20世紀パリ〜ファゴット名作選
豊潤な音色と高度な技巧で鮮やかに描かれるファゴットの多彩なニュアンス。木管楽器の音楽が飛躍的に発展した20世紀パリの音楽シーンを映すファゴット名作選。
フィリップ・トゥッツァーは2007年からザルツブルクのモーツァルテウム管弦楽団首席奏者を務め、2008年ARDミュンヘン国際音楽コンクールに入賞。これまでにミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、カメラータ・ザルツブルク、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、ハンブルクのNDR、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団などに客演。現在、オーストリア・リンツのアントン・ブルックナー私立大学で教鞭をとり、モーツァルテウム夏期アカデミーをはじめ、頻繁にマスタークラスを開催しています。(メーカー資料より)
【収録情報】
● タンスマン:ソナチネ (1952)
● デュティユー:サラバンドとコルテージュ (1942)
● ジャンジャン:プレリュードとスケルツォ (1911)
● ケクラン:ソナタ Op.71 (1818/1919)
● ビッチュ:コンチェルティーノ (1948)
● タンスマン:ファゴット組曲 (1960)
● ケクラン:3つの小品 Op.34 (1898-1907)
● フランセ:2つの小品 (1996)
● ボザ:レシ、シシリエンヌとロンド (1936)
● ビッチュ:ロンドレット (1949)
フィリップ・トゥッツァー(ファゴット)
ニコラウス・ワグナー(ピアノ)
録音場所:リンツ、ブルックナーハウス
【フィリップ・トゥッツァー Philipp Tutzer】
地元イタリアのボルツァーノでファゴットを始め、同地の音楽院でクラウディオ・アルベルティ教授に師事し、その後、ウィーンでステパン・ターノフスキーに、ハノーファーでダーグ・イェンセンに師事した。
この時期のハイライトは、ヨーロッパ・ユニオン・ユース・オーケストラとグスタフ・マーラー・ユース・オーケストラのメンバーであったこと、クラウス・テューネマンとセルジオ・アッツォリーニのマスタークラスへの参加などである。
デュッセルドルフの“AEOLUS”、ロヴェレートでの“AUDI MOZART”、ハノーファーの“KURT ALTEN”、そして特に2008年のミュンヘンのARDコンクールでの入賞は、ベルリン・フィルハーモニー、ウィーンの楽友協会、ザルツブルクの夏音楽祭でのソロ演奏につながった。
フィリップ・トゥッツァーは、2007年からザルツブルクのモーツァルテウム管弦楽団のソロ・ファゴット奏者を務め、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、カメラータ・ザルツブルク、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、ハンブルクのNDR、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団などに客演している。
現在、オーストリアのリンツにあるアントン・ブルックナー私立大学で教鞭をとり、ザルツブルクのモーツァルテウム夏期アカデミーをはじめ、頻繁にマスタークラスを開催している。(メーカー資料より)
【ニコラウス・ワグナー Nikolaus Wagner】
ニーダーエスターライヒ州のヴァイトホーフェン・アン・デア・イブスで生まれた。地元の音楽学校で初めてピアノのレッスンを受ける。
その後、旧ウィーン音楽院のレオニード・ブルンベルクのクラスで研鑽を積み、後にウィーン国立音楽大学に入学。アントワネット・ヴァン・ザブナー(器楽指導)、テレサ・レオポルド(ピアノによる室内楽)、ダヴィッド・ルッツ(声楽伴奏)の指導を受ける。
彼の最も重要な室内楽プロジェクトには、quart@art、プロ・ブラス、テオフィル・アンサンブル・ウィーン、トリオ・マルク・シャガールなどがある。また、マティアス・ショルン、フィリップ・トゥッツァー、ダニエル・シュムッツハルトといった高名な音楽家とも定期的に共演している。
レペティトゥールとして、パスカル・ガロワ、ウィーン・クラリネット・コネクション、カリン・ボネッリ、ジェラルド・クラクスベルガー、ラルフ・マンノなどの音楽家とマスタークラスを開催している。
ウィーン楽友協会、ニューヨーク・オーストリア文化フォーラム、ベルリン、ケルン、バーデンバーデンのドイツ・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・コンツェルトハウス、東京のサントリーホールなど、数多くのコンサートやリサイタルに出演している。
現在、オーバーエスターライヒ州立音楽大学でピアノ教師を務め、リンツにあるアントン・ブルックナー私立大学ではレペティトゥールとして音楽学生を指導している。(メーカー資料より)
トゥッツァーはザルツブルク・モーツァルテウム管の首席を務めた後、ヨーロッパの主要オーケストラの客演し、後進の指導にも力を入れている有数のファゴット奏者だ。ファゴットの魅力と表現力を存分に発揮している。(CDジャーナル データベースより)