日航123便墜落 遺物は真相を語る 河出文庫

青山透子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309419817
ISBN 10 : 430941981X
フォーマット
出版社
発行年月
2023年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
232p;15

内容詳細

あの事故の背景には、何が隠されているのか?加速するミサイル開発、追尾する謎のファントム機、目撃証言に残る赤い物体、失われた機長の制服の行方、そして御巣鷹山の尾根に残る遺体たち…。遺物の科学的な分析結果から、「テストミサイル誤射説」を徹底検証。事件の真相に深く迫る、告発のノンフィクション。

目次 : 第1章 この墜落は何を物語るのか―国産ミサイル開発の最中の墜落(上野村の桜の下で/ 墜落直前まで国産ミサイル開発本格推進/ 刑法的アプローチ/ 公文書としての事故調査報告書は国民の信頼に値するものか/ 航空機事故調査と警察庁との覚書/ 生データ開示の必要性/ 真正の生のボイスレコーダー/ 「恐れ」と「思考停止」を超えて炭化遺体の声を聴く/ 大学での溝演会から/ 分厚い未公開資料/ 山開き前の御巣鷹の尾根整備活動にて)/ 第2章 焼死体が訴えていることは何か―乗客乗員全員分の未公開資料から(火災現場での違和感/ 炭化遺体と格闘した医師たちの証言/ 八月十五日から十二月二十日まで検死活動を続けた女性歯科医師/ 身元確認はどう行われたか/ スチュワーデスの制服は不燃服なのか/ 機長の制服行方不明事件/ なぜJA8119号機でなければならなかったの)/ 第3章 遺物調査からわかったことは何か―機体の声が聴こえる(尾根からの証拠物/ 遺物の分析結果/ 化学者の見解と結果/ 遺体と機体の遺物が訴えていること/ 犯罪の命令に服従しなければならいのか)/ 第4章 証拠物と証言が訴えていることは何か―未来の在り様を考える(過去最高の売上を記録したボーイング社/ 次々に出てくる赤い物体の目撃情報/ 検死現場のビデオ―所有者へ返却できない理由/ 未来に何を残し、何を守りたいのか)

【著者紹介】
青山透子 : ノンフィクション作家。東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程を修了、博士号取得。日本航空国際線客室乗務員を経て、日本航空サービス関連子会社設立時に教務を担当し、企業、官公庁、大学等の人材育成プログラム開発及び講師として携わる。現在は弁護士、研究者、有識者らと立ち上げた「日航123便墜落の真相を明らかにする会」(会長はご遺族の吉備素子氏)の事務局を務めている。著書『日航123便墜落の新事実―目撃証言から真相に迫る』は10万部のベストセラーとなり、本屋大賞ノンフィクション部門ノミネー卜。続く『日航123便墜落遺物は真相を語る」『日航123便墜落の波紋」とともに全国学校図書館協議会選定図書に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Tomomi Yazaki さん

    世間ではボイスレコーダーは公開され報道でも流されていると思い違いをしている。でもそれは生データではない。なぜならその公開を巡り、裁判でその開示する義務はないと判決が出ているから。裁判官はなぜそんな判決を出したのか。今の日本の三権分立は形だけ。知る自由もない。実際日本は国際的に報道の自由がない国とされている。火炎放射器で二度焼きされた遺体。自衛官射殺の誤?報道。無視される子供たちの証言。それを陰謀だ、不謹慎だと加害者側で安心する人たち。まさか自衛隊が、まさか政府が。我々はいつも、そのまさかに騙されるのです。

  • hukkey (ゆっけ) さん

    日航123便の墜落において、火災現場で炭化した遺体の状況や機長の制服の行方、残留物の成分分析結果から迫るノンフィクション。著者の解釈は一貫していて自分にも説得力を感じたものの、事実がわからない以上は一個人の見解でしかなく、また一方的に「間違ってる」「陰謀だ」と断罪もできはしない。やはり無編集のボイスレコーダー等を足がかりにしないことには本当の真実に辿り着けず、隠し通した者勝ちだと思うと、あまりに長く向き合ってきた後の裁判で、生データの開示要求が棄却されてしまった遺族や被害者の苦労と無念は察するに余り有る。

  • m さん

    昨年秋、書店回り中に目についた。なぜ今?と思いながら購入し積んでおいた。そして、羽田での事故。クルーの皆さんの沈着冷静な判断と行動、乗客の協力。結果死傷者を出さずに済み、安全に対する日頃からの訓練の賜物と称賛された。で、この本を開いた。およそ40年前の事故。圧力隔壁の修理不具合によるものと、私は理解していた。それで幕を引かずに徹底的に調査を続けていた方が居る事を今初めて知った。搭乗員の制服、航空燃料以外の揮発性物質の検出等々、40年目で初めて知る事も多数。亡くなられた方のご冥福を祈る。

  • ぼび さん

    5/5

  • pepe さん

    感情がときどき入り混じった文章につまづくが、日本航空123便墜落事件の真相に迫ろうとする著者の熱意に感服。証拠が散在する中で、肝心のボイスレコーダーが開示されていない現状が今も続く。墜落現場の金属物表面から検出されたベンゼンと硫黄がジェット燃料には含まれない点、遺体の損傷がありえないほど焦げているケース、ナパーム弾被弾遺体との類似、などは違和感をもつが、決定的な何かを示しているわけではない点がもどかしい。警察到着前の自衛隊が隠ぺい工作?をした点については気になる。前著を読んでみたい。

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