ベスト・オブ・ラウテン・カンパニー〜創立３０年記念

創立３０年記念
ベスト・オブ・ラウテン・カンパニー

ヴォルフガング・カチュナー指揮するベルリンの古楽器アンサンブル「ラウテン・カンパニー」。1984年設立当初はカチュナーとハンス＝ヴェルナー・アペルとのリュート・デュオから始まりました。10月18日にはベルリンで30周年を祝う記念コンサートが行われますが、それに合わせて発売されるのが当アルバムです。
　ラウテン・カンパニーは、いわゆるピリオド楽器演奏とは一味違い、当時の音楽を現代に蘇えらせることに主眼を置いていて、様々なソリストたちを取り込み、多様な編成で演奏活動を行なうのが特徴。例えば演奏会では、管弦楽だけによる歌無し版オペラ・アリアや、フィリップ・グラスなどの現代音楽やポピュラーを古楽器で演奏するような取り組みにも積極的です。このアルバムはそうした彼らの演奏活動の30年の積み重ねをバロック音楽の分野の録音で辿ってゆくもの。ＤＨＭの音源だけでなく、彼らが録音してきた様々な音源から選曲されています。（DHM）

【収録情報】
● ジョアン・アンブロジオ・ダルツァ：フェッラーラ風のピーヴァ
● タルクィニオ・メールラ：センティーレ＝カンツォネッタ
● ニコラ・マテイス：チャコネッタ
● ニコラ・マテイス：ラ・ディア・スパニョーラ
● イギリス舞曲：カプリッチョ・デット・スヴェリアトーイオ
● J.S.バッハ：ヴァージン・クイーン
● J.S.バッハ：Bobbing Joe
● J.S.バッハ：モテット『主に向かって新しき歌をうたえ』BWV.225〜第1曲
● J.S.バッハ：コラール『はかなく むなしき』
● J.S.バッハ：カンタータ『はかなく むなしき』〜コラール
● ブクステフーデ：強めたまえ
● ブクステフーデ：主よ、あなたさえこの世にあれば
● ヘンデル：オラトリオ『メサイア』〜ハレルヤ（ドイツ語版）
● パーセル：歌劇『アセンスのターモン』〜グラウンドによるカーテンチューン
● パーセル：歌劇『妖精の女王』〜One Charming Night
● ヘンデル：歌劇『リチャード1世』〜死よ、来てください
● ヘンデル：歌劇『リナルド』〜私を泣かせてください
● フィリップ・グラス：The Windcatcher Part I
● モンテヴェルディ：歌劇『オルフェオ』〜ViRicorda Boschi Ombrosio
● パーセル：グラウンド ハ長調
● ヨハン・フィリップ・クリーガー：暗がりは悪事に好都合
● トマス・ロビンソン：プレインソング
● ダウランド：わが過ちを許してくれようか
● ウィリアム・バード：深い緑の森よ
● パーセル：Bedlam Boys
● ヨハン・タイレ：Nun ich singe, Gott ich knie

　ラウテン・カンパニー
　ヴォルフガング・カチュナー（指揮、リュート）