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ロシア・ピアニズム〜偉大なピアニストの系譜

Tuesday, April 15th 2003

ロシア・ピアニズム〜偉大なピアニストの系譜

ヴェデルニコフ、ネイガウス、ソフロニツキーというロシアの生んだ巨匠の録音を味わえる注目のシリーズ。海外のピアノ好きからも高い評価を獲得していたコロムビアの力作が大変お求め安くなっています。


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ヴェデルニコフ

1995年度レコード・アカデミー賞(企画部門)を受賞したシリーズ「ヴェデルニコフの芸術」及び続編から10点を選んでの廉価再発売。

ヴェデルニコフは1920年ハルビン生まれ、幼少の頃より神童として活躍、1935年に15歳で来日し、モギレフスキー指揮の新交響楽団(現在のNHK交響楽団)と共演して喝采を浴びる。その後、家族と共にロシア(ソビエト)に戻るが、スターリンの粛清により両親が逮捕され、父親は銃殺、母親は強制収容所送りという悲劇に見舞われる。当時、モスクワ音楽院で学んでいたヴェデルニコフは、師のゲンリヒ・ネイガウスのはからいでかろうじて逮捕を逃れたという。そのネイガウスは、ヴェデルニコフをリヒテルやギレリスと並べて「もっとも才能ある弟子の一人」として高く評価したが、ソビエト体制から睨まれたヴェデルニコフに国外での活動の機会が与えられることはなかった。ペレストロイカ以後、ようやく国外での活動が可能となり、イタリア、フィンランド、ドイツなどで演奏会を開く。1993年に58年ぶりの来日公演が予定されたが、来日直前の93年7月に死去。死後、初めてCDが発売され大きな話題となった。

COCQ-83651
ロシア・ピアニズム名盤選-1 バッハ:イギリス組曲/イタリア協奏曲、他
ヴェデルニコフ


J.S. バッハ:
1. イギリス組曲 第6番 ニ短調 BWV 811
2. 7つのコラール前奏曲
ベツレヘムに生まれし幼子 BWV 603
いまぞ喜べ(愛するキリストの仲間たち) BWV 734
人みな死すべきもの BWV 643
甘き喜びのうちに BWV 608
我ら悩みの極みにありて BWV 641
目覚めよ,と呼ぶ声あり BWV 645
いざ来れ,異教徒の救い主よ BWV 659(ヴェデルニコフ編)
3. イタリア協奏曲ヘ長調BWV 971

アナトリー・ヴェデルニコフ(ピアノ)
1962年(1)、1970年(2)、1963年 (3)

幅広いレパートリーを誇ったヴェデルニコフはロシアではニコラーエワと並ぶバッハ弾きとしても名高く、パルティータ(全曲)やイギリス組曲(全曲)などの録音を残している。このCDは、60年代と70年の録音。音の粒が美しく、バッハをピアノで弾く良さが表れている。自らの編曲したコラール・プレリュードは荘重な雰囲気が素晴らしい。


COCQ-83652
ロシア・ピアニズム名盤選-2 ベートーヴェン:ハンマークラヴィーア》/ピアノ・ソナタ第1番
ヴェデルニコフ


ベートーヴェン:
1. ピアノ・ソナタ 第1番 ヘ短調 作品2の1
2. ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調 作品106《ハンマークラヴィーア》

アナトリー・ヴェデルニコフ(ピアノ)
1968年(1)、1966年(2)

ヴェデルニコフの幅広いレパートリーの中でもベートーヴェンは格別に素晴らしかった。このCDでは初期のソナタ第1番と後年の大作第29番《ハンマークラヴィーア》を収録。後者はヴェデルニコフ自身も気に入っていたという渾身の名演。ほとんど編集をしていない(ワンテイクに近い)という大きな音楽の流れが魅力的だ。


COCQ-83653
ロシア・ピアニズム名盤選-3 ベートーヴェン:月光/テンペスト、他
ヴェデルニコフ


ベートーヴェン:
1. 自作の主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO.80
2. ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 作品27の2《月光》
3. ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 作品31の2《テンペスト》

