下のお2人が「ダニー･ボーイ」の事を述べられていますが、当CDには収録されていませんので注意。

フィりーのドラムスがこのトリオではいささか雑な感じがするように聞こえるが、フィリー節がはっきりと反映されていて、他のVVでのポール・モティアンのドラムスとの違いを聞き比べて楽しい。こういう重箱の隅を突くような聴き方は良くない！どのセットも　雰囲気が伝わる素晴らしいセッションですよ。一家に一枚、一セットのアルバムでしょう！

Bill Evansの貴重な映像という事で評価は高い。しかしEvansはお洒落なんだけどEddie Gomezがアクが強過ぎる。いつも思う事だけど弦と指板とがぶつかりあう嫌な音が嫌い。スコット・ラファロが生きていればEddieはEvansとやってないはず。でもEvansの演奏は最高です。この頃Time Rememberedなんかは斬新の極みですよね。Evansのsolo pianoの映像を見たい！！！そんなもん無いか！？

別に音は悪くありません。普通に昔のジャズです。神経質なオーヲタやクラヲタ流れでなく、普通のジャズ・ファンなら、なんでこの程度で音悪いというのか理解できないと思います。

地味？しっとりとした落ち着いた演奏に聞こえるせいでそう思われるのかも・・しかしよく聞き込めば，各曲とも３者のインタープレーが生かされており，安心して身をゆだねられる盤だと思います。ダニーボーイは名演奏！でも他にも魅力的な演奏が詰まっています。もっと人気が出ても良いのに・・

これが同じヴァンガードでのライヴと知ったときにはビックリしたものだった。 駄盤の無いエヴァンストリオだけれど、演奏そのものに文句のつけようが無いのはほかのアルバムと一緒！スケールの大きさでワルツや他作品だが、これはカチッとした決まりの中であくまで美しく端正にBETの美学が貫かれている好印象の一枚。選曲も手堅く、中身はいつもの期待を裏切らない騒がれない傑作。

ＣＤ化された際に追加された２曲が、元のパッケージに合わない気がする。ＬＰの８曲でよかったのに…でも、必携の一品です。 【おすすめテイク】 （３）こんなに遠い海ってどんなだろう （９）曲のタイトルを痛感する暖かさがあります

エバンス・トリオの瑞々しさ溢れる一枚。緊張感を伴う心地よさがあって、輪郭のくっきりとした新鮮な乾いた音。スタジオ録音を嫌っていたエバンスが本領を発揮している名演。丁寧で奇麗に仕上げられた初期の傑作と言えるのでは?いつ聴いても瑞々しい、爽やかな名盤に違いない。

エバンスのオリジナルをシェリー・マンの上品なドラムスが引き立てている。ゴメスのベースも品良くエバンストリオの違った一面を堪能できる一枚。地味だけど、エバンスの作曲センスがわかる素敵な一枚。聞き逃せないですよ！

今までの手持ちのエバンス作品よりも心地よく、大人の匂い。時間を贅沢に過ごせる１枚です。これは絶対に手にしておくべき１枚ですね！