世界は数字でできている 数の「超」活用法 新潮文庫

野口悠紀雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101256290
ISBN 10 : 4101256292
フォーマット
出版社
発行年月
2017年06月
日本
追加情報
:
320p;16

内容詳細

「数字を見ると頭が痛くなる」「数字は無味乾燥」と思っていませんか?でも本当は、見慣れた世界を数字という鏡に映してみると、実に多くのことがわかってきます!統計データに潜むトリック、歴史を変えた数字のマジック、数で相手を説得するテクニック、ノーベル賞物理学者お得意の物事のざっくりした見積り方など、複雑極まる現代を生き抜くのに役立つ最強バイブル。

目次 : 第1部 数字は武器になる(説得するには数字を使おう/ 数字のトリック/ 生活空間を数字で見直す/ 経済を数字で把握する/ 地球と宇宙を数字で掴む/ 時間は伸び縮みするか?/ 神秘の数字)/ 第2部 数字を制した者が世界を征した(エニグマを解読せよ/ 数論とeコマースの結婚/ 花の都フィレンツェを作った数字のマジック/ 航海が必要だ。生きることは必要でない)

【著者紹介】
野口悠紀雄 : 1940(昭和15)年、東京生れ。東京大学工学部卒業後、大蔵省(現・財務省)に入省。’72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)取得。一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論、日本経済論。’80年『財政危機の構造』でサントリー学芸賞、’92(平成4)年『バブルの経済学』で吉野作造賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • chiseiok さん

    タイトルにつられて平積みから。著者初読みですが、かの有名なベストセラー超**法シリーズの作者さんだったのですね。自分にとって読書はすべからくエンタテイメントなので、ノンフィクションであってもスリルは重要、いやノンフィクションだからこそスリルが欲しい。「へぇ、そうなんだ…」じゃなくて「えっ、そうなのか!」と感じながら読みたいワケです。残念ながら本作は自分にとっては前者かな。感心させられることは書いてあっても感動させられることは特になく、平たい気分のまま読了。ちょっと賢くなった気はするけど、多分すぐ忘れるw。

  • たらお さん

    週刊新潮に連載されていたものなので、話が多岐にわたる。読みながら数字に強くなりたいとは思うものの、堪え性のない私は未消化のまま先へと読み進めてしまう。そんな中で覚えておきたいこと。位取りの単位は「最初のコンマが千、次が百万、次が十億」・・・年号を西暦への換算。昭和は一律25足せば西暦の下2桁になったが、平成の場合「平成年次1けたの場合88を足すと西暦下2桁」「平成年次2けたの場合、12を引くと西暦の下2桁」これは覚えていられるだろうか?頻繁に使えば思い出すけど、年1,2回の頻度で使うなら忘れそう・・・。

  • 大先生 さん

    円周率πに隠された秘密…「神は、世界を創造したとき、すべての有限なメッセージを、数字の形でπのなかに書き込んだ」という神秘的な話が印象的でした。円周率は無理数であって、同じ数列の繰り返しにはならない。そのため、「どんな数字の列を持ってきても、それが有限である限り、必ずπのどこかに存在しているのではないか」。そうすると、文字は数字コードに置き換えられるので、どんな文章を書いても、πの中に存在することになるのでは?という話のようです。文系人間でも、ある程度楽しく読める一冊でした(笑)。

  • tnyak さん

    数字をテーマとしたエッセイ集。暗号解読からネット社会のセキュリティ、2種の食糧自給率、シカゴにいるピアノ調律師数の推定法など、興味深い話が多数掲載されています。「文系こそ数字にこだわるべきだ」「数字なき理念は空虚だ」という主張、全く同感です。

  • Rammstein さん

    要約すると、「数学や数字をキライキライするんじゃなくて、もっと親しみを持てばトリックに気付けるかもよ」ということが主題。数字のトリック(経済数値など)や数学上の活用(フェルミ推定や保険リスクなど)を例に挙げ、技術の理系数学から経済活動の文系数学への発展を推奨している。

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人物・団体紹介

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野口悠紀雄

1940年、東京に生まれる。63年、東京大学工学部卒業。64年、大蔵省入省。72年、エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学教授などを経て、一橋大学名誉教授。専攻は日本経済論(本データはこの書籍が刊行

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