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マタチッチ ライヴ・イン・ジャパン・シリーズ6タイトル

Thursday, April 24th 2003

マタチッチN響ライヴ第2弾!

→ライヴ・イン・ジャパン特集


『マタチッチのここで聴ける骨太で雄渾な音づくりは、まさしく「あの頃」のN響のイメージの最良の原影を今に蘇らせる』ー山崎浩太郎ー

ブラームス:交響曲第3番
ブラームス:悲劇的序曲
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)NHK交響楽団
録音:@1973年12月5日A1975年11月19日NHKホール・ライヴ(ステレオ)

非常に力強く、マタチッチの前にひれふしたくなるような演奏。実に英雄的であり濃厚な叙情漂うブラームス。N響も現在とは一味違う野性味溢れる金管、油っこい弦楽器と、魅力的です。音質はかなり良く、73年のものとは気づきませんでした。このあたりの年代のNHKはいかにもアナログといった感じの、良い録音が多いようでございます。日本語解説付き。ALT 060


マタチッチならではの豪快な曲目選択!

シューベルト:交響曲「未完成」
ビゼー:カルメン第1組曲,アルルの女「ファランドール」
ゴトヴァッツ(1895〜1982):交響的コロ舞曲

ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)NHK交響楽団
録音:1973年12月27日NHKホール・ライヴ(ステレオ)

演奏日に注目で、この年8月に前韓国大統領金大中氏が東京九段のホテルで誘拐されるという大事件があり、追い討ちをかけるように10月はオイルショック。さらに11月には全国でトイレットペーパー・パニックと続き日本は大混乱の年。その余波さめやらぬ、暮れも押迫った12月27日になんと、この曲目での演奏会。未完成の後にカルメンをやり、ファランドールまで!
 未完成のシリアスな名演、これは本当に名演の、あとハイテンションのカルメン、アルルと続きゴトヴァッツの暴力的ともいえる舞曲でしめくくられました。
 暗い世相(ちなみに五島勉のノストラダムスの大予言もこの年に出版)を吹き飛ばし、次の年へと明るい気分で臨めたであろう、大演奏会の記録。ファンならずとも大いに楽しめます。音質良好。日本語解説付き。ALT 061


これは屈指の名演、ドイツ流超重量級のチャイ5に対決!
弘中の濃厚なロマンと、マタチッチ古格にして高雅なモーツァルト20番

モーツアルト:ピアノ協奏曲第20番
チャイコフスキー:交響曲第5番

ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)NHK交響楽団、弘中孝(P)
録音:1975年11月19日NHKホール・ライヴ(ステレオ)

さすがマタチッチ得意のチャイ5。当時のN響の豪放ななりっぷりとマタチッチのたっぷりとしたテンポの巨人的音楽作りがあいまって、重量級の演奏。聴き終った後の満足感が大変。一方、聞き逃せないのがモーツァルトで、現在、東京音大教授弘中孝のロマンチックなピアノがインパクト大、しかもフィルクスニーを思わせる美音。対するマタチッチが古格な伴奏を大展開していてその対照の妙がえらい深みを生んでおります。これは聴きもの。なお、ライナーノートは弘中氏のマタチッチによせる興味深いエピソードが寄せられています。日本語解説付き。ALT 062


Lovro von Matacic  ロヴロ・フォン・マタチッチ

  • 1899年2月14日 
    クロアチア(当時はオーストリア領)に誕生。幼時にウィーンに移住。

  • 1908年 
    ウィーン少年合唱団に入団。その後、ウィーン音楽アカデミーとウィーン市立音楽院で学びます。

  • 1919年 
    ケルン歌劇場で副指揮者としてデビュー。

  • 1933年 
    ザグレブ歌劇場第1指揮者。

  • 1936年 
    ベルリン・フィルを指揮。

  • 1938年 
    ベオグラード歌劇場の音楽監督となる。 。

  • 1945年 
    戦後、ナチスの協力者として糾弾されるものの、壊滅的危機に陥っていた祖国の楽壇復興に尽力。

  • 1954年 
    西側での活動を再開し、ウィーン国立歌劇場を中心に、ミュンヘン、シュトゥットガルト、ミラノ、ローマなどの歌劇場に積極的な客演活動を展開して名声を博します。

