'12年発表。全編カバー曲。それもKilling Joke、Echo & The Bunnymen、The Smith、Suicide、The Pale Fountains、Depeche Modeなど、オルタナ、ネオアコ、ポストパンク、ニューウェーブと、ジャンル的には微妙に違うものの、筋が通っているアーティストのセレクト。彼らはさすが、そのあたりのセンスが抜群。よくわかってる。バンドとして新しいフェイズへ進む前に、このように企画色の強いアルバムをリリースしたのだろうか。中でも彼らにとって初日本語詞となったヒカシュー「Pike」のカバーと、Britney Spearsの大ヒットナンバー「Toxic」を解体し、オルタナビートで再構築したのが面白い。こうやって自分たちのルーツ的なものに接近し、一度破壊、そしてもう一度創り上げることで、自分たちがこれから進んでいく道を、再度確認しているようにも思える。もしかするとこのアルバムが、新たなステージへ向かう上でのヒントになるのかも知れない。
madman さん
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