オカルト番組はなぜ消えたのか 超能力からスピリチュアルまでのメディア分析

高橋直子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784787234483
ISBN 10 : 478723448X
フォーマット
出版社
発行年月
2019年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
261p;19

内容詳細

超能力ブーム、ネッシー、雪男、ノストラダムス、UFO、心霊写真、霊能力者、スピリチュアル・ブーム…。オカルト番組が熱狂的な支持とバッシングを受けながら続くも、2000年代に終焉を迎えた歴史的なプロセスを明らかにする。

目次 : 序章 テレビと“オカルト”の邂逅―オカルト番組前史/ 第1章 オカルト番組のはじまり―一九六八年の「心霊手術」放送/ 第2章 オカルト番組の成立―一九七四年の超能力ブーム/ 第3章 オカルト番組の展開―一九七〇年代・八〇年代の比較分析/ 第4章 拡張する“オカルト”―第二次オカルトブーム/ 第5章 霊能者をめぐるメディア言説―一九九〇年代・二〇〇〇年代の比較分析/ 終章 オカルト番組の終焉

【著者紹介】
高橋直子 : 1972年、秋田県生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士課程後期修了。博士(宗教学)。國學院大學大学院特別研究員、テレビ番組制作リサーチャー。専攻は宗教学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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オカルト番組の歴史など、タイトルの割には...

投稿日:2021/06/19 (土)

オカルト番組の歴史など、タイトルの割には目新しい内容はなくあまり面白くなかったって感じでした。このタイトルを手に取りような人ならある程度の知識がある人でしょうしそういう人にとっては退屈な内容

watatak さん | 兵庫県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • HANA さん

    60年代から現在まで、オカルト番組の変遷を追った一冊。自分の知っているオカルト番組は心霊とかが多いが、本書で扱われているのはスプーン曲げとか心霊手術とかの方面。ただ本書の主題はそれと社会との関わりとなっているようなので、題材として扱われるこちらの方がわかりやすいように思える。あとこれまでオカルト番組研究のスタンスは世相との関連を論じたものが多かったように思えるため、番組に対する視聴者の反応という内側から論じた点は面白く思えた。最近のスピリチュアル番組に違和感しか感じない身としては、納得いった部分も多し。

  • ステビア さん

    卒論レベル。これで博士号与えちゃっていいの?

  • サイバーパンツ さん

    オウム事件の起きた90年代以降、オカルトが現実と地続きになったせいで、謎/ロマンとしてメタに楽しむ遊戯的な視聴態度が維持できなくなったことに加え、スピリチュアル番組の登場により、真偽をとやかく言わず、真に受けないという常識を持った見物人としての視聴者が過去のものになったことがオカルト番組衰退の原因。テレビとの共犯関係の上で、ネタとベタの間を行くアイロニカルな没入に興じていた視聴者が、信じる/信じないの2タイプに分裂したというのは、バラエティ全体に共通するなと思った。

  • おおにし さん

    p.248『オカルト番組は、〈オカルト〉を真に受けず、真偽をとやかく言わず、「見物人」になる視聴者〈像〉によって成立した。しかし、この「見物人」になるし視聴者(像)は、〈スピリチュアル〉番組の出現によって過去のものとなった。』こうしてオカルト番組はTVから消えたが、オカルトのメディアによる拡散は続いている。占い、都市伝説などのTV番組が「信じるか信じないかはあなたの自由です」と言いつつ、それらに信憑性を与える可能性は否定できない。この著者の主張には同感。

  • onepei さん

    冗談が通じなくなってきた、ということだろうか

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