ジェフ・ベックによるヒーリングミュージック。素晴らしいとしか言いようがない。

このアルバム、ベックのプレーは当然だが流れが素晴らしい。前半は割とリラックスして始まり＃4から＃5辺りは継ぎ目があまりハッキリしないスリリングな楽曲が並ぶ。でエンディングのDiamond Dustで荘厳に〆る。個々の楽曲が無造作に並べられたWIREDとは本質がかなり違うと思う。

第2期はほんとに特殊なグループだと思う。 真性のソウル好きから言わせるとソウルマナーなプレーをしないベックとコージーがうるさいと言うだろう。しかしながら彼等の奔放なプレーが加わったからこれだけ語り継がれるアルバムになった。 録音の悪さだけが唯一の欠点。内容は文句なしの傑作。

つくづく思うのだが、ジェフ・ベックという男は、とっかえひっかえ新しいバンドを作っては、あーでもないこーでもないとのたうち回る。インストフュージョン路線も悪くはないのだが、時代の波に無理やり乗ったような気がしてならない。やはり、ロッド・スチュワートのしゃがれた声にのってベックのギターが冴え渡る第1期ジェフ・ベックグループの２枚が最高傑作とも言える。

1999年5月23日〜6月3日に行われた十年振りの来日公演。6月2日の公演は、NHKで テレビ収録されて、6月末に放映されました。その放送された素材からCD/DVD化されたBootlegが、西新宿で当時から出回っていました。今回このCDが発売されるにあたり、商品説明レビューには、放送用マスターからの収録で、当日の演奏曲全曲収録とありましたが、Bootlegと同じように2曲カットがります。と言う事は、このCDのマスターは、Bootlegと同じ様なものなんでしょう。ただ、音質はなかなかよく迫力もあるので、聴いていてストレスを感じる事はないと思います。演奏に内容は、テレビ収録を意識して少々緊張ぎみの演奏です。でも悪い演奏と言う訳ではありません。音質の良いBootlegを聴いてみたいと思う方は、是非聴いてみて下さい。

フィギュア無しの国内ブルーレイを購入。 目新し映像は無いが、総じて良く出来た一品と評価します。全盛期迄を中心にベックヒストリーが、関係者のおべんちゃらコメントを交えながらのよくある構成だが、めでたく公式アンソロジーの発売を素直に喜びたい。ただ、本作で断片的に登場するライブ映像の大半は公式でありながら画質的にブート由来を感じさせ、私的に熱望する公式軽井沢ライブ発売の夢は打ち砕かれた…。

フィギュアは不要。安価の国内盤まだか…。

ベックよりは、クラプトン派の方が多いと思いますが、 あえてオススメします。ギターの可能性を広げた功労者だけに、その人生はとても興味深いものでした。まさか、ジミー・ペイジと幼馴染だったとは！知らなかった自分が恥ずかしいです。クラプトン、ペイジのほかにも、ロッド・スチュアート、ロン・ウッドも出演してます。オススメですよ。

今作の秀逸なところは、やはり盟友ヤンハマーとの共演だろう。ゼアアンドバックアルバムに収録されている、スターサイクルやユーネバーノウでのプレイは、’80年の武道館ライブを鮮明に蘇らせる、圧巻の出来映えです！

本日、購入。このシリーズでは音質面で1番評価する。 ラフ＆レディも期待して待機。 ソニーさん、未だ現役バリバリのジェフですが他の老舗バンドの様にアーカイブも見たい。 提案して下さい！