  • 1956年 
    ドレスデン国立歌劇場の音楽監督に就任。その間、ベルリン国立歌劇場にもたびたび客演します。

  • 1958年 
    ウィーン国立歌劇場の指揮者に。

  • 1959年 
    バイロイト音楽祭に“ローエングリン”で初登場。同年、ヴェローナ歌劇場にも進出。

  • 1961年 
    フランクフルト市立歌劇場音楽総監督に就任。

  • 1965年 
    スラヴ歌劇団を率いて初来日。

  • 1966年 
    来日。

  • 1967年 
    来日。NHK交響楽団の名誉指揮者に任ぜられます。

  • 1968年 
    来日。

  • 1969年 
    来日。

  • 1970年 
    ザグレブ・フィルの専任指揮者、のち音楽監督、やがて終身名誉指揮者に。

  • 1971年 
    第6次イタリア歌劇団の指揮者として来日。

  • 1973年 
    来日。

  • 1974年 
    モンテカルロ国立歌劇場の音楽監督。

  • 1975年 
    来日。

  • 1984年 
    来日。NHK交響楽団を指揮した一連の演奏会が話題に。

  • 1985年1月4日 
    死去。

 


ユーゴスラヴィア出身でロマンテイックな芸風を持っていた彼は、ヨーロッパの中央楽壇ではその実力に反して冷遇されていました。しかし、そのせいもあってか(?)、マタチッチが日本へ度々足を運んでくれたのは幸いでした。

以下、HMVスタッフの体験記と巨匠マタチッチへの賛辞を掲載します。

 舞台に現れた巨匠の姿は、当時19歳の私に強烈な印象を与えた。燕尾服に包まれた巨躯、目は炎のように爛々と輝き、歩幅は大きく、速足で、あっと言う間に指揮台に上がった。そして右手で手刀を切るように(晩年の彼は指揮棒を持たなかった)拍子を刻むと、ずしりとした手ごたえのある音楽が鳴り始めた。彼の指揮姿はお世辞にも華麗とは言えない、ぶっきら棒なものだったが、普段エリート然としてクールなN響の面々がトチ狂ったような演奏で応えた。コントラバスなど、体を大きく左右に揺すっての渾身の演奏だったし、クライマックスでは全てのパートが力いっぱい楽器を響かせた。鳴らないことで有名なNHKホールも、さしもの熱演に箱鳴りした…。

 1984年3月8日NHKホールでのブルックナーの交響曲第8番は、私にとって忘れ得ない思い出である。この前日、7日の演奏の模様はCDでもLDでも発売されている。巨大豪快でいて、森羅万象を感じさせるようなブルックナーを聴かせた指揮者はクナッパーツブッシュとマタチッチくらいだろう。少なくとも現在では求め得ない演奏様式だ。例えば第1楽章展開部、練習記号L〜N(7分16秒〜8分11秒)の部分で、マタチッチはスコアの《非常に幅広く》という指示を援用し、アゴーギグを絡めた壮大な表現を示している。この様なロマンティックな解釈は、後期ロマン派に属しながら、作曲技法はずっと未来を指向し、精神的には中世に憧れたブルックナーには本来相容れないものだ。ところが、マタチッチの棒ではそれが魅力になってしまう。これこそ“芸”である。

 しかし、彼はロマンティックな芸風を持っていたが故、活動の拠点としていたドイツで悪評紛々だったことは悲しむべき事実だ。(これには彼がヨーロッパ音楽界の中心から外れたユーゴスラヴィア出身だったことも影響していたとか。)1960〜70年代のドイツでは、ロマン主義への反動から新古典主義的演奏様式が全盛を迎え、機を見るに敏なスター指揮者たち、例えばカラヤンやサヴァリッシュは自分のスタイルを流行に合わせて時流に乗ったのである。この2人が80年代に入り、手のひらを返したようにネオ・ロマンの演奏様式に転じたのは周知の通りである。