アナトリー・ヴェデルニコフ(ピアノ)
1973年、1974年

ヴェデルニコフの得意としたベートーヴェン作品より有名な《月光》と《テンペスト》のソナタ2曲とヴァリエーション1曲を収録。表情豊かで豪快なピアニズムはロシア楽派ならではの魅力だが、ヴェデルニコフ一流の知性的な面も発揮されている。見事な構成感の中で思索的かつロマン的な表現に溢れる、聴き応えたっぷりのベートーヴェン。


COCQ-83654
ロシア・ピアニズム名盤選-4 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30/31/32番
ヴェデルニコフ


ベートーヴェン:
1. ピアノ・ソナタ 第30番 ホ長調 作品109
2. ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 作品110
3. ピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調 作品111

アナトリー・ヴェデルニコフ(ピアノ)
1969年(2)、1974年(3)、1976年(1)

ベートーヴェンのピアノ・ソナタの最高峰とされる最後の3つのソナタを収録。一分の隙もないテクニックと完璧なまでの構造性。形式的洗練が内容的深化とひとつになっている究極の名演であり、「これは同時代にひとつあるかないかの古典として残る演奏なのだ」と浅田彰氏も絶賛した。


COCQ-83655
ロシア・ピアニズム名盤選-5 シューベルト:さすらい人幻想曲/シューマン:交響的練習曲/ブラームス:パガニーニ変奏曲
ヴェデルニコフ


1. シューベルト:さすらい人幻想曲 ハ長調 D.760
2. シューマン:交響的練習曲 作品13
3. ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 作品35

アナトリー・ヴェデルニコフ(ピアノ)
(1)(M)
1968年(1)、1973年(2)、1975年(3)

ドイツ・ロマン派の大作を集めたプログラム。ヴェデルニコフらしい構造のしっかりとした骨太の演奏は、本場ドイツ・オーストリアの演奏家たちよりももっと「ドイツ的」かもしれない。細やかなニュアンスと大胆なタッチが共存する素晴らしく音楽的な演奏で、思わず息をのむほど美しい。


COCQ-83656

ロシア・ピアニズム名盤選-6 ショパン:葬送ソナタ/バラード/スケルツォ、他
ヴェデルニコフ


ショパン:
1. ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 作品35《葬送》
2. スケルツォ 第2番 変ロ短調 作品31
3. スケルツォ 第3番 嬰ハ短調 作品39
4. バラード 第1番 ト短調 作品23
5. バラード 第2番 ヘ長調 作品38
6. マズルカ イ短調 作品68の2

アナトリー・ヴェデルニコフ(ピアノ)]
1973年(1)、1977年(2〜5)、1953年(6)

ヴェデルニコフによるショパンは比較的珍しいが、期待通りの素晴らしい内容だ。典型的なロシアのヴィルトゥオーゾのスタイルによる演奏で、たっぷりとピアノを鳴らせながらも細やかなニュアンスに富む。その真摯な演奏は高貴な精神性に貫かれており、奥行きのある深い表現がショパン音楽の本質をくっきりと描き出す。


COCQ-83657
ロシア・ピアニズム名盤選-7 ブラームス:ヘンデル変奏曲/間奏曲 作品117/小品 作品118
ヴェデルニコフ


ブラームス:
1. ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ 作品24
2. 3つの間奏曲 作品117
3. 6つのピアノ小品 作品118

アナトリー・ヴェデルニコフ(ピアノ)
1975年、1980年、1981年

波瀾万丈の人生により「悲劇の巨匠」、「幻の巨匠」として注目を浴びたヴェデルニコフの弾くブラームス。ロシアのピアニストとしては珍しいほどに独墺系のレパートリーを得意としたが、堅固な構造性と明解な表現はまさにブラームス演奏に相応しい。確かなテクニックに裏打ちされた堂々たるブラームスだ。


COCQ-83658
ロシア・ピアニズム名盤選-8 ドビュッシー:前奏曲第1巻/ベルガマスク組曲
ヴェデルニコフ


ドビュッシー:
1. 前奏曲第1巻
2. ベルガマスク組曲

アナトリー・ヴェデルニコフ(ピアノ)
(2)(M)
1989年(1)、1962年(2)

