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Comp.symphonies: Abravanel / Utah.so

Tchaikovsky (1840-1893)

User Review :4.5
(5)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
CD5X3603
Number of Discs
:
5
Label
:
Vox
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

チャイコフスキー交響曲全集(5CD)
アブラヴァネル&ユタ交響楽団


モーリス・アブラヴァネル[1903-1993]は、1920年代からドイツで活躍を始めましたが、ユダヤ系だったために社会不安を避けてフランスに移住、その地でブルーノ・ワルターに気に入られ客演指揮者として遇されたりしますが、やがてフランスでも反ユダヤ主義が勃興、アブラヴァネルは指揮者として招かれたオーストラリアに渡航、同地でいくつかのオペラを指揮して評判となります。それからほどなくしてメトロポリタン歌劇場から招待を受けると、アブラヴァネルは、アメリカに渡り、数々の作品を指揮して実力を発揮、名前も知られるようになりますが、一方で彼は、これらの経験から自分の音楽にはもっと自由になるオーケストラが必要だと痛感することとなります。
 第二次大戦終了後間もない1946年、アブラヴァネルは、ユタ州ソルトレイクシティにあるユタ交響楽団が指揮者を募集しているのを知るとこれに応募、以後、健康上の理由で引退する1979年まで、30年以上に渡って同楽団と密接な関係を築くこととなります。
 チャイコフスキーの交響曲全集は、マーラー、シベリウス、ブラームスの交響曲全集と並ぶ彼らの代表作で、当時のアメリカのオーケストラならではの屈託のない響きによって、心地よい音楽が組み立てられているのが印象的。
 アブラヴァネルは現代音楽からオペラまで幅広いレパートリーを持つ指揮者でしたが、どんな作品でも一貫しているのは、楽員と共に楽しみながら音楽をつくりあげるという前向きな姿勢でしょうか。(HMV)

【収録情報】
チャイコフスキー:
CD1
・交響曲第2番ハ短調 Op.17『ウクライナ』
・交響曲第5番ホ短調 Op.64

CD2
・マンフレッド交響曲 Op.58
・スラヴ行進曲 Op.31
・序曲『1812年』Op.49

CD3
・交響曲第6番ロ短調 Op.74『悲愴』
・交響曲第1番ト短調 Op.13『冬の日の幻想』(第1〜3楽章)

CD4
・交響曲第1番ト短調 Op.13『冬の日の幻想』(第4楽章)
・交響曲第3番ニ長調 Op.29『ポーランド』
・幻想曲『フランチェスカ・ダ・リミニ』Op.32

CD5
・交響曲第4番ヘ短調 Op.36
・幻想序曲『ハムレット』Op.67a
・幻想曲『ロメオとジュリエット』

 ユタ交響楽団
 モーリス・アブラヴァネル(指揮)

 録音時期:1972〜73年
 録音場所:ソルト・レイク・シティ、モルモン・タバナクル
 録音方式:ステレオ(セッション)

Track List   

クラシック曲目

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  • Peter Ilyich Tchaikovsky (1840 - 1893)
    Manfred Symphony, Op. 58
    Performer :

    Conductor :
    Abravanel, Maurice
    Ensemble  :
    Utah Symphony Orchestra
    • Period : Romantic
    • Style : Symphony
    • Composed in : 1885, Russia
    • Language :
    • Time : :
    • Recorded on : 1972-73, [Studio]
  • Peter Ilyich Tchaikovsky (1840 - 1893)
    Symphony no 1 in G minor, Op. 13 "Winter daydreams"
    Performer :

    Conductor :

    Ensemble  :

    • Period : Romantic
    • Style : Symphony
    • Composed in : 1866/1874, Russia
    • Language :
    • Time : :
    • Recorded on : 1972-73, [Studio]

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Comprehensive Evaluation

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演奏にも録音にも望むべき点は少なからずあ...

投稿日:2012/01/28 (土)

演奏にも録音にも望むべき点は少なからずあるのに、何だろうこの説得力。チャイコフスキーを満喫した気分になれます。マーラーの時もそうでした。今、こういう演奏、どこで聴けるのでしょうか。音楽史の表舞台で活躍することはなかったわけですが、アメリカの地方ではこんな音が聴けたのですね。今回のセット化は企画賞です。

淳メーカー さん | 愛知県 | 不明

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マーラー交響曲全集を初期に完成したことで...

投稿日:2011/03/21 (月)

マーラー交響曲全集を初期に完成したことで知られるアブラヴァネルさん。マーラーでは特にほめられる演奏が一つもない(ToT)という状態だったので、これも期待せず。安いので、チャイコフスキー好きとしてはまあ買っておこうかなというくらいで購入し、品物が手元に届いてからもやっぱりやめればよかったかなと思うくらいにホントに期待なし。ところが!1枚目(2番と5番という変な組み合わせ)を聴きだしてすぐ、「あ、これはいい!」と一気に高評価。オーケストラをしっかりと鳴らし(チャイコフスキーではこれが重要)、表情付けもなかなかに凝っていて、大いに楽しめました。2番はチャイコフスキーの交響曲の中では、個人的には最も魅力を感じないのですが、意外に楽しめました。5番もよし。マンフレッドはちょっともてあましたかも。1・3・6はツボというか勘所をよくおさえた演奏。名演とか言ってもてはやすようなタイプではありませんが、曲に必要なもの、曲の表そうとしているものを理解して、表現しようとしております。4番はちょっと元気が足りないかな。オーケストラも少し弱さが見えるかも。小品はいずれも好演でしょうか。総じてなかなかに立派な全集でした。たとえるなら、アブラヴァネルさん、町の定食屋という感じかなあ。定番メニューをまさに客の期待するイメージ通りに作り上げてくれます。そりゃまあ、究極のメニューに載るようなものではないけれど、今はやりのB級グルメってやつで、満足度は高いのではないかな。職人指揮者の一人であって、激しい表現意欲を持ったタイプではなく、また、巨大なレパートリーには必ずしも向いてなかったのかもしれませんが、決して軽視してはならない音楽家なのですね。録音はいかにもアナログの音だなあ。ツヤというかテリというか、そんな輝きがあります。このアルバム、聴後感はなかなかに満足。買ってよかった、と心から思います。なんだか嬉しいね、こういうの。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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ロシア的な重さも暗さも無い演奏ですが、す...

投稿日:2011/01/15 (土)

ロシア的な重さも暗さも無い演奏ですが、すっきりとした流れるような印象です。オケも安定していて優等生的。録音は少しこもった感じですが、スタンダードな名演だとおもいます。買って損はないでしょう。

silver さん | 東京都 | 不明

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