外資系コンサルタントの企画力 「考えるスイッチ」であなたの思い込みを覆す

金巻龍一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784492557488
ISBN 10 : 4492557482
フォーマット
出版社
発行年月
2015年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
301p;19

内容詳細

本書は企画のコツを紹介している。コツを数えてみると、アイディアを練ることよりも、周囲を説得する局面でのコツが多い。企画というとアイディアの素晴らしさが決め手と思える。しかし、企画が斬新であればあるほど、組織を動かす、つまり説得し協力を得るのが重要であり、難しい。

目次 : 第1章 焦燥編―企画とはそもそも何なのか/ 第2章 妄想編―「常識のフェンス」から脳を解放しよう/ 第3章 発想編―頭の中にぼんやりと仕切りをつくってみよう/ 第4章 構想編―発想をビジネスに変えていこう/ 第5章 実現シナリオ編―組織の底辺にある感情を武器としよう/ 第6章 企画書とりまとめ編―議論の触媒を準備し決断を求める/ 第7章 説明準備編―「説明」を設計してみよう/ 第8章 説明編―すべては正しく企画を理解してもらうために

【著者紹介】
金巻龍一 : GCAサヴィアンマネージングディレクター。元日本IBM常務執行役員。1984年早稲田大学理工学部卒業、1986年同大学大学院修士課程修了。その後、日本ビクター入社。アクセンチュアを経て、PwCコンサルティングへ。IBMによるPwCコンサルティング買収に際しPwCコンサルティングの日本オフィス側の統合リーダーを経験。日本IBMでは、10年にわたって「戦略コンサルティンググループ」を統括。IBMのグローバル標準マーケティングプロセス「BVAモデル」の開発者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Kentaro さん

    新しい発想とは、今までの常識からすると非現実的な危うさを含んでいる。すぐに了承されるようなアイデアは、古くて使いものにならない。企画や戦略立案において、あるべき姿にとらわれていると、新しい発想にたどり着くのは難しい。過去の成功体験の中で培われてきた常識が存在し、それを基準にした自社の強みを活かそうとすればするほど、既存の事業と大差のない企画しか生まれない。お決まりの「顧客の声」「あるべき姿」を追求せず、自社の商品や新しい技術、新しい能力をもった人材を活用して何か面白い事ができないかなと妄想してみることだ。

  • こうじ さん

    これは良書。素晴らしい一冊。我が意を得たりと言いたいところだけど、著者は何歩も上にも前にも行っていると感じた。自分自身が外資系企業でずっと働いているので、書名に「外資系」と書いてあると、たいてい胡散臭いところを探してしまうんだけども、この本は外資系企業や欧米人に対する妄想も、あっさりと潰してくれている。手もとにおいて、時々読み直して、自分の反省に使いたい本です。おすすめ!

  • ☆ツイテル☆ さん

    フライヤー

  • ハローサン さん

    とにかく参考になった。面白い!コンサルタントというからには、ロジカルでフレームワークとかに整理された内容かと思いきや、内容は現場感溢れる、まさに企画の最前線の臨場感を感じられるものだった。企画という仕事のやりがいや難しさ、それを乗り越えるコツが本全体に数多く散りばめられていてる。「そうそう、そうなんだよなぁ」という自分が抱いていたモヤモヤ感の原因に共感したり、これから企画する上で心がけたい多くのポイントがある。日々実践しながらまた要所要所で読み返したい本だ。

  • かわチラ さん

    タイトルは最近よくある「〜系」ノウハウ本のようだが、中身はかなり骨太。社内、社外に対し何らかの発信をし、それによって人を動かす必要があるときに有効な考え方やフレームワークが充実。「いかに思考するか」に真摯に取り組んだ良書だと思う。

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