話し言葉で読める「西郷南洲翁遺訓」 無事は有事のごとく、有事は無事のごとく PHP文庫

長尾剛

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569665825
ISBN 10 : 4569665829
フォーマット
出版社
発行年月
2005年12月
日本
追加情報
:
15cm,205p

内容詳細

幕末から維新後にかけて、日本の未来と誇りを守るために奔走し、数多の難事業を達成した西郷南洲翁。晩年こそ国賊として追われ、不遇の最期を終えたが、「西郷こそ真のヒーロー」と今なお多くの人から慕われ続けている。その彼の遺したリーダー論、財政論、危機管理論は、まさにビジネスの要諦を述べたもの。ビジネスの指針として、人生の指針として、座右の書にしたい一冊。

目次 : 第1章 上に立つ者(本当のリーダー/ 組織運営のビジョン ほか)/ 第2章 政治のこと、カネのこと(税金/ 収入と支出 ほか)/ 第3章 道を行う(天を相手にせよ/ 自愛の落とし穴 ほか)/ 第4章 日々を生きる心得(学問の意義/ 至誠 ほか)

【著者紹介】
長尾剛 : 東京生まれ。東洋大学大学院修了。ノンフィクション作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Mijas さん

    「敬天愛人」を座右の銘とし、正しい道を行う信念の強さ、一人ひとりの内面に響くような言葉をかける温かさ、西郷の人間像を伺い知る。「道を行うとは、自分で自分の生き方に自信を持つということ」「過ちを改めるとは、おのれの過ちに気付くこと」と新たな第一歩を進んでいく西郷の力強い言葉が散りばめられ、読者にも勇気を与えてくれる。維新後、信念を失った政府高官を暗に批判し、維新を実現するために命を落として戦った者たちを思って涙を流したエピソードも記載されている。原文を読んでいないので、照らし合わせて読みたいと思う。

  • ロビン さん

    薩摩の政治家であり、維新三傑の一人である西郷隆盛の話を彼に恩義ある庄内藩の人々が書きとめ編纂したもの。吉田松陰同様、西郷も無私の人である。身命を賭して祖国の人々のために行動した二人には、「天」や「理」というものに対する一種の信仰が共通しているように思う。「道」を貫こうというとき世間という横の関係に生きるだけではなく、自分と「天」という縦の関係を持つことはやはり大事だと思わされた。また、西洋列強の帝国主義を「野蛮」「文明国ではない」と言い、何でも西洋に倣えとする明治の風潮を批判しているところにも感服した。

  • 赤い熊熊 さん

    これも予習のため再読。 西郷隆盛自身による著作はないので、庄内藩の元藩士たちによる西郷隆盛語録のようなもの。「無私」の人であった西郷隆盛の考え方が簡潔にまとめられている。口語訳が非常に読みやすいのも速攻で勉強したい身には良かった。一次史料ではないこともあり、もちろんこの本だけで西郷隆盛がこういう人であったと断ずるのは早計かもしれない。

  • 赤い熊熊 さん

    歴史博物館での展示に行くかもしれないので、せめて西郷隆盛について勉強しようと読んだ2冊の一方。西郷隆盛自身の手による著書がないので、言行録であるこれが西郷隆盛の言葉を知るには最も良いかと思い、しかし原文読むだけの根気はないので、簡単なのを。たしかに大西郷先生は立派なことを言っておられます。

  • 大奥のじぃ さん

    来年のN○Kの大河ドラマが西郷隆盛なんだそうで、彼を語るには、まずこの本を読んどこうと思って手に取った一冊。近代日本人の美徳を一心に背負った大衆のヒーロ、西郷さんを語る集大成が西郷南洲翁遺訓であり、人生論、リーダー論ビジネス書の走りかもしれない。実に丹念に内面を愚直に掘り下げた日本人が好む訓示がちりばめられているなぁ。敬天愛人の4文字が深いなぁ。

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人物・団体紹介

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長尾剛

1962年東京都生まれ。作家。東洋大学大学院文学研究科博士前期課程修了。在学中よりフリーライターとして執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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