きとキレの良い演奏もあって高い水準の演奏になっています。
    録音に使用されたスコアはオリジナルではなく編曲された物が多いが、オリジナルに近いアレンジがされており悪くありません。
    録音はテラークだけに大変に良く、良い音質です。

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     2026/01/17

    アレクサンドル・ラザレフ指揮、ボリショイ交響楽団の演奏で収録されたチャイコフスキーの3大バレエと、イタリア奇想曲、エフゲニー・オネーギンからワルツとポロネーズを集めた、チャイコフスキー管弦楽作品集です。
    ラザレフが1987年から1995年までボリショイ劇場の音楽監督だった時代に、エラートに幾つかロシア物を録音したのですが、この2枚組もその一つです。
    結論を言うとあまりおすすめしません。
    まず演奏ですが、1枚目があまり良くない。
    くるみ割り人形、イタリア奇想曲、エフゲニー・オネーギンが収録されているのですが、演奏は意外と平凡。
    ボリショイならもうちょい上手くやるだろうと思うのですが。
    2枚目は白鳥の湖と眠りの森の美女を収録。
    さすがにこの辺りの作品はやり慣れているのか、悪くはなくロシア特有の金管の鳴りの良さも感じられますが、良くも悪くもソヴィエト時代のパワーのある演奏を好みだと、品は良いがパワー不足に感じます。
    またこのCD2枚とも音量のレベルが小さく、全く迫力がありません。
    せっかくのデジタル録音ながら、録音面でかなり損をしており、そう言う意味でもマイナスです。
    収録曲は他にも多数の音源が出回っているため演奏陣のファンでもなければおすすめしません。

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     2026/01/16

    モーリス・アブラヴァネル指揮、ユタ交響楽団の演奏で収録されたチャイコフスキーの交響曲全集+管弦楽作品集。
    アブラヴァネルはユタ交響楽団の音楽監督を1947年から1979年まで務めあげ、ミヨーやオネゲル等の作品の初演を担当した他、国内外の演奏旅行等多大な貢献をした事で知られます。
    またユタ交響楽団とはVOXやヴァンガード等にマーラーやブラームス、シベリウスの交響曲全集、サティやグリーグのオーケストラ作品やロシアの作曲家のオーケストラ作品等を録音しています。
    このチャイコフスキー交響曲全集はその中でも評価の高いアブラヴァネルの代表的な音源。
    全体的にはアブラヴァネルならではの中庸な演奏ではありますが、作品の見せ方聴かせ方が大変に上手く、例えば第6番の3楽章後半で急に急加速する所やスラヴ行進曲でのテンポの自由自在さ等普通の指揮者なら邪道と言われそうな解釈も、アブラヴァネルがやるとこう言うのもありかと感心します。
    地味ではあるけど、いつの間にかアブラヴァネルが作り出す音楽に夢中になる職人的な指揮者の演奏と言えるのではないでしょうか。
    ユタ交響楽団は流石にトップ級とは言えませんが、まずまず上手いですし、音色も中々個性的。
    ただこのCD、録音がよくありません。
    適度に響きはしますが、打楽器等はもうちょいしっかりと録って欲しい。
    後このCDはオペラ物CDによくある24mmタイプの5枚組特殊仕様のケースで、壊れた時は代替用の物がないのも難点と言えば難点。

