「もろぼしだん」の言うとおり。大物アーティストをビートルズを引き合いに出して比較するのはよくあることですが、決して意味のあることではないように思えます。音楽アーティストは、それぞれがオリジナリティを持っていて、そのオリジナリティを商品として売っているわけですから。 それはそうと、やはりSTEELY DANは素晴らしい方々だと思います。でもAJAとGAUCHOだけはオリジナルで聴いておいて欲しいなぁ♪

いわゆる“捨て曲”いっさいなし。捨て音すらなし。ジャケットのモデル山口小夜子さんも静謐で花咲くよう。もうこれほど品格を極めたポップスが世に出ることはあり得ないだろう。

80年代的なリズム・キーピング・ドラムなんかで音作りされているのにまったく厭味な印象を受けず、聴いていて充実した時間が過せるのはやはりプロフェッショナリズムのなせる技。『エイジャ』に次ぐ、STEELY DAN真骨頂のアルバム。

一回軽く聞き流し、二回目はじっくり聴くｱﾙﾊﾞﾑ。

うーん、どっちにしてもどうしてここでBeatlesが出てくるのかなぁ。Beatlesがあのフィールド(R＆RとPops)でRockを創造したのは事実だし、多くのJazzミュージシャンを含めたRockアーティストが影響と尊敬の念を抱いていることも事実。BeatlesとS.Danは一瞬も同時期に存在していないから比較して云々することもお互いに失礼では？このバンド、或いはユニットは敢えて引き合いに出すならば、Beatles同様とてもオリジナルな存在であると言うことじゃないでしょうか？

失敬！最高。この時期までのスティーリー・ダンは、いい作品ばかり。人工的サウンドもここまで洗練をきわめて力強く完成されていると感動を呼ぶ。

こんなファーストが作れるグループだから後期にも名作が残せたんだよね。ウェストコーストロックの中にも奇妙な感覚を散りばめた大傑作。これ１枚でも評価されるべきグループ。Pretzel Logic, Aja, Gauchoの原点がここに（ってほどでもないか）。とにかくこれを聴かずしてロックバンドとしてのDanは語れない。

リリース後、何年か聴きこみましたが『ガウチョ』の翌年あたりに出てても違和感なかったかもしれません。復活作ってのはカスばかりですが、よくできてます。

”ソリッドなサウンドは勿論ですが、なによりシニカルな視線でアメリカ社会を描いた歌詩が冴えてます。このアルバムは対訳付きの国内盤を買うことをお勧めします。シュールなジャケも最高です。”

Kid CharlemagneとDon’t Take Me Aliveの２曲だけで買う価値ありっす。 ラリーカールトンかっこよすぎ！