中国ニセモノ商品 中公新書ラクレ

馬場錬成

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784121501387
ISBN 10 : 4121501381
フォーマット
出版社
発行年月
2004年06月
日本
追加情報
:
18cm,208p

内容詳細

車、ハイテク製品、食品、キャラクター商品など、中国に氾濫し世界市場に売り出されるあらゆる種類のニセモノ商品。本書は現地を含めた長期取材をもとに、日中間の裏面に横たわる経済問題に迫る。

【著者紹介】
馬場錬成 : 1940年東京都生まれ。東京理科大学理学部卒、65年読売新聞社入社。社会部、科学部、解説部記者を経て論説委員。2000年退社し、現在、科学ジャーナリスト。著作活動のほか「特定非営利活動法人21世紀構想研究会」理事長、科学技術政策研究所客員研究官、早稲田大学、東京理科大学講師として活躍中。内閣府重点分野推進戦略専門調査会委員、経済産業省、文部科学省の各種委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Humbaba さん

    ものづくりというのは模倣から始まる.他者の作成したものを理解し,その上でそれを上回る物を作り上げる.その努力が続けられてきたからこそ,今のように社会は発展してきた.ただデッドコピーを作るだけでは,社会にとってマイナスの影響が大きい.それに対しては,毅然とした態度が必要となる.

  • おらひらお さん

    2004年初版。基本的に中国における事例と日本側の対応を紹介したもの。第7章の「ニセモノ製品の歴史は繰り返す」では日本も以前は同じことをししていたことを指摘しています。ただ、有名メーカーもコスト削減の問題で中国で安く製作し、外で高く売り抜き、多くの利潤を得ているが、実際にはニセモノもホンモノも同じ国で同じ人が作っている可能性もあり、言葉にしにくいが釈然としないところもある。

  • 毛御安 さん

    この本によって、なぜニセモノ商品があるかのを考えた。その原因が2つあると思った。一つ目は、お金のためである。それはどこかでお金が儲ければ、そこでニセモノ商品の足元が探せると考えた。二つ目は、国の財力である。創新性があっても、財力がないと、ニセモノ商品は比較的に低い開発費をかける。だから、ニセモノ商品は国家の財力や国際地位の表示が表すかもしれないと考えた。

  • きっちゅ さん

    中国はニセモノだらけだ!

  • 芽衣 さん

    中国人的にニセモノにも完全なニセモノとそっくりさんとでは罪の意識が異なるらしい。なぜこんなことになったかというと製造技術だけが先進国に追いついてしまったから。他国は研究開発の末に製造技術を獲得するのだが、先進国が工場を作ったり何なりしている内に技術力が上がっていった。しかし技術はあってもブランドも信頼もない、そこでニセモノという形でブランドに乗っかることで売っていこうという話のようだ。この本は20年前に書かれたので、現代ではどうなのだろう?

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馬場錬成

1940年生まれ。東京理科大学理学部卒業後、読売新聞社入社、編集局社会部、科学部、解説部を経て論説委員。2000年11月読売新聞社退社、読売新聞社社友。東京理科大学知財専門職大学院教授、早稲田大学政治学研究科客員教授、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)・中国総合研究センター長、文部科学省科学

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