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特集:Wax Poetics Japan No.08

Wednesday, February 10th 2010

waxpoetics


Wax Poeticsはニューヨークにて企画・編集され、世界中で最も信頼される音楽誌(隔月発刊)。世界の名だたるアーティストや、日本で活躍している有名アーティストから絶賛されている本国版Wax Poeticsだが、昨年10月にようやくその日本版が発刊された。取り上げられる音楽はソウル、ジャズ、ファンク、ヒップホップ、レゲエ、ラテンなどのブラック・ミュージックを軸に展開され、本物思考のミュージック・ファンから絶大な信頼を得ている。昨今の多くの情報メディア(雑誌、WEB 、フリーペーパーなど)とは違い、何度も読み返さずにはいられない記録補完的な紙媒体であり、ゴミとして捨てられることのない、愛され続けるマガジンである。

Wax Poetics Japan オフィシャルサイト


waxpoetics Japan No.08

これまで、有名無名に関わらず本物のブラック・ミュージックを“追求”し続け、世界中の真の音楽好きから最も信頼される音楽誌の日本版。
発売日:2月10日(水) 仕様:B5変型 無線綴じ 定価:¥1,143(税抜)/¥1,200(税込)
表紙: J Dilla版(書店流通/レコードショップ流通) /   Public Enemy版(レコードショップ流通/スペシャルバージョンとして、ごく限られた店舗のみ発売)
裏表紙:Roger Troutman

J.Dillaヴァージョン
J Dilla Ver.(通常版)
J Dilla: 2006年に他界した当時最高峰のヒップホップ・プロデューサーだった、 J Dillaの追悼記事。死亡した2月10日にあわせて追悼号を作成。 Qティップ、クエストラヴなど10人以上の関係者にインタビューし、Dillaとはどういう人間で、どのくらいの影響力があったか大いに語ってもらう。
Pubulic Enemy: ヒップホップ界の異端児であったパブリック・エネミー。その特異なサウンドを作り出していたのはボムスクワッドと言われるプロダクション・チーム。ボムスクワッドに焦点を当てて、パブリック・エネミーの本質を探る。
Roger Troutman: 当時では革新的であったトークボックスを巧みに使い、Gファンクのサンプリング元ともなったロジャー・トラウトマン。メンバーであるZappや、関係者へのインタビューで、ロジャーの成功までの経緯を探る。
RAMP (Roy Ayers)
Ralph Mcdaniels
Illa J
Mayer Hawthorne
Mountain Moca Killimanjaro
Kenichiro Nishihara
Ovall
Free Soul コンピCD企画
ラジカセ特集
ヴァイナル駅伝
などなど……
Public Enemyヴァージョン
Public Enemy Ver.


HMVオンライン/モバイル特典: Wax Poeticsグッズ

2010年2月24日までに『waxpoetics JAPAN No.08』をご購入の方に抽選で下記Wax Poetics関連グッズをプレゼント! 当選は賞品の発送をもってかえさせていただきます。 ポスターは折りたたんでの発送となります。 注)こちらの応募抽選特典は終了いたしました。たくさんのご応募ありがとうございました。

・Wax Poetics T-Shirts - We Got the Jazz (Light Blue) Lサイズ×1
・Wax Poetics T-Shirts - Psyche (Cactus) Lサイズ×1
・Wax Poetics T-Shirts - Psyche (White) Lサイズ×1
・Wax Poetics JapanのJ Dilla ポスター (非売品)×5枚
・去年5月に行われたロイ・エアーズ来日公演ポスター(ロイ・エアーズ、MUROさん、INOさん、クロマニヨン、全員のサイン入り)×1



L→R: T-Shirts - We Got the Jazz (Light Blue)/Psyche (Cactus)/Psyche (White)

HMV渋谷がFlagship Shop に!

