ひきこもりのライフストーリー フィギュール彩 II

保坂渉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784779171079
ISBN 10 : 4779171075
フォーマット
出版社
発行年月
2020年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
保坂渉 ,  
追加情報
:
214p;19

内容詳細

家族や社会との関係を断ち、一人部屋にこもっているというイメージを持たれているひきこもりの当事者だが、彼ら自身の声に耳を傾けることで、そこに至るまでの理由も現象もステレオタイプでは捉えられないほど多様化していることを浮き彫りにするルポ。ひきこもり状態にある時の話だけではなく、ひきこもりに至るまで、そしてその状態を抜け出すまでの軌跡を、本人自身が語るライフストーリー。自分の人生を自ら選び取り、主体的に生きていくには。

目次 : 第1章 いじめに狂わされた人生(閉鎖病棟で自由奪われ/ キレるのが面白いといじめ ほか)/ 第2章 母子二代でひきこもりを経験(よもや息子がひきこもるとは/ 夢は白衣の天使 ほか)/ 第3章 居場所との出会いで新たな人生(評価されるのがうれしかった/ 私立中学進学でいじめ抜け出る ほか)/ 第4章 中高年のひきこもりは置き去り(怒りの吐き出し方が分からない/ 体罰、いじめ、授業は“お客さん” ほか)/ 第5章 声を上げ始めた当事者(いつも頭の中に死がぼんやり浮かぶ/ 多様な生き方を目にして気が楽に ほか)

【著者紹介】
保坂渉 : 1954年生まれ。79年共同通信社入社。社会部、編集委員室編集員などを経て、現在はフリージャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • peace land さん

    すごくたくさんいる。抜け出せた人は、良かったけど、一生抜け出せない人の方が多いのだろう。いじめた子が大人になって自分がいじめことを忘れているというのは、そのとき大人が指導しなかったからだと思った。

  • saladin さん

    4人のひきこもりの当事者・経験者がたどってきたひきこもりに至る、またひきこもりから抜け出す軌跡を描いたライフストーリー。本著を読むと、行政の当事者支援が就労をゴールに据えたこと(要するに働いて税金を払ってくださいということ)が如何に当事者のニーズに合っていなかったのかがわかる。彼らにまず必要なのは”居場所”を作ることだというのが理解できた。

  • takao さん

    ふむ

  • philodinadok さん

    当事者が何に苦しめられているかというと、世間なんです。外に出たら、みんなに責められると、本当に思い込んでいます。ひきこもりは誰にも起こりうるし、全然他人事ではない、ひきこもる時期もあるよね、というくらいに社会のイメージが変わったら、ひきこもりの問題は相当解消されると思います。p.211

  • 昌也 さん

    p5なお、ひきこもりの定義については、厚生労働省はガイドラインで「様々な要因の結果として社会参加(義務教育を含む就学、非常勤職を含む就労、家庭外での交渉など)を回避し、原則的には六カ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態(他者と交わらない形での外出をしていてもよい)を指す現象概念である」としている。しかし、この定義では、多様化するひきこもりの当事者を捉えきれない。本書では、厚労省の定義にとらわれず、本人がいきづらさを抱えて、ひきこもりを自認すれば、ひきこもりの期間の長さに関係なく当時者とする。

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