新・ムラ論TOKYO 集英社新書

隈研吾 (建築家)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087206005
ISBN 10 : 4087206009
フォーマット
出版社
発行年月
2011年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
18cm,235p

内容詳細

「ムラ」とは何か。それは、安心して生活できる共同体のありかであり、多様な生き方と選択肢のよりどころとなる「場所」である。そんな「ムラ」の可能性を探って、下北沢、高円寺、秋葉原、小布施を歩く。

【著者紹介】
隈研吾 : 1954年生まれ。建築家。東京大学大学院教授。「根津美術館」(毎日芸術賞)など内外で受賞多数

清野由美 : 1960年生まれ。ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おいしゃん さん

    都市論の続編、下北沢・高円寺・秋葉原・小布施を歩きながらまちづくりを考える。相変わらずこのコンビのトークがシニカルで面白いうえに、秋葉原ではメイドカフェに入ったり、メイドに街を案内してもらいながら真面目にトークを続けているところがツボ。

  • nbhd さん

    もう完全に隈さんのファンなので、随所にチラとみえる隈さんっぽさにふれるだけで楽しかった。新しい共同体のありかとしての「ムラ」を探して、下北沢、高円寺、秋葉原、小布施町を歩いて喋った本。汐留をメタクソにけなした前著「都市論」と比べると薄味だけど、足をとめて、いちいち抽象概念をこねくっているのを読むのは快感。世界的建築家が、メイドカフェで「萌え萌え」と言ったり(→身軽!)、東浩紀のQFの一文を引用したり(→勉強家!)、大江健三郎は吉本芸人以上に面白いと言い出したり(→同意!)…そこらへんに隈萌えした。

  • ネムル さん

    高層ビル群を歩く都市論から一転、続編では下北沢・高円寺・秋葉原、そして長野の小布施を歩く。丹下健三にわかりやすい男性原理による都市構想を仮想的としつつ、「都市の諧謔性というのは、道を歩いているその辺のオバチャンに通じるものでなければ、本当の力にはなりません」「古本屋自体が最高の福祉施設」などと、面白い知見もちらほら。一方で、隈研吾の男性原理に対する女性性への視点は単純化し過ぎで、案の定清野からの指摘もはいる。わりと好き勝手言う放談だが、都市論よりこちらのが面白い。

  • Nobu A さん

    都市開発によって村が町に変わり、集積した建物と人々が絶妙に混じり合い、隈研吾曰く、醗酵して「ムラ」へと再昇華する。下北沢、高円寺、秋葉原と知名度の高いムラに加わる長野県小布施町は反則だと思うが、それぞれの歴史と現在位置を俯瞰出来き、楽しい追体験。都内在住でありながら、まだ足を踏み入れていない高円寺と小布施にも足を延ばしてみたい。ジャーナリスト清野由美や「街並み修景事業」に携わった市村次夫とのやり取りで諧謔的に博識を披露するお茶目な隈研吾氏。ただ、建築学等の造詣が深すぎて時折置いてけぼりを食らうことがある。

  • なつ さん

    ある属性の人が集まり、その人たちが育み、その人たちのためにある場所。それが本書の言うムラです。改めて書いてみるとリンカーンの独立宣言のよう。高円寺、秋葉原、下北沢はぜひ現地に行ってみたいです。都市論からは外れていますが、メイド喫茶は、ヘタな女性に甘える自分を卑下するオタクに敢えて手作り感を残した店舗を提供したことでより効果的に「下流志向」を感じさせる、ロールプレイの場だという考察が面白かったです。こちらは専門の書籍を読んでみたい。

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