MSで手が震えながらも、優しい眼差しで生徒に教える晩年のシーンに始まり、まだ元気だった彼女がチェロを爪弾きながら、フォルクロアを歌うチャーミングなシーン、バルビローリとの共演、そして、何と言っても、エルガーのチェロ協奏曲の全曲演奏！バレンボイムの音作りは未熟だが、動くデュ・プレの映像とチェロの魅力がそれを補ってあまりある。カップリングの「幽霊」トリオも名演。心から満点をあげたくなるDVD。

チェロ協奏曲の有名どころが収録されているためお買い得。特にハイドンとシューマンの流れるような美しいチェロの響きは必聴です。

願わくば、バッハ無伴奏全曲残して欲しかった。願わくば、コダーイの無伴奏も録れてほしかった。願わくば、ドヴォコンだけはオケの指揮をバルビローリにやってほしかった。願わくば、生演奏を聴きたかった。願わくば、もっともっと長く活動してほしかった・・・・。（合掌）

名演、熱演という言葉では十分に表現できません。天使、又は悪魔が直接囁いているようです。Davidov celloは多彩、繊細、重厚な音を出しています。この様な演奏をしたらきっと肉体が持たないでしょう。バレンボイム風にもう少しあっさりと人並みに演奏すると、逆に私には不満が残ります。

こういう小品集で楽しめるものはなかなかありません。このLidstromというチェリスト（ブックレットから察するに）およそ芸術家然としたところがないが、かなりの名手です。

聴く度に、LIVEに行かなかったことを後悔してしまう逸品。粋でオトナでホントにお洒落。ラスト、clが途中からA列車になってしまったり、ミュージシャンたちが皆楽しんでるとこがまたイイ。プレイズ・ピアソラもオブリガードも大好きな私には、生涯聴き続けるであろう作品です。

この録音かあるからデュプレの無伴奏チェロ組曲が聴けることに感謝したい｡一方で、ステレオ録音だったら・・・との思いがあります｡デュプレに興味がある人は必聴の一枚です｡

Amazing!!!! What a beautiful music! The ”Requiem for Cellos” by Shigeaki Saegusa is sooooo dramatic and emotional! And the ”Song for Poseidon” by Taro Iwashiro is just the best music I ever heard!!! I loved the whole album except for three last tracks marked as ”Transsaturnian” and which are composed by Koji Ueno. These three tracks just spoiled such a good album ：((

チェロと多重録音含むテクノロジーとのコラボ。作曲家はクロノスでもおなじみの人が多い。クロノスから、あるいはチェロからどれだけメタモルフォーシスしているかというのが眼目だろうが、それははなはだ疑問。クロノスを初めて聴いたときの衝撃はここにはない。田中カレンの曲はとても美しいけど。

デュプレのチェロには何と癒され勇気付けられることか。この値段でこの内容はクラシックファンには必須のアイテムだと思う。特にエルガー、ドボルザークは素晴らしく、こうして時空を超えて音楽を楽しめることに改めて感謝したくなる。