社会保障と財政の危機 PHP新書

鈴木亘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569847733
ISBN 10 : 4569847730
フォーマット
出版社
発行年月
2020年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
鈴木亘 ,  
追加情報
:
235p;18

内容詳細

感染症の危機、経済の危機の次は、社会保障の危機である。生活保護、医療、介護、年金は、今どのような状況にあり、どのような対策を立てるべきなのか。社会保障研究の第一人者が、「生活保護はいったん受給すると抜け出すのが困難になる。求職者支援制度を活用すべき」「本来毎年少しずつ行うはずだった年金支払額のカットが、17年間で3回しか行われていない」などと問題点を指摘する。さらに、「消費税と社会保障費を切り離せば、消費税減税も可能になり、社会保障改革も進む」と提言。終章ではベーシック・インカムが可能なのかどうかについて検討を行う。

目次 : 第1章 新型コロナ対策と経済をどう両立させるか/ 第2章 戦後最大の経済対策はやりすぎか/ 第3章 「働くと負け」の生活保護制度をどうするか/ 第4章 医療崩壊はなぜ、簡単に起きてしまうのか/ 第5章 目前に迫る介護崩壊/ 第6章 デフレで終了する「年金100年安心」/ 第7章 コロナ禍の中でこっそり通った年金改革法案の謎/ 第8章 消費税減税は実施可能/ 第9章 ベーシック・インカムは実現可能か

【著者紹介】
鈴木亘 : 学習院大学経済学部教授。1970年生まれ。1994年上智大学経済学部卒業後、日本銀行を経て、2000年大阪大学大学院博士後期課程単位取得退学(2001年博士号取得)。東京学芸大学教育学部准教授等を経て、現職。その傍ら、大阪市特別顧問として西成特区構想を担当し、東京都特別顧問として待機児童対策に尽力した「行動する経済学者」。著書に『だまされないための年金・医療・介護入門』(東洋経済新報社、日経BP・BizTech図書賞、政策分析ネットワーク賞・奨励賞)、『健康政策の経済分析』(共著、東京大学出版会、日経・経済図書文化賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Makoto Kondo さん

    コロナ対策から生活保護制度、医療制度、介護崩壊に年金問題、そしてベーシックインカムと、皆が気になる社会保障の各論点についてわかりやすく解説し、自説も展開してくれる良書。介護保険財政問題の解決策として、家庭内介護に報酬を払う案については、なるほどと膝を打った。しかし、消費税の引き下げについては、結局保険料に上乗せされるので、現役世代の負担が増すことになると思うので、保険の思想からすると正しいが、それが招く結果は、ちと受け入れ難いように思う。

  • 佐々木大悟 さん

    コロナ禍の影響を経済・社会保障の視点から解説した一冊。筆者の提言はやや市場万能主義に傾きがちと感じるものの、歴史的な経緯から複雑化しすぎた本邦のシステムの無駄の多さに首肯させられるものでもある。ワタシ達の直面している多くの課題はコロナ禍で突然現れたわけではなく、これまでの改善・改革の機会を悉く見なかった振りを続けてきた結果。ワタシ達はコロナ禍を奇貨とすることができるのか、さらなるどん底まで落ちないと変われないのか。

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