ヴェデルニコフによるドビュッシーの作品集はロシア国内でも「絶品」との評価がなされており、リヒテルも回想録でその素晴らしさについて語っていた。多彩なタッチと堅固で明確な構造性は、ヴェデルニコフの演奏に共通するところだが、抑制された表現の中に滲み出る深い味わいこそ、このCDの聴きどころだろう。晩年期(前奏曲集)と壮年期(ベルガマスク組曲)の演奏スタイルの比較も興味深い。


COCQ-83659
ロシア・ピアニズム名盤選-9 スクリャービン:黒ミサ/プロコフィエフ:思考、他
ヴェデルニコフ


スクリャービン:
1. ピアノ・ソナタ 第9番 作品68《黒ミサ》
2. ピアノ・ソナタ 第10番 作品69
3. 3つの練習曲 作品65

プロコフィエフ:
4. 思考 作品62
5. ディヴェルティメント 作品43bis

アナトリー・ヴェデルニコフ(ピアノ)
1962年、1969年、1975年

ヴェデルニコフによる20世紀のロシア・ソビエト音楽。スクリャービンの後期のソナタ2曲とプロコフィエフの小品をメインとした選曲。圧倒的なヴィルトゥオジティを誇りながらもヒューマンな温もりに貫かれているのが、いかにもヴェデルニコフらしい。スコアの隅々まで光を当てた演奏で、豊かなイマジネーションとファンタジーが広がってゆく。


COCQ-83660
ロシア・ピアニズム名盤選-10 スクリャービン:24の前奏曲/プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第5番
ヴェデルニコフ


1. スクリャービン:24の前奏曲 作品11
2. プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第5番ハ長調 作品135(38)
3. ストラヴィンスキー(ヴェデルニコフ編):ペトルーシュカ組曲

アナトリー・ヴェデルニコフ(ピアノ)
一部(M)
1975年(1)、1959年(2)、1963年(3)

ヴェデルニコフによる「お国もの」第2弾。演奏者自身が「会心の出来」と語ったほど素晴らしいスクリャービンの「24の前奏曲」。プロコフィエフのソナタ第5番の改訂版には作曲家と親交のあったヴェデルニコフ自身の意見がかなり取り入れられているという。ストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」はヴェデルニコフによるヴァージョンで、有名な3つの場面に続いてペトルーシュカの死と幽霊出現の場面までを含む。いずれも巨大なスケール感にあふれる決定的名演だ。




ネイガウス

リヒテル、ギレリス、ヴェデルニコフらの師として、またスタニスラフ・ブーニンの祖父として知られるロシアの大ピアニスト、ゲンリヒ・ネイガウスの録音を集めたボックス・セット(96年発売、11枚組)からの分売。

ロシア・ピアニズムの伝統を確立したとも言うべき大ピアニスト・教育家であり、その存在なしにロシア・ピアニズムは語れないと言われるゲンリヒ・ネイガウス。1888年、ロシアのエリザベートグラード(現在はウクライナ領)生まれ。音楽家の家庭に生まれ育ち、親戚にピアニスト・作曲家のF.ブルーメンフェリト(ホロヴィッツの師として有名)や作曲家のシマノフスキらがいる。ウィーン音楽アカデミーでゴドフスキに師事し、第一級のピアニストとして将来を嘱望されていたが、第一次大戦の影響で国際的キャリアを制限され、祖国に戻った後、後進の指導にあたりつつ演奏家として活動した。1922年から亡くなる64年までモスクワ音楽院教授、1935年から37年までは同音楽院院長のポストにあった。日本では教育者としての側面のみ強調されてきたが、ピアニストとしてもたいへん偉大な存在で、晩年は病気による右手の麻痺に苦しみながらもステージに立ち続け、感動的な演奏会を数多く開いている。ネイガウスの演奏は即興性に満ち、その感情の起伏の激しさは群を抜いていたと言われている。深い教養と優れたセンスに裏打ちされた演奏は誰にも真似することのできないもの。数か国語を自由に操り人々の心を魅了する人柄を反映した、香り高いピアニズムはひとつの文化を代表するものといえるだろう。


COCQ-83661〜83662
ロシア・ピアニズム名盤選-11 1949年ショパン・コンサート・ライヴ/1958年ジュビリー・コンサート・ライヴ
ゲンリヒ・ネイガウス


