Lillies and Remains レビュー一覧
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投稿日:2021/04/28
BUCK-TICKの今井寿さんがおすすめしていたバンドと聞いたことがあります。カッコいいニューウェーブなサウンドはお洒落ですらある。
百合の花束 さん
投稿日:2014/12/23
’14年発表。これは鮮烈。両者の相性に関しては疑う余地もなかったが、それにしても藤井麻輝のプロデュース・ワークがここまで大胆に反映されるとは。もちろんこれまでアンサンブルの主軸を担ってきたニューウェーヴ的なギター・サウンドは健在なのだが、それよりもシンセサイザーのふくよかな音色がより前面に出たことによって、サウンド全体のインダストリアル感がグッと増しているのだ。
madman さん
投稿日:2012/11/05
'10年発表。UKから出てきたホラーズやニールズ・チルドレンと比較されるが、リリーズが面白いのは、そういうゴシック的な側面に対して強い美意識を持つと同時に、徹底したシリアスさがあるところだ。今回のタイトルもサンスクリット語で須弥山(注:古代インド的な世界観において、その中心にある山)という意味を持つ「MERU」から取っており、仏教的な世界観をテーマとしている。つまり人間は、その想像すらつかない大きく深遠な世界の中で生きている、ということを言いたいわけだが、そうやって自意識に徹底して向き合い、そこから生み出る想像力が、今のシーンにはほとんどない。ここではないどこか、を探す手段としてロックはある。日常の痛みを共有するためだけにあるのではない。そのストイックなまでの意識が、彼らの楽曲には存在しているのだ。
madman さん
投稿日:2012/05/03
'12年発表。全編カバー曲。それもKilling Joke、Echo & The Bunnymen、The Smith、Suicide、The Pale Fountains、Depeche Modeなど、オルタナ、ネオアコ、ポストパンク、ニューウェーブと、ジャンル的には微妙に違うものの、筋が通っているアーティストのセレクト。彼らはさすが、そのあたりのセンスが抜群。よくわかってる。バンドとして新しいフェイズへ進む前に、このように企画色の強いアルバムをリリースしたのだろうか。中でも彼らにとって初日本語詞となったヒカシュー「Pike」のカバーと、Britney Spearsの大ヒットナンバー「Toxic」を解体し、オルタナビートで再構築したのが面白い。こうやって自分たちのルーツ的なものに接近し、一度破壊、そしてもう一度創り上げることで、自分たちがこれから進んでいく道を、再度確認しているようにも思える。もしかするとこのアルバムが、新たなステージへ向かう上でのヒントになるのかも知れない。
madman さん
投稿日:2011/05/15
'11年発表。さらなる夜の闇に溶けこんだ彼らのセカンド。や、夜だ闇だと言うほど曲調はダークではないけど、すべて密室の中で行われているような淫靡さが作品全体に美しい「黒」のイメージを与えている。鮮烈なギターのカッティングと波打つシンセのレイヤー。それらを静かに浴びながら、抑制した低音ボーカルを響かせるKENT。最初に彼の脳内で完結するというアンサンブルは、生バンドはダイナミズム命、人間臭さが出てナンボ、といった論調をシャットアウトした場所で孤独かつ優雅な芸術たりえているよう。80'sニューウェイブが好きなバンドは現在も多いが、みんなどこかで今のライブハウス・シーンを意識している。彼らの場合、録音芸術=アルバムとしての完成度を求める気高さ、不純物なき音の世界を研ぎ澄まそうとす意志が他とは違いすぎる。洋楽至上主義と言われようが耽美主義と言われようが、やるならここまでやってくれ。それが本気ってことでしょう。
madman さん
投稿日:2010/05/08
このバンドはPOPである事を恐れていない。ここ1、2年雨後の筍のように出て来るインディ・バンドの中でも最もアウトサイダーな印象を持った。最初から最後まで油断出来ない傑作。
JACK さん |20代
投稿日:2009/06/29
これはかっこいいです!硬質で高質なロックバンドって感じ。鋭く鳴っているギターはまるでUKのネオサイケデリックバンドのかっこいい部分を凝縮したようなサウンドだし、その上に乗るボーカルもUKゴシックロックバンド“ロゼッタストーン”などに通じるようなクールさ全開です。売れ線ロックしかない日本の音楽シーンではセールスを期待することは出来ないかもしれませんが、ワールドワイドで頑張ってほしいですね。若いバンドですし。
masahiko さん
投稿日:2008/05/26
久方ぶりにこんなに鋭い音を聞いた。使っているギターがフェンダーのジャズマスターとテレキャスターだからというのは置いておいて(それなら、ナンバーガールもそうだったし、テレキャスだけなら凛として時雨もそうだしね。音は鋭いし。)、ギターやベース、ドラムの鳴らし方が、売れ線のよく出てくるバンドとは明らかに違う。言葉は一曲目だけしかわからないが、和訳すると、面白い。まだEPということもあり、どういう曲がどう出てくるのかが、とても楽しみ。それと、LiveでCDとどう違うかも含めて聴いてみたいですね。
022 さん
投稿日:2008/05/12
これは必聴のアルバムだと思う。日本人に出せなかった音をこんなにも見事に表現できたバンドは他にないだろう。 比較的聴かれているMolalist S.S.以外の5曲も実に良い出来だ。むしろこの5曲こそが彼らの本当の音楽を表しているのではないか。 今までのJ-POPや見せ掛けのロックにあきあきしていたみなさんにはこのLillies and Remainsをぜひ一度聴いてみてほしい。
ひむろ さん
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ありがとうございました
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