アスベスト 広がる被害 岩波新書

大島秀利

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784004313205
ISBN 10 : 4004313201
フォーマット
出版社
発行年月
2011年07月
日本
追加情報
:
18cm,220,4p

内容詳細

かつては“奇跡の鉱物”といわれたアスベスト。しかし今、その微細な繊維を吸い込んだことによる健康被害が広がっている。建築物など身近に潜む危険から、被害者の声、取るべき対策まで、その全貌を明らかにする。

【著者紹介】
大島秀利 : 1962年、埼玉県生まれ。1986年、早稲田大学法学部卒。1986年、毎日新聞社入社。高知支局、大津支局、福井支局(敦賀駐在)、科学部、社会部、特報部などを経て、大阪本社編集局編集委員。アスベスト報道で2006年科学ジャーナリスト賞、2008年新聞協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 壱萬弐仟縁 さん

    「中皮腫とは、アスベストを吸い込んだことを原因に、平均で40年の潜伏期間を経て発症する重篤ながん」(Aページ)。その長い期間発祥の危機にあるのが脅威。1764年、平賀源内が使ったとのこと(9ページ)。15ページの写真は映像でニュースに資料として出てきそうなもので知っていた。労災のケースもあるが、ふつうに暮らす生活者を守る法律は、大気汚染防止法らしい(25−26ページ)。胸が「痛い、痛い」(54ページ)ということで、その痛みや想像に絶する。評者が痛かったのは、尿路結石と痛風。私はストレス病だが、公害が原因。

  • てんたかく さん

    今でもちょくちょく話題になるアスベストだが、30〜40年の潜伏期間があることに驚いた。まるで時限爆弾。クボタ工場のアスベスト飛散を疫学的な調査で暴いていくところが面白かった。筆者によれば、2020年以降の、取り壊し工事によってアスベストが再び飛散する可能性があるとのことだがはたして。

  • coolflat さん

    20〜60年の潜伏期間を経て発症する中皮腫の原因となるのがアスベストである。アスベストに対する法制度の整備は徐々に進み、ようやく2011年までの法令改正によって、輸入・製造・販売、使用などがほぼ全面的に禁止され、一品目の使用が許容されるだけになった。しかし今、アスベストによる製品が解体・分解されたときに出てくる粉塵を吸うことによって生じる「アスベスト被害第二波」が懸念されている。特に危険な製品が輸入建材で、輸入されたアスベストの8〜9割が建材として使用されている。解体のピークは2020年頃になると言う。

  • シュラフ さん

    アスベストとは石綿のこと。小学生の理科の実験で使った石綿つき金網、体育館の天井の吹きつけ、など身近だった。防音・断熱用として建築物・船舶・鉄道車両など幅広く使用。空中に飛散した石綿繊維を長期間にわたり吸引すると中皮腫・肺ガンになりやすい。根本的治療は不可能。アスベスト曝露から発病までの期間は30〜40年かかる。当初は何が原因で体調が不具合になるのか分からない人が多い。2020年前後がアスベスト患者のピークを迎える時期。今後しばらくはアスベストに関する新聞記事を目にすることが多そうである。

  • kaku-t さん

    最近やっと読んだ本です。最初はデータなど興味ある事でしたが、最後の方は残念ですが、長過ぎるような気がしました。しかし、アスベスト禍を知るには良い本です。

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大島秀利

1962年、埼玉県生まれ。1986年、早稲田大学法学部卒。1986年、毎日新聞社入社。高知支局、大津支局、福井支局(敦賀駐在)、科学部、社会部、特報部などを経て、大阪本社編集局編集委員。アスベスト報道で2006年科学ジャーナリスト賞、2008年新聞協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲

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