ブラジル 跳躍の軌跡 岩波新書

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784004313809
ISBN 10 : 4004313805
フォーマット
出版社
発行年月
2012年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
207,11p 18cm

内容詳細

軍事政権からの民主化、巨額の債務国から債権国への転換、女性大統領の誕生、そしてGDP世界6位に―。この四半世紀余りに劇的な変化を遂げたブラジル。発展の軌跡を、政治、経済、社会、対外関係からたどり、その実相に迫る。民主化はどう展開したのか、経済発展の原動力は何か、そして、どのような課題が残されているのか。

目次 : 第1章 ブラジルは、いま(初の女性大統領/ 経済の飛躍と歴史的段階/ 貧困撲滅、そして社会統合・国家統合へ)/ 第2章 軍政から民主制へ―体制移行と政治・経済の変容(軍事政権の誕生/ 軍政の正統性/ 軍部の退出/ 文民政権と政治の混乱/ 経済危機の克服/ 成長軌道/ 米欧金融危機、試される実力)/ 第3章 新生ブラジルの制度設計―改革の積み重ね(国のかたち―大統領制、連邦制、民主憲法/ 選挙・政党・文民統制/ 変わる政治風土・政治文化/ 民営化と外貨参入/ 金融安定化のシステム/ 政府・企業・市民社会の協働/ 多様な人々の包摂―社会の統合にむけて/ 貧困克服のための制度―ボルサ・ファミリア、最低賃金/ 教育改革―人的能力の引き上げ)/ 第4章 世界の表舞台へ―その原動力は何か(姿を変えた資源大国/ 広大な国土の活用/ 環境との折り合い/ 内需の拡大―消費パワー/ 変わる生活と就労スタイル/ 産業力・企業力/ 高まる国際プレゼンス―G20と「大統領外交」/ 広がる貿易パートナー―全方位外交と対米・対中関係/ 隣接国との結びつき―メルスコールと南米諸国連合/ 国際化の進展)/ 終章 日本とブラジル―遠くても近い国に(長い歴史と重層的関係/ 相互補完関係を超えて)

【著者紹介】
堀坂浩太郎 : 1944年東京都に生まれる。1968年国際基督教大学教養学部卒。1970‐83年日本経済新聞記者。1978‐82年同サンパウロ支局特派員。1983‐2010年上智大学外国語学部講師、助教授、教授。専攻、ラテンアメリカ地域研究。現在、上智大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Francis さん

    新興国として経済成長著しいブラジルの現状について記す。経済格差を縮めるためにポルサ・ファミリアと呼ばれる給付制度を採用しているのがとても新鮮に感じられた。日本人にとってのブラジルは多分コーヒーとサッカーと日系人と言うイメージしかないのだろうけど(恥ずかしながら私もそうでした。)この本を読めば実はとても魅力に満ち溢れた活気のある国だと言うことが改めて良くわかると思う。

  • スケイダ さん

    10年ぶりの再読はブラジルが身近になった為。当時は流し読んでいたであろう部分が少しは理解出来るようになり改めてブラジルがいかに北半球の世界とは違う流れを汲んだ国かを実感する。W杯、五輪を控えまた初の女性大統領の登場で本当に躍動感のある頃に刊行。中国のインベージョンもその頃に始まったんだとも理解。その後の停滞感は否めないが、やっぱりまだまだ発展してくれるのではないかと期待もしながら読んだ。

  • サタイン さん

    ブラジルの現在史を当たりたかったので読書。ブラジルという国がどのように苦境に陥ってそれをいかに苦心して回避してきたかって事が時系列ごとに記述されていてとても為になった。リーマンショックの時に影響を受けなかったのは信じられないぐらい凄い。

  • かみかみ さん

    評価:★★☆ 第二次世界大戦以降のブラジルの現代史から政治、経済、社会までブラジルを多角的に見つめる内容。軍事独裁政権下での経済発展、活発な起業、前近代性と近代性の同居など、あまり気にしてこなかった点がわかってきた。欲を言えば、他のBRICs諸国との比較などがもう少しあるとよかった。

  • 左近 さん

    主に軍事政権以後のブラジル経済&政治について、大まかな流れとポイントを紹介。ポルトガル語を習っているブラジル人の先生は、子供時代にインフレが凄かったという話はよくしてくれるのだが、本書の年表によると、軍政下に生まれ育っていたようだ。平和な日本では、なかなか想像がつかない当時のブラジル。次回の講義で質問してみようかと思う。そして、当たり前のことながら、日系ブラジル人の占める割合や、貿易相手国等を見ると、やっぱり日本とブラジルは、交流の歴史は長くとも、国際社会における関係は、まだまだ薄いのだと実感した。

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