本人はもっとJazz指向にしたかったと言っていますが全く最高な一枚です｡ｼﾞｬｹ買いした中で当たりﾍﾞｽﾄ3に入ってます｡1､9は特に好きですね｡うまい酒とご一緒にいかがでしょうか｡

『俺に酔うなよ』だった。ともあれ、それぞれの曲が八方破れでズブズブと沈んでいくような余韻を湛えつつもカチッと決まったロックに他ならず、バーのテーブルで皺くちゃになった紙に走り書きされていたとんでもなくいい詩のイメージ。『レイン･ドッグ』よりも確実に素晴しく、最高作の座を『リアル・ゴーン』と争うのは間違いない。

ちなみに自伝の表題が『俺に酔うな』。このアルバムといい、最新作の『リアル・ゴーン』といい、たとえ世界で独りぼっちになっても酔えるとてつもないサウンドを作っておいてトム親爺め、何を抜かしやがる！

文化の摂理に反している。それというのも、このひとは70年代前半にはすでに作風を確立していたにもかかわらず、その後作品は過激化していくいっぽうだというおよそ世の常識とは逆向きの、ロック界広しといえども存在率0.0000(計測不能)1%の超個性派。おまけに最新作が文句なしの最高作と来た。

御代トム・ウェイツの作品。沢山アルバムはありますが、ミュージカルの為に書き下ろした曲が中心のこれが最高傑作だと思いますね！

喧騒　けんか　罵声　暴力　雑音その他　音のミックス　ただの雑音が意味を持つとこうなりました　幸せな人に聞いてもらいたいこの感覚　必ずはまります　この音自体が酒かバーボンのようです

子供の頃みたであろう景色がこんなにも鮮やかに、たしかな肌触りでもって蘇ります。 明日の事、昨日の事、悩んで眠れない時、ほんの少し立ち止まって夢をみて。 それがかえって現実を確認させたり。 なんだかむつかしい心に優しく響きます。

これ初めはなにがなんだかわからないと思うけど　聞いてるうちに引き込まれていく何かが・・　こないだやつから携帯に電話あってあまりよくない言ってたけど・・・かなりいいよ

2曲目、すごいです。一言で言えば泣ける騒音。トムウェイツは音にしっかりと振動を感じ取るセンスがあるんでしょうね。ラテンのリズムに潰れた声とギターがこれほど合うとは思いませんでした。遠近感のアルサウンド、そこにできた空間を振動させるような音作り…誰にもこんなアルバムつくれません、天才だなこの人は。音楽を愛してやまない人達にお勧めの必聴盤です。

暗く薄汚れた倒錯の世界　ほんとに地に落ちていくような感覚演奏の乱れ　声　騒音などさまざまな音でこの雰囲気を出してます　これは現代のブーレーズーだ！　ものすごい！