フルトヴェングラー&ローマRAI響/ワーグナー:『ワルキューレ』第1幕

2024年04月18日 (木) 10:00 - HMV&BOOKS online - Classical


没後70年記念。フルトヴェングラーの秘蔵音源、
1952年ローマでの『ワルキューレ』第1幕、世界初出LPのマスターから初SACD&CD化!


フルトヴェングラーは「ワーグナーの音楽には、舞台での演技をはぎとった後でさえも、聴衆に強い印象を与える。・・・楽劇のスタイルを創出しているのは、むしろ音楽なのだ。」(『グレート・レコーディングズ』ジョン・アードイン著、藤井留美訳、音楽之友社2000年刊より)として、『ワルキューレ』第1幕や『神々の黄昏』第3幕を大戦末期のころから演奏会形式で取り上げてきました。しかし、録音は1952年のRAI(イタリア放送協会)のために行なった2種類しか残っていません。この2種類の音源、イタリア「CETRA」で1985年にLPを発売しましたが、CD化はされませんでした。 日本ではキングレコードが、『神々の黄昏』第3幕を2020年6月にCD(KKC4221)発売しましたが、『ワルキューレ』第1幕は未着手でした。今回、世界初のSACD&CD化!
 1952年1月14日と15日の2日間、ローマで『ワルキューレ』第1幕(演奏会形式による)全曲上演がおこなわれ、RAI(イタリア放送協会)が収録しております(14日か15日か、それとも2日間か、説がわかれており不明)。音質は放送録音のためか良好で、有名な冒頭の前奏曲(「嵐」の場面)からオーケストラの弦が生々しく響いてきます。歌手の3人のうち、ヒルデ・コネツニ(ソプラノ/ジークリンデ)、ギュンター・トレプトウ(テノール/ジークムント)は1950年ミラノ・スカラ座での『指環』全曲盤と同じ。オットー・フォン・ローア(バス/フンディング)はスカラ座盤より力強く安定した歌唱を示しています。指揮は1954年のウィーン・フィル、メードル、グラインドル、ズートハウスとのEMIセッション録音より熱を帯びた雰囲気あるもの。拍手の音も生々しいです。
 長大な『指環』のなかでも最も密度の濃い名曲の貴重演奏、世界初出LPのマスターテープ(2トラック、38cm/秒)からキング関口台スタジオで最新技術も用い、丁寧にデジタル・マスタリングを行なった結果はLP時代の音質をもはるかに凌ぐもの。さらには初めてSACD&CDに仕上げた、ファンならずとも必聴・必携の貴重盤となっております。
 歌詞対訳は販売元ホームページ(Webサイト)にパスワード付きで掲載。(販売元情報)

【収録情報】
● ワーグナー:『ワルキューレ』第1幕
(演奏会形式による全曲上演)

 ヒルデ・コネツニ(ソプラノ/ジークリンデ)
 ギュンター・トレプトウ(テノール/ジークムント)
 オットー・フォン・ローア(バス/フンディング)
 ローマRAI交響楽団(ローマ・イタリア放送交響楽団)
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

 録音時期:1952年1月14日または15日
 録音場所:ローマ、ローマ・オーディトリオ・デ・フォロ・イタリーコ
 録音方式:モノラル(放送用ライヴ)
 SACD Hybrid

 音源提供:DISCOS, Milano
 国内発売旧LP:セブンシーズ(キングレコード)K20C-471/2(1986.4.1)
 伊チェトラの世界初LPはFE-47(1985年)

 国内製作
 日本語帯・解説付き(解説:岡 俊雄/渡辺 護)

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