HMV SHIBUYA Flagsship Shop
『waxpoetics JAPAN』のNo.8発売に合わせ、Wax Poetics JapanのFlagship ShopがHMV渋谷にオープン!
『waxpoetics JAPAN』のバックナンバーはもちろんのこと、US版のバックナンバーやWax Poeticsのオリジナル・ポスター、Tシャツ、本、ヴァイナル等を取り扱っております。

また、店舗スタッフはオリジナルのFlagship Shop Tシャツを着用しております。バックプリントにはWax Poeticsファンにはお馴染みのUltimate Break & Beatsに収録されている曲名が記載されているので、気になる方はぜひともスタッフの背中をチェックしてみてください!
詳しくはお店にGo!! →  HMV渋谷店舗情報



waxpoetics JAPAN No.08 Index

J Dilla
おそらく彼の心の中にはこんな思いがあっただろう。「俺のビートで圧倒してやるぜ」。 けれどもそういう感情が表に出ることは一度もなかった。ジェイ・ディーと親しかった人々と話をすると、その口から出てくるのは、彼がいかに謙虚で誠実で、しかも斬新な発想と独創的な思考に富んだ人物だったかということばかりなのだ。残念ながらジェイ・ディー(別名/J ディラ)はこの世を去ってしまったが、70年代終盤に始まったヒップホップの歴史を振り返ったとき、彼は最高のプロデューサーだったのではないだろうか? おそらくそうだ。
Public Enemy & The Bomb Squad
そして遂に、ボム・スクワッドが登場した。ニューヨーク州ロング・アイランド地区出身の男達、ハンク・ショックリー、キース・ショックリー、カール・ライダー aka チャックD、エリック“ヴェトナム” サドラーは、1984 年から1991年までの間に、パブリック・エネミーという名の革新的グループのプロダクション・チーム、ザ・ボム・スクワッドを構成していた4人である。仕事を共にした8 年の間に、ボム・スクワッドは3枚のアルバムと多数のシングルを世に送り出し、何十かのヒップホップやR&Bのアーティストのリミックスを手がけた。
Roger Troutman
ガレージから生まれた同バンドで、ロジャー・トラウトマンとその兄弟は、ルーファス&チャカからツェッペリンまで、あらゆる音楽をカバーしていた。シャーリー・マードックがボーカリスト兼ソングライターとしてグループに加入するまで、トークボックスはしばしばチャカ・カーンのボーカル部分を担当した。
RAMP
1989年、ヒップホップ・ネーションは、ア・トライブ・コールド・クエストのデビュー・ヒット「Bonita Applebum」で盛り上がっていた。ヒップホップ界における意義深い瞬間である。ここから、ピース、ラヴ、ナッピネスの全盛期が始まったのだ。この新世代に対し、ネイティヴ・タン一派は、原色使いの洋服、アフリカのメダル、サイドを刈り上げたドレッドヘア、そして最も重要なことに、堂々たるコンシャスネスの時代がスタートした。同曲のオリジナル・サンプルの背後にいたのが、シンシナティに本拠を置くグループ、RAMPだ。
Ralph McDaniels
レッド・アラートはラルフ・マクダニエルズにあだ名をつけた。“アンクル・ラルフ” と。だが、80年代、90年代のNYの若いヒップホップ・ファンにとって彼は、いかした兄貴のような存在だった。マクダニエルズは、初めてブラック・ミュージック専門のテレビ番組「ビデオ・ミュージック・ボックス(VMB)」を生み出したパイオニアなのだ。「VMB」はニューヨーク市営テレビWNYCで平日午後3時半から放送され、その後何年もニューヨークで唯一の“ミュージック・テレビ”だった。
Mayer Hawthorne
それはStones Throwのアメリカ/カナダ・ツアーのシカゴ公演でのこと。ミッドナイト・ブルーのヴェロアのスーツに藍色のクロシェ編みネクタイをさり気なく着こなしたメイヤー・ホーソーンがAbbey Pubの奥に立ち、彼の『A Strange Arrangement』のフルレングスLPを1枚にすべきか、2枚組にすべきかを議論していた。「DJ の立場からするとダブル・ヴァイナルにしたいから、やっぱりそうしよう」とデトロイト近郊出身、デビュー・シングル「Just Ain't Gonna Work Out」初回盤をハート形の赤い限定ヴァイナルにプレスした彼は言う。
Illa J
「よく兄貴が作ってたビートをこっそり階段で聴いていたけど、その影響で俺が聴くヒップホップの方向性が決定づけられたんだ」とイラ・J は、彼の兄であり卓越したプロデューサーでもあったJ・ディラについて語った。
