「辺境」の誇り アメリカ先住民と日本人 集英社新書ノンフィクション

鎌田遵

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087207736
ISBN 10 : 4087207730
フォーマット
出版社
発行年月
2015年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
鎌田遵 ,  
追加情報
:
254p;18

内容詳細

開拓者精神(フロンティア・スピリッツ)を大義とする白人によって土地を追われたアメリカ先住民と、日本の「辺境」に生きる人びと。
先住民や非合法移民と長く寝食を共にし、「辺境」を渡り歩いた著者が、巨大な「権力」や暴力的な「正義」に抵抗し生きる人々をアメリカと日本に追った、渾身のノンフィクション。

【著者紹介】
鎌田遵 : 1972年東京都生まれ。亜細亜大学専任講師。専門はアメリカ先住民研究。高校卒業後に渡米。アメリカ先住民や非合法移民と寝食を共にし、「辺境」を歩いてきた。カリフォルニア大学バークレー校ネイティブ・アメリカン学科卒業。同大学ロサンゼルス校大学院アメリカン・インディアン学研究科修士課程修了。同大学院公共政策・社会調査研究所都市計画学研究科博士課程修了(Ph.D.都市計画学)。カリフォルニア大学バークレー校社会変革研究所客員研究員(2009年4月〜2011年3月)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • tsubomi さん

    2019.01.06-01.27:東日本大震災後に東北地方の原子力施設と地域住民との関係性に興味を持ち、過去に土地を追われて強制移住させられたアメリカ原住民たちや、福島から避難してきた住民にインタビューをして、それらの話をまとめて考察。絶対に諦めちゃいけないと語るネイティブ・アメリカン。やや強引にまとめている感はあるものの東北人として共感できます。後半は太地町のイルカ漁と庭師としてアメリカで暮らす漁師の話。和歌山の人たちがそれほど多くアメリカに渡っていたとは知らなかったので私にとっては興味深い内容でした。

  • tecchan さん

    辺境と言われる地に住む人々の生き方を追ったルポ。アメリカ先住民から東日本大震災被災地、原発事故避難民、さらに著者の目は、太地町の鯨漁・移民、部落差別まで向かう。大地を追われた民、文化を奪われた民。辺境の民に共通するのは、自然と共生し、自らの文化を大切にすることだと言う。現代社会が忘れようとしている心に訴えかける優れたルポ。

  • sasha さん

    アメリカ先住民と並列して語るのであれば、アイヌやサンカの人々ではなかったのかなぁ。原発事故被災地や反捕鯨団体の標的にされている和歌山県太地町を「辺境」としちゃっていいのか。著者が自身への叱咤激励として受け取った「部落にとってのコロンブスは、天皇制だ。部落差別の歴史の方が、先住民差別より長い」という日本の被差別部落出身者の言葉がなんだか嫌だった。読み手の解釈を考慮しないでこの一文を入れちゃったのかなぁ。

  • BLACK無糖好き さん

    「辺境」で踏みとどまる人達の奮闘の様子に迫る。中でも、メキシコからアメリカに非合法な手段で入国した移民のために、水を詰めたプラスチック容器をアリゾナ南部の国境地帯に置いてまわる、マイクウィルソンさんの活動は興味深く読んだ。やはり砂漠で命を落とす人が多いらしい。又、映画「コーヴ」から関連し、太地町出身のアメリカへの移民の様子や、太地町の原発設置反対運動等も新たに知ることができた。しかし本書のテーマでもあるアメリカ原住民と福島の避難民の境遇を関連づけるのは聊か無理強いの気もする。

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