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     2026/01/15

    チャイコフスキーの劇付随音楽『雪娘』の全曲盤。
    劇中曲の道化師の踊りが有名なので、この曲の録音は多くあるが意外と全曲の録音は少なく、ましてやパジェット価格で手に入ったこの盤は貴重なものでした。
    チャイコフスキーの作品の中では初期にあたるこの曲は、ロシア民謡等を引用したロシア情緒溢れるもので有名な道化師の踊り以外にも魅力のあるナンバーが沢山ある。
    CDはイーゴリ・ゴロフスチン指揮、モスクワ交響楽団の演奏、合唱はモスクワ・カペラ、独唱はエレーナ・オコリシェバ、アルカディ・ミシェキンによって録音されています。
    指揮のゴロフスチンは1956年生まれのロシアの指揮者で、コンドラシンに学んだ後、スヴェトラーノフのアシスタントをしていた人物です。
    1990年代初めからナクソスやロシアン・ディスク等に録音を入れ初め、ロシア物を中心に録音していましたが、1998年に42歳の若さで亡くなりました。
    決して録音は多くないですが、モスクワ交響楽団と組んだ録音には良い演奏が多く、本CDでも見通しの良い薄味のサウンドから時折、ロシアらしい豪快な演奏が聴ける好演奏。
    流石にソヴィエトのオケと比べると酷ですが、道化師の踊り等には本場ならではの勢いを感じます。
    合唱はちょっとパワーが弱いですが、2人の独唱は悪くありません。
    雪娘はガウクの古い録音などが存在しますが、この盤は入手のし易さや、演奏内容からみてもこの曲の名盤と言えるのではないでしょうか。
    録音は1996年3月、モスフィルム・スタジオにて収録されたもので、音質は良好です。

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     2026/01/14

    今現在再評価されている作曲家、フローレンス・プライス。
    アフリカ系アメリカ人の作曲家としては初めて著名なオケで取り上げられて、成功した作曲家だそうです。
    非常によくあるパターンですが、没後はすっかり忘れられて知られざる作曲家だったのですが、ナクソスがプライスの作品を積極的に取り上げられてからその作品が知られ、近年はCDも多数出ています。
    このCDはアポ・シュー指揮、ウィメンズ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で2001年に収録されたもの。
    元々はコッホが発売していた音源で、この度Altoから復刻されるはこびになりました。
    収録曲は交響詩『樫』『ミシシッピ組曲』『交響曲第3番』でいずれも欧州ロマン派音楽に影響を受けた作品。
    ワーグナーの様な響きで始まる交響曲を聴くと、プライスがチャドウィックやコンヴァースに学んだ事がよくわかります。
    演奏のウィメンズ・フィルは女性作曲家の作品を専門に取り上げていた団体だそうで、2004年に解散しました。
    オケの精度はあまり高いとは言えず、とりあえず水準はクリアした演奏です。
    初出時はプライスはまだまだ知られざる作曲家だったため、音源として貴重でしたが、収録曲は後年別の団体で新しく良い演奏が出ているので、ちょっと格が落ちた一枚です。
    デジタル時代の録音なので、音質は良好。

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     2026/01/13

    アンドリュー・レーン指揮、オーランド・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によって収録された音源。
    ブロードウェイのミュージカルの音楽を集めたものである。
    ミュージカルでは良く知られた作品を集めたもの。
    オーケストラによるメドレー形式にアレンジされたものとなっており、歌手による歌は入っていない。
    編曲者はマンシーニやベネット等、自身も作曲家として知られた大物がアレンジした楽譜が使われています。
    CDは解説も何もないので、ネットで調べるとオケのオーランド・フィルハーモニー管弦楽団はプロの団体だそうで、他に国歌やクラシック、映画音楽等幾つか録音がある。
    レーンはアメリカの指揮者でポピュラー系の人物の様だ。
    このCDではちょっと軽めの演奏だが、アメリカらしい明るい演奏で、オケも技術的に大きな不足はなくこれはこれで悪くはない。
    録音は1995年で音質も良好だ。