1949年3月5日、モスクワ音楽院大ホールにおける演奏会のライヴ録音
ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58
2つの夜想曲 作品55
第1番 ヘ短調
第2番 変ホ長調
幻想曲 ヘ短調 作品49
ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 作品35
ショパン:3つのマズルカ 作品59
第1番 イ短調
第2番 変イ長調
第3番 嬰ヘ短調
ワルツ 変イ長調 作品42
マズルカ 変ホ長調 作品6の4
マズルカ ロ長調 作品63の1
夜想曲 嬰ヘ長調 作品15の2
マズルカ ヘ短調 作品68の4

1958年4月23日、モスクワ音楽院大ホールにおけるジュビリー・コンサートのライヴ録音
シューマン:幻想曲 ハ長調 作品17より 第1楽章
スクリャービン:幻想曲 ロ短調 作品28
ショパン:幻想ポロネーズ 変イ長調 作品61
スクリャービン:アルバムの綴り 作品45の1
ショパン:マズルカ 嬰ハ短調 作品50の3

ゲンリヒ・ネイガウス(ピアノ)
1949年3月5日、1958年4月23日

ネイガウスは、自身ポーランドの血筋を引いており、ショパンを得意としていたが、このCDは、ソナタ2曲を中心とした演奏会のライヴ録音。晩年にモスクワ音楽院大ホールで行ったジュビリー・コンサート(生誕70年記念)のライヴ録音を併せて収録している。


COCQ-83663
ロシア・ピアニズム名盤選-12 ショパン/スクリャービン:ピアノ協奏曲
ゲンリヒ・ネイガウス


ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11
スクリャービン:ピアノ協奏曲 嬰ヘ短調 作品20*

ゲンリヒ・ネイガウス(ピアノ)
アレクサンドル・ガウク指揮 ソビエト放送交響楽団(ショパン)
ニコライ・ゴロヴァノフ指揮 ソビエト放送交響楽団(スクリャービン)
1946年(スクリャービン)、1951年(ショパン)

ショパンとスクリャービンのピアノ協奏曲のスタジオ録音。ショパンはわが国でも昭和30年代にLPで紹介されたことのある、ネイガウスの代表的な名演奏。スクリャービンでは近年わが国でも再評価の機運が高まっている指揮者ゴロヴァーノフとの共演。


COCQ-83664
ロシア・ピアニズム名盤選-13 バッハ/モーツァルト/ブラームス
ゲンリヒ・ネイガウス


バッハ:
平均律クラヴィーア曲集 第1巻より(6曲)
1. 前奏曲とフーガ 第13番 嬰ヘ長調 
2. 前奏曲とフーガ 第14番 嬰ヘ短調
3. 前奏曲とフーガ 第15番 ト長調
4. 前奏曲とフーガ 第16番 ト短調
5. 前奏曲とフーガ 第17番 変イ長調
6. 前奏曲とフーガ 第18番 嬰ト短調

モーツァルト:
7. ロンド イ短調 K.511

ブラームス:
8. カプリッチョ 嬰ヘ短調 作品76の1
9. 間奏曲 変イ長調 作品76の3
10. 間奏曲 変ロ長調 作品76の4
11. カプリッチョ 嬰ハ短調 作品76の5
12. 間奏曲 イ長調 作品76の6
13. 間奏曲 イ短調 作品76の7
14. カプリッチョ ハ長調 作品76の8
15. 間奏曲 イ長調 作品118の2
16. 間奏曲 ロ短調 作品119の1
17. 間奏曲 ホ短調 作品119の2

ゲンリヒ・ネイガウス(ピアノ)
1947年 (9,10,16,17)、1950年 (7)、1951年 (1-6,8,11-14)、1952年 (15)

この巻は独墺系の作品を収めるが、ベルリンとウィーンで学んだネイガウスにとってドイツ音楽は重要なレパートリーであった。特にブラームスはネイガウス自身が「得意にしている」と語っているほどで、感動的な名演奏を聴かせる。


