CD 輸入盤

『夕べの小品〜シューマン、C.シューマン、ゲーゼ』 ラウリ・サッリネン、アンナ・クヴァヤ

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ABCD512
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

クラリネットとピアノによる夕べの集いの音楽
地球規模のパンデミックで、失われてしまったものの「ひとつの記録」


メシアンやベリオたちのソロ・クラリネット曲による『孤独の歌』のラウリ・サッリネン(Lauri Sallinen)[1982-]と、シベリウスやラヴェルのピアノ曲を弾いた『河に住む』のアンナ・クヴァヤ(Anna Kuvaja)[1979-]のデュオによる『ソワレシュテュッケ』。フィンランドの音楽家ふたりは、COVID-19の引き起こした地球規模のパンデミックのせいで、われわれの生活から失われてしまったものを「ひとつの記録」して表すため、このアルバムを作りました。
 夕べの集いの音楽・・・親密さ、人と会うこと、一緒に音楽を作り、その瞬間を共有する。そのためにふたりがプログラムに選んだのは、ロベルトとクララのシューマン夫妻、そしてニルス・ゲーゼの曲。クラリネットとピアノのデュオの作品のほか、ヴァイオリン、オーボエ、あるいは4 手のピアノのために書かれた作品も含まれています。
 ロベルト・シューマンが1849年に作曲した『幻想小曲集』は、ハーモニー、旋律線、反復が出版譜と大きく異なる「手稿譜」を基本にした演奏。彼がクララ・ヴィークに贈ったピアノ曲『3つのロマンス』から第2曲『簡素に』。クララ・シューマンがヴァイオリンとピアノのために書いた『アンダンテ・モルト(Andante molto)』、「アレグレット:優しい語り口で(Alegretto: Mit zartem Vortrage)」「情熱をこめて速く(Leidenschaftlich schnell)」の『3つのロマンス』。デンマークの「ロマンティスト」ニルス・W・ゲーゼの『4つの幻想的小品』は、第3曲の『バラード』が伝説の英雄物語を思わせる、作曲当時から人気を集めた作品です。「アンダンティーノ」の第2楽章が美しいシューマンのピアノソナタ ト短調。オーボエとピアノのために書かれた『3つのロマンス』は、2つの「速くならないで(Nicht schnell)」の間に「簡素に、心から(Einfach, innig)」がはさまれる作品です。
 プログラムの最後に『小さな子供と大きな子供のための12の4手のピアノ小品』から、シューマン自身が「ヴァイオリンとピアノ」の版を書いたという第12曲『夕べの歌』がアンコールとして演奏されます。(輸入元情報)

【収録情報】
● シューマン:幻想小曲集 Op.73(1849)〜クラリネットとピアノのための
● シューマン:3つのロマンスOp.28〜第2曲『簡素に』(1839)〜ピアノのための
● C.シューマン:3つのロマンス Op.22〜ヴァイオリンとピアノのための
● ゲーゼ:4つの幻想的小品 Op.43(1864)〜クラリネットとピアノのための
● シューマン:ピアノソナタ第2番ト短調 Op.22(1833-35)
● シューマン:3つのロマンス Op.94〜夕べの歌(1849)〜オーボエとピアノのための

 ラウリ・サッリネン(クラリネット/Henri Selmer Paris Recital in A & B♭)
 アンナ・クヴァヤ(ピアノ/Steinway D)

 録音時期:2021年5月14-17日
 録音場所:フィンランド、クフモ芸術センター「レントゥア・ホール」
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 制作・録音エンジニア・編集:マルック・ヴェイヨンスオ

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