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     2026/01/11

    ロシアの作曲家の管弦楽作品を集めたCDです。
    イギリスのオリンピアから出ていたもので、収録曲いずれもが貴重な作品と音源で集められています。
    まず最初に登場するのは、グラズノフの交響曲第9番。
    グラズノフはこの作品を完成させる事なく没したので、未完成の作品だったのを、ガヴリイル・ユーディンがオーケストレーションした作品。
    1楽章のみの構成で作品としてはあまり面白みはありませんが、時折グラズノフ交響曲全集の企画があると録音があるため、比較的知られた作品だと思います。
    本CDはG・ユーディン指揮、ソヴィエト放送交響楽団の演奏で収録されたもの。
    指揮者のフルネームは記載されていませんが、メロディアにガヴリイル・ユーディンがモスクワ放送交響楽団を振った録音がある様で、オケ名は違いますが、同じ音源でしょう。
    補筆者の自作自演というわけですが、良くも悪くも荒々しい所があるいかにもソ連と言った演奏です。
    次に収録されているのはリヴォフのヴァイオリン協奏曲。
    演奏はヴラディスラフ・チェルヌシェンコ指揮、レニングラード・フィルハーモニー交響楽団、セルゲイ・スタドレルのヴァイオリンで収録。
    CDの中では最も古い部類の作品で、初期ロマン派の聴きやすいメロディが出てくる、こちらも作品としてはイマイチな曲なのですが演奏が思いのほか良く、情熱的で卓越した技術のソロと、それにピッタリと付いてくるオケの濃厚で充実した演奏は中々見事な演奏です。
    最後はカバレフスキーの組曲『ロメオとジュリエット』を収録。
    演奏はドミトリー・キタエンコ指揮、モスクワ交響楽団。
    プロコフィエフのロメジュリは多数の録音があるが、カバレフスキーの作品は録音が少なく、他にはチェクナヴォリアン盤やラプノフ盤、イェルヴァコフ盤ぐらいしかないと思われる。
    本CDのオケはイェルヴァコフ盤と同じモスクワ交響楽団となっているが、この演奏は金管打楽器の強打を強調したソヴィエト時代のスタイルで、著名団体には負けるものの、中々良い演奏です。
    現在CD化されているロメジュリの音源では1番良い演奏かもしれません。
    全曲録音年の記載はなく、グラズノフが古さを感じる音質、カバレフスキーとリヴォフは1980年代ぐらいでしょうか?
    まぁ、ソヴィエト録音なら聴けないと言う事はないと思います。

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     2026/01/10

    エイドリアン・リーパー指揮、グラン・カナリア・フィルハーモニー管弦楽団による演奏で収録されたドヴォルザークの交響曲第9番と、スラヴ舞曲作品72から第5、第6、第7、第8番を収録したものです。
    リーパーはイギリス生まれの指揮者で、初めはホルン奏者として活躍し、後にハレ管弦楽団で指揮を初めました。
    1980年代後半にナクソスに録音を開始、ナクソス最初期の主力アーティストとして、系列のマルコポーロを含め、定番からマイナー曲の録音を残しました。
    それが落ち着いてきた1995年、カナリア諸島のオケ、グラン・カナリア・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任、今度はASVレーベルと、ArteNovaに録音を入れる様になりました。
    ArteNovaの録音は日本でも国内盤化されており、これもその一つです。
    リーパーの演奏は交響曲は奇をてらうことのないスタンダードなものですが、作品の魅力は存分に伝わってきます。
    スラヴ舞曲もスタンダードなものですが、オケはこちらの方が乗っており、余白の様な収録ながら、中々良い演奏です。
    オケは1845年創設、1980年に組織改変で現名になった歴史のあるオケですが、サウンドは割と若々しく、技量も不満なく聴けます。
    1995年に収録されたもので、音質は良いです。

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     2026/01/09

    一時はナクソスと並ぶ廉価盤レーベルとして知られた、アルテ・ノヴァレーベル。
    そのレーベルが作ったチャイコフスキーの交響曲全集の分売の一つで、交響曲第3番とロココの主題による変奏曲を収録している。
    指揮者はサミュエル・フリードマン、演奏はロシア・フィルハーモニー管弦楽団。
    この全集、指揮者はフリードマンで統一されているが、オケが3団体に分かれてえり、このCDではロシア・フィルが担当している。
    フリードマンはアルテ・ノヴァに幾つか録音を残しているが、あまり評価は高くない。
    本CDも時折テンポ感が悪く、もっさりとした所があり、バランスを重視した演奏なのだろうが、なんだか今ひとつな演奏だ。
    ロシア・フィルはナクソス等に収録した団体と同一なのかは不明だが、響きは薄く、それほど人数はいないのかもしれないが時々トランペット等が目立っており、ロシアらしさはある。
    ロココのソロを取っているのは、これまたアルテ・ノヴァで幾つか録音を残したキリル・ロディン。
    強烈な個性はないが、確かな腕前と技術力で安定した演奏を聴かせてくれます。
    格安盤だが録音はデジタルなので、良好である。

