何が進学格差を作るのか 社会階層研究の立場から 慶應義塾大学三田哲学会叢書

鹿又伸夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784766421675
ISBN 10 : 4766421671
フォーマット
発行年月
2014年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
106p;18

内容詳細

世代的に繰り返される学歴再生産は階級が作り出すのか。文化資本論、相対的リスク回避説、トラッキング説、地位達成モデルなど、ライバル説を比較する。

目次 : はじめに 出身家庭背景と教育格差/ 1 進学移行と機会格差/ 2 出身家庭背景から進学格差までのメカニズム/ 3 進学格差の分析/ 4 媒介メカニズム/ おわりに さらなる疑問

【著者紹介】
鹿又伸夫 : 1954年生。慶應義塾大学文学部教授。1984年、慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(行動科学)。専門は社会階層と社会移動、比較社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 壱萬弐仟縁 さん

    文化資本論:文化資本を構成概念とし、格差と階級再生産を説明。階級再生産:親子2世代間で職業階級が同じになること(11頁)。文化資本が成績に媒介されて進学、学歴格差に帰結するメカニズムを強調。文化資本は制度化された文化資本・客体化された文化資本・身体化された文化資本(ハビトゥス)にわけられる。学歴は制度化された文化資本で、親の学歴は親の職業よりも成績と学歴に対して強い影響をおよぼす(39頁)。他、トラッキング説もあるらしい。

  • Toshiyuki S. さん

    相対的貧困の増加やOECD諸国のなかで教育への公的支出がきわめて少ないことなどを背景として、日本でも学歴格差や進学格差について注目されるようになってきた。本書では進学格差を生む諸説が紹介され、そのどれが実際のデータと適合しているのかが検討されている。結論は、進学格差の発生源として重要なのは成績と意欲で、出身家庭の特徴にもとづく格差はそれらと比べて必ずしも大きくないというものである。

  • a さん

    意欲と高校がすごく影響するが、さまざまな要素がある。

  • taasa さん

    男子だと社会階層論が成り立ってない。親の階層はどうゆう経路で子供の学歴につながるのか。重要な他者を考えなかったのは大きな失敗だと思う。

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