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輝け!2007年 HMVオンライン大賞 第2位

Monday, December 24th 2007

輝け!2007年 HMVオンライン大賞
   
 
2007年リリースの必聴盤・必見盤トップ10 をカウントダウン形式にて大発表!


「輝け!2007年 HMVオンライン大賞」は、2007年にリリースされた作品中、セールスや話題性などを省いて純粋に良い作品をHMVオンライン及びモバイルの専門ジャンル・スタッフが厳選したTOP10アイテムをご紹介する企画です。


ジャパニーズポップス、ロック&ポップス、ダンス&ソウル、クラシック、TV&映画DVD…などの各カテゴリーに分け、カウントダウン形式でご紹介いたします。


ジャズでは「モダン・ジャズ」、「フュージョン」、「ヴォーカル」、「DVD」の4カテゴリー別に10位から1位まで順にご紹介いたします。


注目の第一位の発表は12月25日です。お楽しみに!


それでは・・・HMVオンラインが選んだ2007年の必聴盤・必見盤は以下でどうぞ!

 
     
カテゴリー:
> モダン・ジャズ > フュージョン > ヴォーカル
> DVD



2007年のジャズを売上げから総括すると、「女性」、「リイシュー&未発表」、「ピアノ・トリオ」がキーワードとなりそうです。


●年間ビッグ・ヒットはノラ・ジョーンズとメセニー/メルドー
本年度いきなり先陣を切った超ビッグ・タイトル、ノラ・ジョーンズが圧倒的なセールスをあげました。空前のJazzy SSWブームの火付け役はジャズを超えた社会現象的な動き を見せました。前作が話題沸騰となったパット・メセニー&ブラッド・メルドーは第2弾としてカルテット作を発表。メセニーは『シークレット・ストーリー』の新装版もリリースし、こちらも大きなセールスをあげました。2008年度初頭には新作もリリースが予定されメセニー人気はとどまるところを知りません。


●マイルス、コルトレーン、エヴァンス、ジャコはまさに伝説
ヒストリカルでは、ジョン・コルトレーン没後40周年にあたり未発表音源を収録した『My Favorite Things: Coltrane At Newport』が一番のセールスをあげ、コルトレーン人気の強さを感じています。また、ジャコ・パストリアスも没後20周年にあたり、関連作紙ジャケや、未発表ライヴなど多数のアイテムがリリースされましたが、一番の注目はトリオ・オブ・ドゥームです。28年の月日を経て明らかになった真実もありました。


また、帝王マイルス・デイヴィスの話題も欠く事ができませんでした。未発表音源収録の『Complete On The Corner Session』『Live At The 1963 Monterey Jazz』『Complete Live Recordings 1956-1957』『Evolution Of The Groove』アトランテイック紙ジャケなどが軒並みベスト・セラーを記録。永遠の名盤『Kind Of Blue』は常にチャートにランキングされるエヴァーグリーン・アイテムです。マイルス・デイヴィスジョン・コルトレーン、そしてビル・エヴァンスは圧倒的なパワーを今も放ち続けていま す。


●健在!ハンコック、キース
新録では世界で最も永く続く不滅のトリオ、キース・ジャレットハービー・ハンコックという大御所のピアノ作品が大人気。ハンコックはレコード・オブ・ザ・イヤーを始めグラミー賞3部門にノミネートされました。


●相変わらず強い女性ヴォーカル。でも今年は男性陣も
ヴォーカル・アルバムは昨年ピークを迎えた女性ヴォーカル・ブームですが、本年度もサウンドを幅を広げ多彩なリリースが続きました。特に向田邦子の愛聴盤として紹介された ミリー・ヴァーノンがメデイア露出もあり大ヒット。他、ジェーン・モンハイトダイアナ・クラールのベスト盤、ステーシー・ケントアン・サリーソフィー・ミルマンアンナ・マリヤ・ヨペックAkikoなど歌姫がヴォーカル・チャートにズラリと並びました。そんな中、男性ヴォーカリストの台頭も今年のトピックスです。マリオ・ビヨンディマイケル・ブーブレマット・ダスクピーター・シンコッティなど各国の男性シンガー作品が多くリリースされた年となりました。


●まだまだ強いマーカス
フュージョン・シーンを見るとマーカス・ミラーが相変わらず圧倒的強さを見せつけ、キャンディー・ダルファーも順当な結果を残しました。また、ラリーカールトンロベン・フォードとの共演『Live In Tokyo』『Mr 335 Live In Japan』『夜の彷徨room 335 』復刻と新旧アイテムで健闘しています。


●山中、上原がJ-Jazzを牽引
日本人では山中千尋上原ひろみ。もはや日本のジャズ・シ−ンはこの若きふたりのピアノ才女中心にまわっているといっても過言ではないでしょう。世界市場での活躍がこの後大きく注目されます。また矢野沙織はCMでの起用もありベスト盤が非常に売れました。日本でも女性パワーが炸裂です。


●DVDは山中、スタンリー
DVDのリリースも本年は充実を見せました。特に山中千尋の女性トリオ・ライヴ、スタンリー・クラークの超豪華ライヴの2点はモンスター・ヒットを記録。その他、ウェザー・リポートスタッフビル・エヴァンスアラン・ホールズワースランディ・ブレッカー with マイケルデヴィッド・T・ウォーカー仙道さおりの教則など、様々なアイテムが人気を博しました。


●やすらかに・・・マイケル、ジョー、見幸
本年度の悲報は、やはりマイケル・ブレッカーの他界でしょう。渾身の力でレコーデイングした遺作『Pilgrimage』は病の中でもNo.1テナー・サックスの実力を見せ付けた歴史に残る名作です。そして、ファッション系雑誌の表紙も飾り、元気な姿を見せていたジョー・ザヴヌルの死も大変な衝撃を与えました。また、日本では、癌と闘いながらジャズに限らない多くの人々に勇気を与えた石野見幸です。彼女唯一の作品は2006年にリリースされたものですが、本年度本当に多くの方々に聴かれた作品の1枚です。


●発掘、復刻パワー全開!
次々と発掘されるレア・アイテムは、チャールズ・ミンガス/エリック・ドルフィージャズ・クインテット60フレディ・レッドロマーノ・ムッソリーニブラッドリー・ウイリアムスバッソ・バルダンブリーニユージン・マスロフクリス・ロムハイムミシェル・ビセリアアラン・ブロードベントなどがが新録と並びチャートを席巻しました。


●2008年は
パット・メセニーチック・コリア/上原ひろみというビッグ・アイテムを筆頭に、リズ・ライトトム・スコットケニー・Gなどビッグ・アイテムも既に発売決定。復刻、発掘も期待できます。また2007年から盛り上がっているイタリア関連も見逃せません!




   
   
     

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