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     2026/01/08

    1990年代半ば頃に活動を開始した、アルテ・ノヴァレーベルは先行するナクソスと同じく、知名度にとらわれず実力派を起用して、高品質な廉価盤を制作していたドイツのレーベルです。
    日本ではBMGジャパンから国内盤仕様が発売されており、本CDもその一つ。
    ドヴォルザークの作品集で、チェロ協奏曲と、スラヴ舞曲作品46より後半の第5番、第6番、第7番、第8番を収録しています。
    演奏はエイドリアン・リーパー指揮、グラン・カナリア・フィルハーモニー管弦楽団。
    チェリストはグイド・シーフェンです。
    オケは1845年に創設されたスペインのオケ。
    オペラやコンサートで活躍し、色々な所に演奏旅行等に行っているらしく、1994年よりリーパーが指揮者を務めたとのこと。
    指揮者リーパーはイギリスの指揮者で、初期ナクソスにたくさんの録音を残した指揮者。
    アルテ・ノヴァでもグラン・カナリア・フィルと録音を残しました。
    シーフェンは1990年のチャイコフスキー国際コンクールに入賞した事もあるドイツのチェリスト。
    そのシーフェンがソロを取ったチェロ協奏曲は、チェロの技術は安定しているが、音量が全体的にオケに負けています。
    悪くないソロだけに惜しい。
    リーパーとグラン・カナリア・フィルは上手くバックを支えている他、スラヴ舞曲では中々の好演奏を聴かせてくれます。
    録音は1995年12月と1996年1月で、デジタルなので良質な録音です。

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     2025/12/31

    クリストフ・ポッペン指揮、ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団の演奏によって収録された、チャイコフスキー作曲の交響曲第5番とスラヴ行進曲を収録したCD。
    ポッペンとドイツ放送フィルによるチャイコフスキー交響曲全集の一枚である。
    このポッペンの全集、あまり評価は高くなく、ネット上では悪い評価はあっても良い評価は聞かないが、本CDを聴いてみるとその声も良く分かる。
    部分部分には良い所もあるが、全体的にスコアに書かれた音をそのまま再現したかの様な演奏で、非常に退屈な演奏だ。
    誰がやってもある程度は面白く聴けるスラヴ行進曲も、テンポが速いという点を除けば今ひとつ。
    2010年にライヴ録音されたもので、録音自体は良いと思う。

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     2025/12/24

    クラウディオ・アバド指揮、シカゴ交響楽団が、SONYに録音したチャイコフスキーの交響曲全集をBOX化した物だ。
    1984年から1991年にかけて収録したものです。
    SONYは今現在幾つかチャイコフスキーの全集BOXを出していますが、その中でもどの作品も安定した仕上がりであり、ロシア色は薄く、濃い演奏を求めるリスナーにはおすすめしないが、知的にバランス良くまとめ上げた好演奏である。
    こう言うチャイコフスキーの全集ものでは後期交響曲は意外に期待外れで、前期の作品が良かったりするが、本BOXも正しくそう。
    特にCD中最も古い録音になる第2番は、勢いも感じられて1番良い演奏ではないだろうか。
    また併せて管弦楽作品も収録されている。
    こちらは1812年やスラヴ行進曲等のブラスがうるさい作品はシカゴ響が大活躍しているが、他のオーケストラ曲も悪くない。
    テンペンストの充実した演奏は見事だ。
    録音年代は7年程開きがあるが思っていた程には音は悪くない。
    やはりステレオ時代だからか。
    廉価盤BOXなので解説書はないが、何より今現在2000円代で手に入るのだから、最初のチャイコフスキー交響曲全集として良いかもしれない。

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