『O Terra』/羊とヤギ(富田牧子/チェロ、コスマス・カピッツァ/パーカッション)
2013年にチェロとパーカッションのデュオとして活動を始めた「羊とヤギ」。中世の音楽、民族音楽、バルトークなどを取り上げ、自然体の響きと共振、霊感を大切にして、独創的な音楽を展開しています。
初のCDとなる『O Terra』は、「大地」をテーマとし、バルトークの『農民の歌』を、まるで地球の歌のようにぐるぐる繰り返し回るテーマ音楽として使用しています。地球の波長の136.1Hz(1年の周波数を人間の可聴範囲まで上げた音)、そのC#音をドローンとして低音で鳴らし、C#Majorでチェロの旋律を歌わせるこだわりよう。(販売元情報)
【収録情報】
● バルトーク:農民の歌(10のやさしいピアノ小品より)*
● バルトーク:ルーマニア民俗舞曲(棒踊り/帯踊り/足踏み踊り/アルペンホーンの踊り/ルーマニアのポルカ/速い踊り)
● パーカッションのプロローグ*〜ブルガリアの踊り『ブチミス』
● バルトーク:ブルガリアのリズム(ミクロコスモスより)
● コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ op.8より第1楽章
● 太鼓の即興
● リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ(ディアローゴ(対話)/カプリッチョ)
● ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:おお、エクレシアよ*
● バルトーク:農民の歌(10のやさしいピアノ小品より)
羊とヤギ
富田牧子(チェロ)
コスマス・カピッツァ(パーカッション)
録音時期:2016年6月14-18日、8月6日
録音場所:東京、代官山エナスタジオ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
*多重録音
【富田牧子(チェロ)】
バロックと現代のスタイルの楽器にガット(羊腸)弦を張り、自然体の音楽と室内楽の楽しさを広める活動をしている。東京芸術大学在学中にリサイタルを行い、演奏活動を始める。ソロや室内楽でフランス、イタリア、オーストリアの音楽祭や講習会に参加。大学院修士課程修了後、2000年から2年間ハンガリー・ブダペストに留学、バルトーク弦楽四重奏団チェロ奏者L.メズー氏に師事。NHK-FM「名曲リサイタル」、ORF(オーストリア放送)の公開録音に出演。ソロリサイタルを開催するほか、近年は、バロックと現代の楽器を使ってJ.S.バッハと近現代の無伴奏作品を組み合わせたプログラムのコンサートも行っている。弦楽四重奏団メンバーとしての活動を経て、コンサートホール以外にも場を広げ、様々な楽器との組み合わせによる「充実した内容の音楽を間近で味わうコンサート」の企画を続けている。(販売元情報)
【コスマス・カピッツァ(パーカッション)】
ドイツに生まれ、日本とドイツの両国で育つ。学生時代にオーケストラでヴィオラを学び、同時期コンガドラムに目覚める。ミュンヘンインターナショナルスクールオブパーカッションでモダンとラテンのパーカッションを学び、様々な国のミュージシャンと演奏活動を行う。1990年、東京に移住。ソニーとバンド契約。「オルケスタ・デ・ラ・ルス」で2年間ワールドツアーに参加。「葉加瀬太郎」・「アガルタ」・「熱帯JAZZ楽団」・「Mamadou Doumbia & MANDINKA」・「bird」・「Minga」・「長谷川きよし」等、ライブレコーディング活動を経て、自身のバンド「Planetsensorium(プラネットセンソリウム)」のCDを2008年に発売、ドラムとパーカッションをミックスした独自の音の世界を作り上げている。2016年発売「UA(JaPo)」レコーディングを始め、ツアーライブに参加。
太鼓の種類や音楽のジャンルに捉われず、リズムと音の力が持っている原点を大事にしている。(販売元情報)