COCQ-83665
ロシア・ピアニズム名盤選-14 シューマン:クライスレリアーナ/リスト:ピアノ協奏曲第2番
ゲンリヒ・ネイガウス


シューマン:クライスレリアーナ 作品16 (1951)
リスト:ピアノ協奏曲 第2番*

ゲンリヒ・ネイガウス(ピアノ)
ウラジーミル・デグチャレンコ 指揮 ソビエト国立交響楽団*
1946年*、1951年

ネイガウスの最も得意としたレパートリーのひとつ、クライスレリアーナ(シューマン)を収める。リストの第2協奏曲は、「王者のような」という形容が相応しい堂々たる演奏。


COCQ-83666
ロシア・ピアニズム名盤選-15 スクリャービン/ラフマニノフ/プロコフィエフ
ゲンリヒ・ネイガウス


スクリャービン:
24の前奏曲 作品11より(5曲)
第2番 イ短調
第5番 ニ長調
第8番 嬰ヘ短調
第11番 ロ長調
第12番 嬰ト短調
2つの詩曲 作品32
第1番 嬰ヘ長調
第2番 ニ長調
2つの詩曲 作品63
第1番 仮面
第2番 不思議

ラフマニノフ:
前奏曲 嬰ヘ短調 作品23の1
前奏曲 ニ長調 作品23の4
練習曲 《音の絵》 イ短調 作品39の2

プロコフィエフ:
束の間の幻影 作品22

ショスタコーヴィチ:
13の前奏曲 作品34より(13曲)
第1番 ハ長調 
第2番 イ短調
第3番 ト長調
第7番 イ長調
第8番 嬰ヘ短調
第11番 ロ長調
第13番 嬰ヘ長調
第14番 変ホ短調
第16番 変ロ短調
第18番 ヘ短調
第19番 変ホ長調
第22番 ト短調

スタジオ録音されたロシアの作品集。生前からその作品演奏を絶賛されていたスクリャービン、尊敬する先輩ラフマニノフ、親交のあったプロコフィエフ、惜しみない賞賛の対象だったショスタコーヴィチ、以上4人の作品を収めている。いずれも作品への深い愛情と理解に裏打ちされた優れた演奏だ。




ソフロニツキー

死後40年を経てなおロシア国内ではカリスマ的な人気と影響力を誇る伝説的なピアニスト、ウラジーミル・ソフロニツキーの録音を紹介したシリーズから5点を選んでの再発売。
ソフロニツキー(1901-1961)は、ロシアのありとあらゆるピアニストたちに影響を与えている存在といっても過言でない。ペテルブルク音楽院でL・ニコラーエフに学び1920年代に西側で活躍、ロシアに帰国した後は亡命することもなく国内で活動を続け、晩年にはモスクワ音楽院小ホールやスクリャービン博物館といった小会場で少人数の聴衆の前でのみ演奏、生きながらにして伝説と化した。とりわけスクリャービン演奏に関しては、この作曲家の娘婿だったこともあり、右に出るものはないと言われている。ロシアにおけるソフロニツキーの評価はリヒテル、ホロヴィッツをも凌ぐ。まさに伝説的スーパースターである。


COCQ-83667〜83668
ロシア・ピアニズム名盤選-16 1960年10月モスクワ音楽院ライヴ/スタジオ録音(ベートーヴェン/シューベルト/リスト)
ソフロニツキー


ベートーヴェン:
アンダンテ・ファヴォリ WoO57 1952年の録音
シューベルト:
即興曲 ハ短調 作品90の1 1953の録音
即興曲 ト長調 作品90の3 1960の録音
即興曲 変イ長調 作品142の2 1960の録音
(以上、スタジオ録音)

シューベルト:
ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D.960
シューベルト= リスト:
連祷
リスト:
ピアノ・ソナタ ロ短調
シューベルト= リスト:
水車小屋の男と小川(小川と詩人)
すみか
魔王
春のあこがれ(信仰)
影法師
(以上、1960年10月14日、モスクワ音楽院小ホールでの演奏会ライヴ)