B+ & Eric Coleman
カメラマン、映像作家、DJ、レコード・コレクターでもあるB+ とエリック・コールマンは10年前にMochilla を立ち上げ、深い音楽的造詣と映像美に裏打ちされたドキュメンタリーを発表してきた。
Funkyou!
ある日曜日に開催されたセントルイスのレコード・コレクター・コンベンションで、21歳のジェイソン・ケニグは数箱のLP 盤と半箱のシングル盤が置かれたテーブルの後ろに立っていた。
The Bamboos
英トゥルー・ソーツからニュー・アルバム『4』をリリースするザ・バンブース。2001年にオーストラリアで結成され、国外のディープ・ファンク・バンドとも共鳴するサウンドを打ち出してきた彼ら。
Japanese Old Boombox
Boombox。まずはこの名称にグッと来る事は間違いないだろう。それはヒップホップを語る上で重要な要素である「機材」の名前の中でもとりわけインパクトがあり語呂が良く、そして何よりカッコいい。
Barney McAll
オーストラリアからニューヨークに移住して活動するバーニー・マッコールについて、およそありきたりなジャズ・ピアニストという形容ではその全貌を語ることは困難だろう。
Mountain Mocha Kilimanjaro
1970年代初期に流行ったブラック映画『スーパーフライ』『シャフト』、あるいはテレビ・シリーズ『スタスキー&ハッチ』のバックで流れてきそうなちょっとジャジーなファンク・サウンド。
Erik Rico
DJ スピナ、ロン・トレント、マーク・マック。こうしたクリエイターたちとコラボレートしているという事実を伝えれば、エリック・リコがどんなミュージシャンなのか大方想像がつくだろう。
Bill Ware
ジャズに興味のある本誌読者なら中村照夫のことはご存知だろう。日本を代表するジャズ・ベーシストで、代表作の『Unicorn』はレアグルーヴ〜スピリチュアル・ジャズの文脈から再評価されている。
Ovall
彼ら3人の作品を聴くと、なんとも晴れやかな気持ちになる。華やかで聴き心地が良く、特定のジャンルに縛られない自由な音楽集。そこに通底するのはスムーズに跳ねるグルーヴだ。
Kenichiro Nishihara
ワックス・ポエティックス・ジャパンがもっとも早い段階でインタビューした日本人の1人、Kenichiro Nishihara。彼が自身の主宰レーベルであるUNPRIVATE から2枚目のオリジナル・アルバムを発表した。
Toru Hashimoto
1990年代に渋谷のクラブを中心に盛り上がり始めた『Free Soul』のイヴェントから発展し、人気コンピレーションCD『Free Soul』シリーズを生み出した音楽愛好家、編集者の橋本徹氏。
JiLL-Decoy association
クラブ・ジャズが市民権を得るようになって久しい日本の音楽シーンだが、日本のクラブ・ジャズは他の海外諸国とはまた異なる独自の発展を遂げてきた。幅広いファン層を形成している。
SOUND FINDER
サウンドファインダーは「探し物はここにある Have fun diggin'」をビジョンに掲げ、2005年にオープンした日本初の音楽専門のショッピングモールだ。
12inch Laboratory
皆様、明けましておめでとうございます。新年1発目のこのコーナーですが今年も変わらぬスタンスでお届けしたいと思っておりますので、どうぞ本年も宜しくお付き合いの程お願いします。
Styles from the Outer Dimensions
邪悪な企業であるドローン・カンパニーに送り込まれたドローン・ロボッドローン・カンパニーは人々を夢遊病者に変身させ、思考回路を奪うために手先であるドローン・ロボットを惑星に解き放った。
ヴァイナル駅伝
今回は初の和モノMix『KING of DIGGIN' -Diggin' OST やさぐれファンク番外地編』のリリースに合わせての“やさぐれ”企画。コースも当然、夜の裏街道に。


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Wax Poetics Anthology: Vol2


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Wax Poetics Japanのスタッフに今のお気に入り/ヘヴィーローテーションのアルバムを選んでいただきました! HMV×Wax Poetics Japanだけのエクスクルーシブ企画です。 連載ページはこちら
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