ＭＲ　ＢＩＧのＡＮＤＹ　ＦＲＡＳＥＲのＢＡＳＳを聴け！ ぶっ飛ぶこと間違いなし。 ＢＥＳＴ　ＲＯＣＫ　ＬＩＶＥ　！

最強です。僕の中でお墓まで持って行きたいアルバムナンバーワンです。 全体を通して牧歌的なカラーで統一されていて他の作品と比べると異色の作品ですが、聴けば聴くほど味が出てくる味わい深いアルバムです。 早熟な彼らの解散前夜の作品ということを意識して聴くと、さらに胸が張り裂けそうになります…！

ワイト島のポール・ロジャースの「アンコール？」のあとは悲しい。でもやはりすばらしい、ライブだと食傷気味になるほどまるで牛の涎のごときダラダラとした中身のない冗長な演奏をやる連中が多いがこのグループに限ってそれがない。演奏すべてがガツンとした塊でできている。只惜しむらくはＤＶＤなのだから映像に徹すべきで一枚にしてもっと安価にできなかったのかな。

ﾌﾘｰの映像作品DVDのｶｯﾌﾟﾘﾝｸﾞが､ﾛｸでもないﾌﾞｰﾄばかりが多かったﾜｲﾄ島ﾌｪｽﾃｨﾊﾞﾙのCDだなんて鼻血が止まんねーじゃねえかよ ! ｡　( 「れーざー･でぃすく･ぷれいやー」などという高額な映像鑑賞システムを､所有出来なかった俺ですが､やっと､VHSビデオから卒業が出来ました◎ ｡ ) ※それとEB-3さんの意見にも一理ある気がしないでもないですね｡

彼らの名作のデラックス・エディションが出ますね。オリジナル曲の素晴らしさは言うに及ばず、ボートラに興味津々ですが、リマスターを買い、その後で紙ジャケを買い、音が違うと言ってはＳＨＭ−ＣＤを買い、これまたデラエディを買わなくてはいけないとは…トホホです。

バドカンよりも、やはりフリーが好きなのです。次作と本作は特にいい。普通は若さに任せた勢いある作品を作るのだろうけど、フリーは違う。若さゆえの苦悩と決意を心の底から湧き出る情熱で曲にしているような雰囲気が共感を呼ぶのだろうね。決してテクニックがあるわけではないけれど、やはり音楽は心です。粗削りな本作、この時代って何て素晴らしいんだろう。

ロックが本当に存在した証。 商主義がまかりとうる今ではありえない音源。ポール・コゾフはエリック・クラプトンにギターについて聞いたところ「なにをいってるんだい？君のビブラートは素晴らしいじゃないか！」と云ったのは有名な話。早弾きとかやらも努力ゆえで立派だとは思うが真の個性をポール・コゾフは持っていた。どちらをとるかと聞かれれば勿論ポール・コゾフだ。このレビューをもし読んでくれたらオーダーすべき！

いいジャケットだなぁ。不適な面構えだけどみんな20歳そこそこか。歳とった今は�Bと�Eが好きで何度も聴いても飽きない。枯淡の境地とも言うべきロジャースのヴォーカルが絶品。でしゃばらずにツボを押さえたバック演奏も見事だし。こんな成熟したアルバムを作っちゃったら後が大変だったろう。次作なんかもっと地味で深いし。フリーってほんとにとんでもないバンドだったんだな。ワイト島のライブも凄いし、初来日公演見たかった！

昔、ちょっとギターのうまい奴は、コゾフなんかへたくそだとこき下ろしていたけど、彼の情念のチョーキングがあってこそ、ポールはあれだけのボーカリストになりえたと今でも思ってます。心に響くのはテクじゃないでしょ。他のメンバーも含めて、一番テンションが高く、乗りに乗っていたときの作品なので、聞いていると嬉しくなってくるよ。でも、Ｍ４だけは哀しくてね…その後の彼らの歩みを考えると象徴的な曲に聞こえて仕方ない。

Guardian of the Universe は、泣けすぎだよ。