Books

原発事故と甲状腺がん(仮)

菅谷昭

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784779060762
ISBN 10 : 4779060761
Format
Books
Release Date
May/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
菅谷昭 ,  

Content Description

2011年3月11日、福島第一原発事故が発生。政府や東京電力が繰り出す事故対策は後手にまわり、原子力災害の危機管理の甘さが露呈した。事故後2年が経った今も、その状況はほとんど変わっていない。チェルノブイリ原発事故の被災地で医療支援活動に携わった医師であり、現在は長野県松本市長を務める著者が、被曝による健康被害の実相を明らかにし、その具体策を果敢に提言する。

目次 : 第1章 福島原発事故の被害は、現在進行形である(放射性物質は消えていない/ 福島のセシウム137による汚染状況について ほか)/ 第2章 原発事故が引き起こす深刻な健康被害―甲状腺がんとは何か(放射線誘発性甲状腺がんの基礎知識/ 原発事故と甲状腺がんの因果関係 ほか)/ 第3章 甲状腺がんだけではない!被曝によるさまざまな健康被害の実情(福島の現状が見えない/ 明かされつつある放射線被曝の人体への影響 ほか)/ 第4章 二度と原発事故の悲劇を繰り返さないために(原発事故は放射線災害である/ 被災者の苦しみは数字では表せない ほか)

【著者紹介】
菅谷昭 : 1943年、長野県千曲市生まれ。1968年、信州大学医学部卒業後、聖路加国際病院にて外科研修。1971年、信州大学医学部第2外科学教室入局。1976年、甲状腺疾患の基礎研究のためトロント大学(カナダ)に留学。1995年12月、信州大学医学部第2外科助教授を退官し、チェルノブイリ原発事故の医療支援活動のためベラルーシ共和国に渡る。首都ミンスクの国立甲状腺がんセンターや高度汚染地ゴメリの州立がんセンター等で小児甲状腺がんの外科治療を中心に、医療支援活動を行なった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 香菜子(かなこ・Kanako)

    原発事故と甲状腺がん。菅谷昭先生の著書。チェルノブイリ原発事故後に被災地での医療活動に従事された経験をお持ちの菅谷昭先生による原発事故と甲状腺がんの関係についてのご説明は説得力があります。すでに起きてしまった事故をなかったことにはできないけれど、人類全体として過去の失敗や経験を生かすことが大切。

  • 1.3manen

    被災者の方々が近い将来、健康被害ばかりでなく、 コミュニティや家庭のことなど、大変大きな問題 を抱えることになる可能性があるのは否定できません(27頁)。 これは重要な指摘だと思う。 にもかかわらず、海への汚染水漏洩は、 裏でカネが積まれたか、 漁協が黙ってしまったのは解決策として最悪である。 抜本的解決は漏れを無くし、封じ込めるしかないのだから。 福島の健康被害は始まったばかり(60頁〜)。

  • 香菜子(かなこ・Kanako)

    チェルノブイリ原発事故後にベラルーシで甲状腺癌の治療に当たったご経験を持つ菅谷昭先生の著書。福島第一原発事故以降、福島県では甲状腺癌が増えている。それなのに、甲状腺癌が増えている事実に対して何も必要な対策がされていない。チェルノブイリの事故から学ぶべきところは学んで、必要な対策や補償をするべき。

  • エトワール

    日本人でも問題に正面から取り組もうとする考えの人がいるんだね。時間が経つにつれて「もう大丈夫」と根拠もなく片付けてしまおうとする意識の問題に着眼しているところが鋭い。 それと、今まで日本は戦争での核爆弾による被害者だったのに、今回の原発の事故で全世界に対する加害者となった。その一言が強烈。 まだまだ知らない、隠されているデータがあるのだろうね。

  • うしろあたま

    外科医である著者はボランティアに近い形でベラルーシの子供達の為にその技術を提供し、醜い傷跡を残す術式を目だたぬ日本式に変えた。凄い事だ、尊敬する。その経験と自負の下日本政府の後手後手に回る政策、事故矮小化と情報隠ぺいを強く懸念している。「チェルノブイリから何故学ばないのか!」血を吐くような思いが伝わってくる。医学的知見はわかり易く知りたかった事が良くわかったと同時に、日本政府の誤った対応(避難させず、無駄に終わるかもしれない除染に多大な予算を振り向ける)によってこれから起こる事態を想像し気持ちが暗くなった

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items

HMV&BOOKS online Recommend