７０年初頭と結構古い録音ですが、すごく新鮮。ポールコゾフのギターにしびれた。いつまでも色あせない良い演奏だと思います。

基本です。コレ聴いてなきゃ話にならない。

「ウィッシング・ウェル」「カム・トゥゲザー・イン・ザ・モーニング」「マディ・ウォーター」の３曲が入っているだけで買い！他の曲も粒ぞろい。このアルバム、個人的にはバイブルのような存在なので冷静に語れない。コレを聴かずしてフリーを語って欲しくない。フリーを知らずしてロックを語って欲しくない。

捨て曲無し。ブルージーなＰ・ロジャーズの歌、Ａ・フレイザーの粘りつくようなベース、あくまでタイトなＳ・カークのドラムス、そしてＰ・コゾフ…。このアルバム発表後に来日（初の来日ＨＲバンド）、オーストラリア公演後に解散。神田共立講堂で見たライヴは今でも忘れられない。

とにかく音質最高！！『All Right Now』のミックス違いがたくさん聞けてこの価格なら文句無しでしょう｡日本で特に人気があったMR.BIGのバンド名の由来となったタイトル曲『Mr.Big』もこのアルバムに収録されています｡

英国フォークブルースが渋い！あわせたヘヴィな曲もGOODなのよ。キマッテルぜFREE！

グループとしてのまとまりがあった時期の最後のアルバムのような気がします。有名曲揃いの前作からはずっと地味ですがPaul Rodgersの歌唱法に、Paul Kossoffのギタープレイにもこれまでなかった幅を感じます。（”HEARTBREAKER”で更に進化を遂げる２人ですが） Andy Frazerのベースもどこか押さえ気味で、３、５、７曲あたりに顕著なようにレイドバックした、またどこか大人っぽい名盤です。

記念すべきデビューアルバム。ブルーズブレイカーズ時クラプトンばりのコゾフのギターが冴え渡っている。彼らのアルバム中最もブルーズ色が濃く出た１枚。

彼らが自己の音楽性を確立したのがこの２ｎｄ。全体的には暗い印象だが、心に染み入る曲が多い。ブルーズだけでなくソウルも根底にあったことが判る１枚。

こういうシンプルで重くって哀感漂うサウンドは、この時代ならではと思います。FREEはすべて大好きですが、どれかひとつとなると、私にはこのアルバムです。1曲目から3曲目に続く流れは鳥肌ものです。