 マタチッチにこんな器用な生き方は出来なかった。いや、自らの真実に背くことなど考えも及ばなかった、と言うほうが正しいだろう。今世紀前半の巨匠たちの芸から学びながら指揮者として成長し、フルトヴェングラーやクナッパーツブッシュを尊敬したと言われるマタチッチ。その若き日の理想を終生追い求めたこと自体、彼が根っからのロマンティストだったことの証明と言えないだろうか。

 マタチッチは彼と同時代の指揮者たちと同じように、オペラ指揮者からの叩き上げである。アンサンブルを職人芸的にまとめ上げるのに秀れ、音楽をドラマティックに聴かせる能力も相当なものだ。彼は1950年代に数々の標題音楽を録音している。英EMIのアーティスト・プロファイル・シリーズで聴けるチャイコフスキーの《ハムレット》序曲や、R=コルサコフの《シェーラザード》は、晩年の彼からは想像もつかないレパートリーだが、登場人物を表す各動機の巧みな性格付け、アゴーギグを駆使した音楽(物語)の盛り上げ方など、実に見事な出来栄えである。

 マタチッチはドラマティックな演奏スタイルを絶対音楽にも持ち込んだ。しかし、この方法論が先のブルックナー第8のような説得力を獲得したのは、彼の60代以降のことだったようだ。1954年録音のブルックナー第4を聴くと、とくに終楽章で頻繁にテンポが動かされているが、必然性が余り感じられず、時にリズムを粘り過ぎて違和感を生むなど、ずいぶん未熟な指揮ぶりである。

 ところが、67年録音のチェコ・フィルとのブルックナー第7になると、前記第4の演奏よりもテンポの動きがずっと少なくなり、音楽のスケールも格段に大きくなっているのに驚かされる。即ち、形式が鍛練され、かつ音楽の深みも増しているのだ。これぞ巨匠の境地!

 このCDは、マスター・テープから音取りをやり直した結果、音質やバランスがマタチッチの実演に極めて近づいたのも嬉しい。機械的でない心のアンサンブル、ピラミッド状の雄大な響きに浸る喜びは筆舌に尽くし難いもの。録音状態にバラツキがある彼の遺産も、この音をイメージしながら聴けば、理解も早まるはず。彼の芸術に初めて接する方にも、ベテランの愛好家に方にも、真っ先にお薦めしたいCDだ。(板倉)

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  • Symphony No, 3, Tragic Overture : Matacic / NHK Symphony Orchestra (1973, 75)

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    Symphony No, 3, Tragic Overture : Matacic / NHK Symphony Orchestra (1973, 75)

    Brahms (1833-1897)

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    Release Date:04/June/2003


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  • Sym.8: Matacic / Nhk So +bizet: Carmen Suite.1, Etc

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    Sym.8: Matacic / Nhk So +bizet: Carmen Suite.1, Etc

    Schubert (1797-1828)

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    Release Date:03/December/2008


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  • Sym.5: Matacic / Nhk.so +mozart: Piano Concerto.20: 弘中孝(P)

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    Sym.5: Matacic / Nhk.so +mozart: Piano Concerto.20: 弘中孝(P)

    Tchaikovsky (1840-1893)

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    Release Date:04/June/2003


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  • Sym.8: Matacic / Nhk So (1975)

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    Sym.8: Matacic / Nhk So (1975)

    Bruckner (1824-1896)

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    Release Date:18/December/2008


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  • Orch.works: Matacic / Nhk.so (1975.12.4)

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    Orch.works: Matacic / Nhk.so (1975.12.4)

    Wagner (1813-1883)

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    Release Date:19/March/2003


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  • Sym.9: Matacic / Nhk.so (1975.12.10)

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    Sym.9: Matacic / Nhk.so (1975.12.10)

    Dvorak (1841-1904)

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    Release Date:25/January/2003


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マタチッチ

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