奇跡のフォント 教科書が読めない子どもを知って-UDデジタル教科書体の発明

高田裕美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784788718715
ISBN 10 : 4788718715
フォーマット
出版社
発行年月
2023年03月
日本
追加情報
:
240p;19

内容詳細

足掛け8年。教育現場で大活躍しているフォントを作った書体デザイナーの情熱の物語!!

目次 : 第1章 私が書体デザイナーになるまで/ 第2章 写植からデジタルの時代へ―師・林隆男氏のもとでの修行と突然の別れ/ 第3章 「社会の穴」を埋めるフォントを作れ!―TBUDフォントの完成と会社の解散/ コラム1 誰一人取り残さない学校や社会を実現するために/ 第4章 教育現場で使いやすいフォントを追求する―UDデジタル教科書体リリースまでの長い道のり/ コラム2 UDデジタル教科書体が切り拓いた新しいフォントの可能性/ 第5章 フォントで誰もが学習できる環境を作る―読み書き障害の子どもたちにUDデジタル教科書体を届ける/ コラム3 “できない子”と勘違いされる子どもたちを減らしたい/ 特別章 フォントができること―UDデジタル教科書体の活用現場から

【著者紹介】
高田裕美 : 女子美術大学短期大学グラフィックデザイン科卒業後、ビットマップフォントの草分けである林隆男氏が創立したタイプバンクに入社。書体デザイナーとして「TBUD書体シリーズ」「UDデジタル教科書体」などをはじめとし、様々な分野のフォントの企画・制作を手掛ける。32年間、タイプバンクでの書体デザイナーの経験を活かし、2017年よりモリサワにて教育現場における書体の重要性や役割を普及、推進する部署に所属し、セミナーやワークショップ、執筆、取材など広く活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • けんとまん1007 さん

    障害は、人ではなく、社会にある。始めのほうに書かれている、この一文が五感に響いた。ついつい忘れてしまう言葉。ユニーバサルデザインとは、どういうことなのかを考える。合理的配慮ということを、最近、改めて考える時間もあった。合理的配慮を特別な対応とせず、ユニーバサルデザインとして進めること。それが、それ以外の人にとっても意味が大きいということ。フォントを創ることは、以前、別の本で読むことがあった。何を思い続けるかということの大切さ。さっそく、このフォントを使ってみた。なるほどと納得する自分がいる。

  • ☆よいこ さん

    分類007。書体デザイナーのお仕事本▽大学でビットマップの書体を卒業制作に選んだ著者は、書体デザイン会社に就職した。ワープロの普及とともにビットマップバブルが到来し、書体デザイナーとして腕を磨く。ユニバーサルデザイン(UD)フォントに出会いその必要性を感じ、「UDデジタル教科書体」の開発に力を注ぐ▽ディスレクシアについての理解は、日本は外国より30年は遅れている。確かに疑いのある児童生徒は多いのに診断もできず対策もできていないと感じます。学校プリントは全部UDフォントにしましょう。

  • がらくたどん さん

    通称「読書バリアフリー法」策定からもう4年。まだ4年。私が読書施設に入職したころはまだ電子書籍の普及もなくロービジョンの利用者さんの墨字読書体験は拡大読書器が主流だった。当時の自分には「活字」によって読む事への抵抗が相当に軽減されるという発想もなかった。本書は一般的な明朝・ゴシックや教科書書体が読みにくい特性のために「理解力がない」と誤解されて来た子ども達のために「読める」書体を作ってみようと考えた人々の奮闘記。専門的な書体開発の技術開発物語も興味深いが何より社会が特性を障害化する側面を再認できる。良作

  • ぶんこ さん

    パソコン上でのみ気にしていたフォント。その作成が、ここまで大変だとは思ってもいませんでした。ディスレクシアは知っていましたが、ロービジョンは初めて知りました。ディスレクシアの方に読みやすい?フォントで読みやすい、読みにくいがあるのか?すると、障害のある人が文字のはらいが怖いというのにびっくり。この本がUDデジタル教科書体フォントで印刷されていることも気づかず、他の方の感想を拝見して見直してみました。私も重度の老眼ですが、とても読みやすかったので、何故と思ったら「文字が濃い」著者の挫けない強い執念に感動。

  • ムーミン さん

    書体に限らず、デザインという営みに込められた思いの深さを知り、意識が変わりました。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

高田裕美

女子美術大学短期大学グラフィックデザイン科卒業後、ビットマップフォントの草分けである林隆男氏が創立したタイプバンクに入社。書体デザイナーとして「TBUD書体シリーズ」「UDデジタル教科書体」などをはじめとし、様々な分野のフォントの企画・制作を手掛ける。32年間、タイプバンクでの書体デザイナーの経験を

プロフィール詳細へ

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品