ウラジーミル・ソフロニツキー(ピアノ)
1960年10月14日、モスクワ音楽院小ホールでの演奏会ライヴ
他はスタジオ録音 1952,1953,1960

当CDは、ロマン派の作品演奏を最も得意としたソフロニツキーの弾くベートーヴェン、シューベルトとリストを収める。リストのロ短調ソナタは、ロシアでは同曲の最高の演奏解釈として今なお高い評価を受けている録音。シューベルト=リストの歌曲トランスクリプションも、ロシア・ピアニズムを語るうえでは欠かせない名演である。


COCQ-83669〜83670
ロシア・ピアニズム名盤選-17 伝説のスクリャービン・リサイタル (1960年2月2日)
ソフロニツキー


スクリャービン:
練習曲
嬰ヘ短調 作品8の2、ロ長調 作品8の4、ホ長調 作品8の5、
変イ長調 作品8の8、嬰ハ短調 作品8の9、変ロ短調 作品8の11、
嬰ヘ長調 作品42の3
幻想曲 ロ短調 作品28
(以上、スタジオ録音 1959年)

前奏曲
ハ長調 作品13の1、イ短調 作品11の2、ト長調 作品13の3、ホ短調 作品11の4、
ニ長調 作品11の5、ロ短調 作品13の6、イ長調 作品15の1、
嬰ハ短調 作品9の1(左手のための)、ホ長調 作品11の9、
嬰ハ短調 作品11の10、嬰ハ短調 作品22の2、ロ長調 作品22の3、
嬰ト短調 作品16の2、変ト長調 作品16の3、変ホ短調 作品16の4、
嬰ヘ長調 作品16の5、変ニ長調 作品11の15、変ロ短調 作品11の16、
変イ長調 作品1の17、変ホ長調 作品11の19、ハ短調 作品11の20、
変ロ長調 作品11の21、変ロ長調 作品17の6、ト短調 作品11の22、
ヘ長調 作品11の23、ニ短調 作品11の24

詩曲
作品52の1、作品59の1、作品51の3、作品52の3《やつれの詩曲》、
作品63の1《仮面》、作品36《悪魔的詩曲》、ニ長調 作品32の2、
嬰ヘ長調 作品32の1、作品69の1、作品69の2
ピアノ・ソナタ 第9番 作品68
詩曲
作品73の2、作品73の1、作品71の1《おどけて》、作品71の2《空想して》
ピアノ・ソナタ 第10番 作品70
たよりなさ 作品51の1
アルバムの綴り 作品45の1
マズルカ ホ短調 作品25の3
練習曲 嬰ハ短調 作品42の5
マズルカ 嬰ヘ長調 作品40の2
練習曲 嬰ニ短調 作品8の12
(以上、1960年2月2日、モスクワ音楽院小ホールでの演奏会ライヴ)

ウラジーミル・ソフロニツキー(ピアノ)
1960年2月2日、モスクワ音楽院小ホールにおけるスクリャービン・プログラムのライヴ録音/1959年 のスタジオ録音

当2枚組はスクリャービンの作品集。主としてロマン派の作品演奏を得意としたソフロニツキーであるが、とりわけスクリャービン演奏に関しては、この作曲家の娘婿だったこともあり、右に出るものはないと言われている。今なお語り継がれている晩年のオール・スクリャービン・プログラムによる演奏会のライヴ録音はシリーズ全体の圧巻。空前絶後、これを聞かずしては死に切れないと言ってよいほど強烈なインパクトに満ちている。併せて収録されているスタジオ録音も、スクリャービン演奏の最高のスタンダードとして評価されている。


COCQ-83671
ロシア・ピアニズム名盤選-18 ラフマニノフ & プロコフィエフ
ソフロニツキー


ラフマニノフ:
前奏曲(7曲)
嬰ハ短調 作品3の2
嬰ヘ短調 作品23の1
ニ長調 作品23の4
変ホ長調 作品23の6
ホ長調 作品32の3
ト長調 作品32の5
嬰ト短調 作品32の12
楽興の時 作品16より(2曲)
第5番 変ニ長調
第3番 ロ短調
練習曲集《音の絵》より(5曲)
ハ長調 作品33の2
ト短調 作品33の8
ロ短調 作品39の4
変ホ短調 作品39の5
イ短調 作品39の6
プロコフィエフ:
年老いた祖母の物語 作品31
束の間の幻影 作品22より 第7曲
風刺 作品17より 第3曲
小品 作品12より(7曲)
第1曲 行進曲
第2曲 ガヴォット
第3曲 リゴードン
第6曲 伝説
第7曲 前奏曲
第8曲 アルマンド
第9曲 滑稽なスケルツォ

