ヴィオラの深淵、研ぎ澄まされた叙述
京都市交響楽団首席ヴィオラ奏者を務める傍ら、ソリストや室内楽奏者としても幅広く活動を展開する小峰航一のソロ・デビュー盤。自身が心から愛してやまないレーガーと、その同時代に生きた作曲家が無伴奏ヴィオラ作品に込めた思いを、真摯かつ情熱あふれる演奏で独白します。(販売元情報)(写真 販売元提供)
【収録情報】
● レーガー:無伴奏ヴィオラ組曲第1番ト短調 op.131d-1 (1915)
● ブッシュ:無伴奏ヴィオラ組曲イ短調 op.16a (1917-18)
● レーガー:無伴奏ヴィオラ組曲第2番ニ長調 op.131d-2 (1915)
● ブロッホ:無伴奏ヴィオラ組曲 B.101 (1959)
● レーガー:無伴奏ヴィオラ組曲第3番ホ短調 op.131d-3 (1915)
● ストラヴィンスキー:エレジー (1944)〜無伴奏ヴィオラのための
小峰航一(ヴィオラ)
録音時期:2020年1月7-9日
録音場所:神奈川県、相模湖交流センター
録音方式:ステレオ(DXD 24bit/352.8kHz/セッション)
【小峰航一(ヴィオラ) Koichi Komine, viola】
6歳よりヴァイオリンを宮澤健一氏に師事。11歳でヴィオラに転向し東京藝術大学附属高校、同大を経てパリ国立高等音楽院を最高位の成績で卒業。ヴィオラを菅沼準二、B. パスキエ、C. ルローン、F. ニェリの各氏に師事。
2007年、東京文化会館にてデビュー・リサイタル(日本演奏連盟主催)を行い、「音楽現代」など各誌で好評を得る。また、同じ年にモーリス・ラヴェル国際音楽アカデミーよりボナ美術館賞を贈られるとともに「レシタル・ト゛ゥ・プランタン」に招かれ、ラヴェルの生地でリサイタルを開催する。2014年、ソリストとして京都市交響楽団「ニューイヤー・コンサート」(広上淳一 指揮)に出演。2015年には別府アルゲリッチ音楽祭にてM. アルゲリッチ氏とシューマン:ピアノ五重奏で共演。2019年、酒井健治作曲、ヴィオラ協奏曲「ヒストリア」を京都市交響楽団(広上淳一 指揮)と初演。このほか、ヴィオラスペース、サイトウ・キネン・フェスティバル松本(現セイジ・オザワ 松本フェスティバル)、リサイタル・ノヴァ(NHK-FM)など、多数の音楽祭とラジオへの出演やJ.プーレ、O.シャルリエ、ヤン・ソンウォン、E.シュトロッセ、G.ホフマンの各氏やウィハン弦楽四重奏団との共演、フルート奏者 瀬尾和紀氏とベートーヴェン:セレナーデの録音など、その活動は多岐にわたる。
2012年に結成した関西弦楽四重奏団では、ベートーヴェンを中心に様々な弦楽四重奏曲の演奏を展開。定期的な活動に加えて、クラシック倶楽部(NHK-BSP)、ベストオブクラシック(NHK-FM)への出演、豊嶋泰嗣氏やチェコの名門プラジャーク・クヮルテットと共演するなど幅広く活動している。2014年度大阪文化祭賞奨励賞、2015年度咲くやこの花賞受賞。CD「グラズノフ&ボロディン」をリリース。
オリジナル楽器の演奏では、バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカ、鈴木秀美のガット・サロンなどに参加し、鈴木秀美、若松夏美、佐藤俊介の各氏と共演。
パリ管弦楽団アカデミー生、札幌交響楽団首席奏者を経て現在京都市交響楽団首席奏者。紀尾井ホール室内管弦楽団、関西弦楽四重奏団、京都ラビッシュアンサンブル各メンバー。京都市立芸術大学、相愛大学非常勤講師。(販売元情報)