アイヌもやもや 見えない化されている「わたしたち」と、そこにふれてはいけない気がしてしまう「わたしたち」の。

北原モコットゥナシ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784909926296
ISBN 10 : 4909926291
フォーマット
発行年月
2023年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
180p;19

内容詳細

今を生きるアイヌの姿を、一体、どれくらいの人が思い描くことができるだろう?教科書に載っているのは、伝統的な民族衣装をまとった姿だけ。北海道を舞台にしたドラマにも出てこない。無知、無理解、そして差別が見えにくくなる社会の仕組み…。アイヌをとりまく「もや」の正体を、北原モコットウが徹底考察!「アイヌに会ったことがない」、それって本当ですか?わたしたちの存在、見えてますか?令和に生きるアイヌたちの姿を田房永子が漫画で描く!

目次 : 第1章 言い出しにくいんです/ 第2章 差別・ステレオタイプ/ 第3章 アイデンティティ わたしらしさとアイヌらしさ/ 第4章 マジョリティの優位性/ 北原モコットゥナシ×田房永子 特別対談

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • けんとまん1007 さん

    「アイヌ」を一つのテーマとしながら、それに留まらない普遍的な視点・視座がある。日頃、何気なく使っている言葉を、考えてみるきっかけになる。マイノリティとマジョリティを再考する。意図的な差別は、ある意味において分かりやすい。しかし、意図しないものや、意図的な差別を暗黙の了解としてしまうことの意味も考える。そんな大きなことを、伝わりやすく書かれているので、これをきっかけに深めていきたい。

  • あたびー さん

    挿入漫画のホンワカした雰囲気とは裏腹な、痛いところをグサグサ突いてくる内容が辛くて、読了に長い時間がかかってしまった。アイヌ対和人だけでなく、様々な差別について解説されているのだが、自分のしてきたこと話してきたことが差別的であったことは無いかなど後ろを度々振り返りながら読んだ。特に過去に端を発する差別を椅子に例えた話には唸らされた。過去に誰かの足の上に置かれた椅子に何も考えず座っているとしたら、その椅子を置いたのは自分でなくとも無関係とは言えない。その椅子の存在を否定したくない。取り除く行動がしたい。

  • 宇宙猫 さん

    ★★ マイノリティのアイヌは、こんなに社会的不利益を被っていると訴えている。内容は良いと思うけど、不満やアイヌ以外に対する差別意識が溢れていてもやもやする。もっとニュートラルにマイノリティの境遇について書くか、いっそマンガをメインに不満に振り切った方が共感できたかな。

  • kenitirokikuti さん

    図書館にて。2023.12刊行。まぁ、これは共産党系だと思うのね。PRIDEやレインボー、フェミニズム。民族カテゴリではないせいか、あるいは北原氏も関東首都圏育ちなせいか、同和/部落は連帯・参照すべきリストになかった▲左目を閉じて読んだので、コンシャスレイジングというオルグ技法の復習となった。お前はマジョリティの支配体制によって奴隷と同類とされた。目覚めて解放されよ。覚醒者にとって土俗的なアィデンティティとは何であるのか。

  • おさと さん

    マジョリティはマジョリティであるだけで特権なんだよなぁ。名もない特権。そしてごめんなさい。アイヌ差別があることを知りませんでした…。なぜ差別する?差別する必要も意味もわからん。

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人物・団体紹介

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北原モコットゥナシ

1976年、東京都生まれ。埼玉県上尾市で育つ。自分がアイヌだと知ったのは4歳ごろ。親や周りの大人といっしょに、伝統的な歌や料理などを学ぶこともあった。18歳のときに札幌市に来てアイヌ文化の勉強を始めた。むかしのアイヌ民族の暮らし、特に言葉、音楽、文学、宗教のことを調べている。長い歴史の中で生まれてき

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