ウラジーミル・ソフロニツキー(ピアノ)

得意のお国もののレパートリー。ロシアの演奏家ならではのスケール感と抒情性を湛えるラフマニノフと、親交のあったプロコフィエフの作品を収める。いずれも永遠のスタンダードと呼ぶべき名演奏。


COCQ-83672
ロシア・ピアニズム名盤選-19 ショパン
ソフロニツキー


ショパン:
ポロネーズ第1番 嬰ハ短調 作品26(録音:1946)
練習曲 ホ長調 作品10の3《別れの曲》 (1953)
練習曲 変ホ短調 作品10の6 (1948)
練習曲 変イ長調 (遺作)(「3つの新しい練習曲」より) (1948)
前奏曲 ハ長調 作品28の1 (1950)
前奏曲 イ短調 作品28の2 (1946)
前奏曲 嬰ト短調 作品28の12 (1951)
前奏曲 変ト長調 作品28の13 (1946)
ワルツ 変イ長調 作品64の3 (1946)
ワルツ 変イ長調 作品69の1 (1946)
ワルツ 変ト長調 作品70の1 (1950)
ワルツ 変ニ長調 作品70の3 (1950)
マズルカ ト短調 作品24の1 (1953)
マズルカ 変イ長調 作品17の3 (1953)
マズルカ ハ長調 作品33の3 (1953)
マズルカ 嬰ハ短調 作品41の1 (1950)
マズルカ ホ短調 作品41の2 (1952)
マズルカ 嬰ハ短調 作品50の3 (1947)
マズルカ イ短調 作品68の2 (1947)
マズルカ ヘ長調 作品68の3 (1950)
バラード第3番 変イ長調 作品47 (1947)

ウラジーミル・ソフロニツキー(ピアノ)

ソフロニツキーはワルシャワでショパンの孫弟子アレクサンドル・ミハゥオフスキーに師事したこともあり、ロシア屈指のショパン弾きとしても絶賛されていた。今なおソフロニツキーのショパン演奏を最高のものと讃えるロシア人ピアニストは多い。男性的でスケールの大きなショパン演奏は、20世紀のショパン演奏のスタンダードといえる。


COCQ-83673〜83674
ロシア・ピアニズム名盤選-20 伝説のシューマン・リサイタル
ソフロニツキー


シューマン:
アラベスク 作品18
幻想曲 ハ長調 作品17
交響的練習曲 作品13
謝肉祭 作品9
夕べに 作品12の1
ロマンス 作品28の1
(以上1959年11月18日、モスクワ音楽院小ホールにおけるシューマン・プログラムのライヴ録音)

ショパン:
ポロネーズ第1番 嬰ハ短調 作品26の1
ワルツ 変イ長調 作品69の1《告別》
ワルツ ヘ短調 作品70の2
ワルツ 変ニ長調 作品70の3
マズルカ ヘ短調 63の2
マズルカ 変ニ長調 作品30の3
マズルカ 嬰ハ短調 作品30の4
マズルカ 嬰ハ短調 作品41の1
マズルカ 嬰ハ短調 作品50の3
(以上1960年夏、モスクワ音楽院大ホールにおける録音。ショパン・プログラム)

ウラジーミル・ソフロニツキー(ピアノ)
1959年11月18日、1960夏 モスクワ音楽院

ソフロニツキー晩年の1959年にモスクワ音楽院小ホールで行われたシューマン・プログラムのライヴ録音。ロシアものとショパン作品の演奏に定評のあるソフロニツキーだが、シューマンの作品もまた得意なレパートリーであった。当録音はソフロニツキー芸術の真髄を伝えるものとして今なお語り草となっている演奏会のライヴであり、特に「幻想曲」と「交響的練習曲」における創造的エネルギー感は圧倒的である。併録のショパンは最晩年のスタジオ録音だが、ソフロニツキー芸術の最高到達点を記す貴重な記録。

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ネイガウス

ソフロニツキー

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