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10の質問で戦略は1時間でつくれる 企業の課題と解決策を見抜く

金巻龍一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784492558065
ISBN 10 : 4492558063
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

立案された戦略が、本当に戦略になっているか(「選択と集中」がおこなわれているか)を問う質問である。戦略であれば、「選択と集中」の犠牲になる領域があるはずだ。元来、戦略は膨張しやすい。戦略策定の初期段階では、「選択と集中」を肝に銘じつつ、いろいろな議論がおこなわれる。その中で、ここも問題とか、ここも対応が必要、となる。結局、選択と集中どころか、戦略は予定調和、八方美人対応になってしまう。これを防ぐには、少人数による短期集中討議しかないように思う。

目次 : 第1章 戦略立案には本当に3カ月かかるのか/ 第2章 ウォールーム―少人数、短期間で実施/ 第3章 ビジョンの意外な戦略性を知る/ 第4章 人材獲得戦略を「南極探検」「建築家の素養」に学ぶ/ 第5章 ジャイキリへの挑戦/ 第6章 経営戦略としての人材を語ろう/ 第7章 DXはIT化の名称変更か、それとも戦略か?/ 第8章 戦略に「実行力」を注入する

【著者紹介】
金巻龍一 : GX代表取締役。元日本IBM常務執行役員。アクセンチュア、PwCコンサルティング、IBM戦略コンサルティンググループ、GCAなどにおいて、20年超にわたり戦略コンサルティング業務に従事。専門は、新規事業開発、B2B営業改革、グローバル戦略、ポストマージャーインテグレーション(PMI)、グローバル人材戦略。2002年にIBMによるPwCコンサルティング買収の際、PwCコンサルティング側統合リーダーを務め、当事者として経営統合を体験。その後、日本IBMにて、10年間にわたり「戦略コンサルティンググループ」を統括。2012年からは日本IBMにおけるグローバリゼーションサービス責任者を兼任。2013年IBM卒業後、内田洋行の特別顧問就任。ワークスタイルコンサルティングの立ち上げに従事。2014年GCA参画。「戦略・PMIサービス」事業の立ち上げに従事。2018年GCA退職後、新規事業開発の専門会社としてGXを設立し、現職。早稲田大学理工学部卒業、同大学大学院修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ぶう

    読了後に知りましたが、著者は元IBMの常務の方なんですね。どんな経営者も自分なりの戦略は皆何かしら持っているもの。それを言語化して引き出すための上手い質問はやはりコンサルならではだろう。外部の人間だからこそ忖度なく発言できるという意味でコンサルという壁打ち相手は必要。「もし、あなたの会社が、今、突如この世から消えたら、誰が悲しむでしょうか?」とてもよい質問であると思った。戦略を決めるときは少人数でというのには納得。確かに皆の意見を聞いてまとめると無難なつまらない結論になってしまうのはよくある話。

  • たくみくた

    23冊目。他人に何かを言い切られると、「そうだっけかな」と脳にスイッチが入る。その結果、自分でさえあまり気にしていなかった心の中の真実が浮かび上がったりする。相手の脳や心の底に眠るアイディアを口に出してもらうための方法は、もちろんこの「言い切り」戦法だけでない。漠然とした話でも、ちょっと工夫をこらせば、議論の効果的な触媒になることがある。そのために、いかに相手の脳に非日常性を与えるかが重要だと思う。 それを実現するための有力な方法のひとつが、問いかけを磨くことだと考えている。

  • Don2

    元PwCトップの方の本。面白い。筆者がCXOレベルと40分膝詰めで議論し、良い戦略を引き出すウォーゲームというサービスで使う質問を紹介する本。CEOが本当にやりたいことを引き出す質問と、事業の本来的な存在価値を問う質問に大分される。私はあんまりCXOと話す機会がなく、普段の仕事も事業を外から見て分析するような仕事が多いので、どちらかというと後者、特に事業の賞味期限を問う様な質問がかなり使えそう。本書としては前者が焦点になっていて、やっぱりえらい人のコミットメントと人材が戦略のキモなのかなあという印象。

  • 中島直人

    読んでいて、コンサルタント業界が感じている危機感、自分達がやっているまやかしがそろそろバレそう…をひしひしと感じる。未だに大金をかけて使えないシステムを何年かおきに買わされるのは止めるべき。付き合わされる社員が可哀想。

  • ゆーき(仮)

    よかったです。質問の羅列ではなくその前提となるマインドを教えてくれます。過程を任せるマネジメントでありたいと思います。

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