『ジェラール・スゼー、バロック・オペラを歌う』　レッパード＆イギリス室内管、ボド＆ラムルー管、他

ジェラール・スゼー／バロック・オペラを歌う
初回限定盤

端正なビロードのような魅力
フランスを代表するバリトン、ジェラール・スゼー[1918-2004]。1940年にパリ音楽院に入学、名歌手クレール・クロワザに師事、最初はテノールとしてキャリアを始めましたが、その後バリトンに転向します。ドイツ・リートを学ぶためロッテ・レーマンにも師事したことでも知られています。1947年にエクサン＝プロヴァンス音楽祭でデビュー。この時はチマローザの『秘密の結婚』を歌いました。ビロードのような声を滑らかな声を持ち、オペラよりもフォーレの歌曲などの名唱で知られていますが、このアルバムはバロック・オペラのアリアが収録されています。確かに端正な声はヘンデルやモンテヴェルディにぴったりと言えるでしょう。（ユニバーサルＩＭＳ）

【収録情報】
・ヘンデル：歌劇『ロデリンダ』〜Scacciata dal suo nido
・ヘンデル：歌劇『エジプト王トロメーオ』〜Che piu si tarda
・ヘンデル：歌劇『ラダミスト』〜Perfido di a quell'empio
・ヘンデル：歌劇『フロリダンテ』〜愛する人
・ヘンデル：歌劇『ベレニーチェ』〜Si tra i ceppi
・ラモー：歌劇『イポリートとアリシ』〜Ah! qu'on daigne du moins
・ラモー：歌劇『カストルとポルークス』〜Nature amour
・ラモー：歌劇『ダルダニュス』〜Voici les tristes lieux
・リュリ：歌劇『アルチェステ』〜Il faut passer tot ou tard
・リュリ：歌劇『カドゥムスとエルミオーヌ』〜Belle Hermione
・リュリ：歌劇『ペルセウス』〜Je ne puis dans votre Malheur

　ジェラール・スゼー（バリトン）
　イギリス室内管弦楽団
　レイモンド・レッパード（指揮）
　録音：1957年、ロンドン

・モンテヴェルディ：歌劇『オルフェオ』〜Tu sei morta mia vita
・ヘンデル：歌劇『パルテノーペ』〜Combattono il mio core
・グルック：歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』〜Che puro ciel / che chiaro sol / Cara sposa! Euricice!

　ジェラール・スゼー（バリトン）
　ラムルー管弦楽団
　セルジュ・ボド（指揮）
　録音：1965年

・グルック：歌劇『思いがけない巡り会い』〜C'est un torrent impetueux

　ジェラール・スゼー（バリトン）
　パリ音楽院管弦楽団
　ロベール・コマン（指揮）
　録音：1952年、パリ